授業科目の目的・目標・履修条件について
|
授業科目の目的(日本語)
|
|
本講義では,「自分のアイディアを形にする」をコンセプトとして,自分でアイディアを考え,アイディアをデザインして,デザインを基にプロダクトを作ってもらいます. 具体的には,QREC工房に設置してある3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を利用して,プロダクトを作る講義をハンズオン形式で行います. 受講者は,2~3人のグループを組んで、グループでディスカッションを行いながらプロダクトを制作します. グループワークやプロダクト制作を通じて,トライアンドエラーを繰り返しながら,短い期間で自分のアイディアとプロダクトを評価するラピッドプロトタイピングのプロセスを身につけてもらいます.
本講義は,通常の講義と異なり,変則的な日程の集中講義形式で行われるので注意してください. 1週目は,Tinkeringがテーマです。つまり、いろんなものをいじってみながら、何ができるか自分の引き出しを広げていくことをやります。この背景にあるのは「体験」です。体験がなければ、創造の幅も広がりません。3Dプリンターやレーザー加工機、CAD、電子工作などの道具を利用して,自分のアイディアを形にします.この週は、アート的な思考をベースにものづくりをしていきます。 2週目は,Prototypingがテーマです。つまり、アイディアという仮説を検証するためのプロトタイプを作ります。この週は、デザイン的な思考をベースにものづくりをしていきます。 全ての週で,自分のプロダクトを作って,作業日誌とプロダクトを提出する必要があります.
なお.本講義では,講義中の様子を写真や映像として,ウェブサイトや論文に掲載する可能性がありますので,写真や映像の掲載に関して承諾していただける事を前提としています. また,デジタルファブリケーションにおける教育研究のために,講義中のテスト結果,作業日誌の内容,アンケート結果,パソコンの操作記録などの学習データを分析し,個人が特定されないように処理した上で,学会や研究会に公表する可能性がありますので,学習データの取り扱いに関して承諾していただける事を前提としています.
|
|
|
授業科目の目的(英語)
|
|
|
|
キーワード
|
|
クリエイティビティ、アート的思考、デザイン的思考、デジタルファブリケーション、3Dプリンター、レーザー加工機、電子工作、CAD
|
|
|
履修条件
|
|
|
|
※
|
学位プログラムの学修目標
|
授業科目の到達目標(評価の観点)
|
|
主
|
1KED-GES20:A-1. (主体的な学び)深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。 1KED-GES20:A-2. (協働)多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。
|
新しい価値を生み出していくためには,頭の中にあるアイディアを形にしていく必要があります.本講義では,3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を利用して,アイディアを形にしてく手法を学びます.講義での演習を通じて,新しい価値を有するプロダクトを創造していく能力を身につける事を目指します.
|
|
従
|
|
デジタル工作機械を利用してアイディアを形にできる技術を体得できている.
計画,制作,評価を短い期間で回しながら,プロダクトを改善してくことができている.
|
|
※学修目標と授業科目の結びつきの強さ
|
カリキュラム・マップ
|
|
|
|
ルーブリック
|
|
|
授業科目の実施方法について
|
授業の方法
|
|
|
|
教授・学習法
|
|
グループ・ディスカッション
グループワーク・ペアワーク
プレゼンテーション
|
|
|
遠隔授業
|
|
|
|
Moodleコース情報
|
|
|
|
使用する教材
|
|
|
|
教材の配布方法
|
|
|
|
テキスト
|
|
|
|
授業計画
|
|
授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。 1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安) (講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間 (実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
|
|
|
授業のテーマ
|
授業の内容(90分授業=2時間)
|
事前/事後学修の内容
|
|
1
|
ガイダンス
|
講義の説明や概要 クリエイティビティとアート的思考
|
なし
|
|
2
|
Product Design
|
3Dプリンターとレーザー加工機の使い方
|
なし
|
|
3
|
CAD
|
CADを使ってプロダクトデザインの方法
|
なし
|
|
4
|
電子工作
|
電子工作を行うためのハードウェア、プログラミング、機械学習について理解する。センサー等の機器の機能を理解する。
|
工房の道具を使用してTinkeringを実施する。
|
|
5
|
自分事と社会事
|
アートとデザインについて(自分事から社会事へ) LeadershipとFollowershipについて
|
なし
|
|
6
|
仮説検証の準備
|
プロトタイピングを行う意味 プロトタイピングの種類
|
仮説検証を実施してみる
|
|
7
|
Final Project Presentation 1
|
最終課題作品の発表を行う.
|
これまで学んできた内容を活かして,自分のアイディアを最終課題作品として形にすること.
|
|
8
|
Final Project Presentation 2
|
最終課題作品の発表を行う.
|
これまで学んできた内容を活かして,自分のアイディアを最終課題作品として形にすること.
|
|
|
備考
|
|
毎週の提出する必要がある作品と作業日誌を作成するための時間は,講義中には取らないので,講義外の時間で,QRECの工房を利用して作品を制作すること.
|
|
授業科目の成績評価の方法について
|
定期試験
|
|
|
|
小テスト
|
|
■小テスト:(20点 = 10点 x 2週) 1週目,2周目に,デジタル工作機材の取り扱いに関するテストを行います. (このテストは,満点を取らないと,機材を使うことができません.テストの受け直しは何度でも可能です.)
|
|
|
レポート
|
|
■作業日誌:(60点 = 20点 x 3週) 毎週,自分が行った工作の内容を作業日誌に記録します.この作業日誌の内容を評価します.
|
|
|
発表
|
|
■最終作品の発表:(20点) 最終作品は,最後の講義の際に発表してもらいます.この最終作品の内容を評価します.最終課題作品の発表及び提出は必須です.最終課題作品を発表及び提出しない場合,単位を認めません.
|
|
|
備考
|
|
|
授業科目に関する学習相談について
|
担当教員による学習相談
|
|
QRECの工房で,TAの方がサポートしてくださるので,TAの方の時間を確認してください.
|
|
|
合理的配慮について
|
|
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
|
|
|
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP
|
|
https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html
|