シラバス参照

授業科目の概要

科目名称 人文情報学 
科目ナンバリング・コード KED-ASC2931J 
担当教員

藤田 郁

更新日付 2025/04/18 14:33
授業科目区分 高年次基幹教育科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年 2年生以上 
必修選択  
単位数
開講年度 2025 
開講学期 前期集中 
曜日時限 前期集中 その他 その他
教室  
開講地区 伊都地区



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
1. 人文情報学(デジタルヒューマニティーズ)とはどのような学術分野かを理解し,説明することができる。
2. 人文情報学分野の扱っている研究対象や手法に関する専門知識を習得する。
3. 人文情報学の手法を用いて得られる知見と先行研究の知見を取り合わせ,相補的に論じることができる。 
授業科目の目的(英語)
1. Understand what the Digital Humanities (DH) is, and explain what it is using your own words.
2. You will learn and gain the knowledge of research objectives and methods employed in the field of DH.
3. Derive your own idea by combining the knowledge from previous studies and the results from the DH approaches. 
キーワード
デジタル人文学,量的研究,Digital Humanities, quantitative research/analysis 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
   
   

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ  
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
演習
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
問題・課題解決型学習(PBL等)
遠隔授業
対面授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
スライド資料
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
テキスト
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 人文情報学とはどのような分野なのか?  1-1. 「情報学」とはどのような分野なのか?
1-2. 従来の「人文学」研究はどのようなものか
1-3. 人文学と情報学を掛け合わせることの意義
1-4. 人文情報学で行われている研究やその成果:公開されているデータベースの紹介 
授業内容の復習,まとめ 
2 データベースとアノテーション  2-1. 1-4で紹介したデータベースを実際に利用する。
2-2. アノテーション,メタデータについて 
授業内容の復習,まとめ 
3 テクスト分析演習 1(オンラインツール)  3-1. 既存のオンラインツールを使ったテクスト分析
3-2. テクスト分析でよく使われる用語や指標(述べ語数,異なり語数,ドキュメントの長さ,語彙密度,平均文長,読み易さの指標,特徴語,n-gram,共起等) 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
4 テクスト分析演習 2(前処理)  4-1. 分析対象を電子データ化する。(英語データ)
4-2. 分析対象を電子データ化する。(日本語データ)
4-3. 正規表現 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
5 テクスト分析演習 3(前処理)  5-1. 分かち書き・形態素解析 (日本語データ)
5-2. ステミング(レマ化)(英語・日本語データ) 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
6 テクスト分析演習 4 (前処理)  6-1. 品詞タグとはなにか
6-2. 品詞タグ付け(英語・日本語データ) 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
7 テクスト分析演習 5 (頻度)  7-1. 既存の大規模コーパスで頻度を調べる
7-2. 素頻度と相対頻度 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
8 テクスト分析演習 6 (頻度)  8-1. ジャンル(レジスター)間の比較: マン・ホイットニーのU検定,対数尤度比,MI-Score  授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
9 テクスト分析演習 7(頻度)  9-1. 頻度表を作成(英語・日本語)
9-2.作成した頻度表を考察する(記号の扱い,機能語と内容語,ストップワード) 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
10 テクスト分析演習 8 (キーワード等)  10-1. ワードクラウド
10-2. 共起ネットワーク
10-3. TF-IDF 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
11 テクスト分析演習 8 (機械学習)  11-1. 階層的クラスタリングについて
11-2. 階層的クラスタリング実践
11-3. 階層的クラスタリング結果の考察 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
12 テクスト分析演習 9 (機械学習)  12-1. コレスポンデンス分析
12-2. コレスポンデンス分析実践
12-3. コレスポンデンス分析結果の考察 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
13 テクスト分析演習 10 (機械学習)  13-1. トピックモデル
13-2. トピックモデル実践
13-3. トピックモデル結果の考察 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
14 テクスト分析演習 11 (LLM)  14-1. LLMを使ったテクスト生成
14-2. LLMを使ったテクスト分析 
授業で扱った手技の復習,結果のまとめ 
15 まとめ  15-1. 人文情報学と従来の人文学の融合  授業内容の復習,まとめ 
備考
授業ではコンピュータ端末を使用します。ご自身のノートパソコン(と充電機器)を毎授業必ず持参してください。 

授業科目の成績評価の方法について

レポート
(授業内で実践し,得られた分析結果と考察をまとめる):60% 
授業への貢献度
40% 

授業科目に関する学習相談について

合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


PAGE TOP