履修条件
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MOT関連科目だが、理系のバックグラウンドは必須ではない。企業戦略、イノベーション・マネジメント等を履修しておくことが望ましい。
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授業概要
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近年、様々な社会課題を大胆な方法で解決に導くことを目指す大学発スタートアップへの関心が高まっている。従来の延長線上にはない革新的な事業創造において、大学や公的研究機関が生み出す研究成果を事業化する産学連携の役割は極めて重要である。 このとき、アーリーな段階にある技術の将来価値を見積もることは難しく、その商業化の道のりも不確実性が高い。ゆえに、それを担う人材には高いアントレプレナーシップが求められる。 本講義では、大学等で生み出された研究成果からイノベーティブな事業を創造するために必要な体系的知識を理解しそれを実行できるスキルを獲得する。そのため、大学や公的研究機関が有する実際の技術シーズを用いて、事業機会の評価(Idea Evaluation)や参入すべき市場の特定、価値提案の明確化等を踏まえて市場参入戦略を立案する演習を重視する。 本講義は、大学発スタートアップの起業を志向するアントレプレナーに加え、大学等の技術を用いて新規事業を立ち上げる企業経営者や新規事業担当者、大学の産学連携部門・TLO等のスタッフ、地域の産学官連携を支援する行政マンを対象とする。
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In this course, you learn methods for evaluating how technological invention can be commercialized. Building on a foundation of actual ideas from the university, study the theory and practice involved, with a focus on examination of go-to-market strategy with patenting, licensing, and startups.
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授業形態 (項目)
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■ 講義・演習 ■ グループワーク・ペアワーク ■ プレゼンテーション ■ ディスカッション □ PBL/TBL
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授業形態 (内容)
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○(講義)授業担当教員・ゲストによる解説に加え,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。 ○(演習)事前に学修した基礎的な知識を基に,特定の題材や問題を取り上げて,さらに知識等を深めていく形態で,学生が主体的に考える学修姿勢が求められます。 ○ (グループワーク)学生同士でグループを作り,学生同士で話し合って課題等を進める授業の方式です。 ○ (プレゼンテーション)特定の課題等に対する自身の意見や考えを取りまとめ,複数の学生の前で発表し,質疑応答をする形式の授業があります。 ○ (ディスカッション)特定のテーマに関して複数人で議論をする授業があります。テーマに沿って自身の意見を整理し,その内容を他の学生に伝えることや,他の学生の意見に対して,賛成なのか,あるいは反対なのか自身の立場を示し,その理由とともに自身の意見を再構築し,他の学生との合意点を探ることが求められます。
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使用する教材等
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全体の教育目標
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大学や公的研究機関で生み出された研究成果を活用したイノベーティブな事業創造に必要な体系的知識とスキルを習得する。
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個別の教育目標
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不確実性の高い技術商業化の局面において価値創造を実現するマネジメント手法について学ぶとともに、演習を通じて実践的スキルを習得する。
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授業計画
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第1回 ガイダンス(技術商業化とアントレプレナーシップ) 第2回 技術商業化の事例分析と技術起点の事業アイデア考案 第3回 事業アイデアの考案とチーム組成 第4回 技術による価値提案と市場機会の探索 第5回 ターゲット顧客を深く知る 第6回 機能と価値をつなぐロジック 第7回 技術を起点とした事業の価値提案を支える「コア」と「モート」 第8回 産学連携における知的財産 第9回 これまでの検討要素を踏まえた事業の競争的ポジショニング 第10回 技術の開発状況とプロトタイピング 第11回 中間発表とメンタリング(※2コマ連続で実施) 第12回 ベンチャー・アセスメント 第13回 ベンチャー・アセスメント 第14回 技術商業化演習の最終発表会 第15回 技術商業化演習の最終発表会
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キーワード
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技術商業化、アントレプレナーシップ、産学連携、技術経営(MOT)
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授業の進め方
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九州大学等が保有する実在の技術シーズを用いて、その商業化の可能性を見出す実践的な演習をチームを組成して段階的に進めながら、そのステップごとに必要な知識やスキルを獲得する。※本講義はQRECとのダブルコード科目なため、QBS以外の他学府院生が受講する場合がある。また、DBEXサーティフィケートに必要な選択必修科目である。
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テキスト
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参考書
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◎ビジネスクリエーション(ビル・オーレット著、2014年、ダイヤモンド社)¥2,750 ○アイデア・エバリュエーション(S・オーレンゲ著、松永正樹訳、2017年、九州大学出版会)¥2,200
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学習相談
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試験/成績評価の方法等
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・平常点・・・50%(課題の提出、授業での発言等) ・演習点・・・50%(最終発表会の得点にチーム内の貢献度を加味)
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その他
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添付ファイル
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更新日付
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2024/12/27 09:14
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