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授業科目の概要

科目名称 アントレプレナーシップ・会計/ファイナンス基礎 
科目ナンバリング・コード KED-ASD2241J 
担当教員

飛田 努

更新日付 2024-04-01 09:40:35.366
授業科目区分 高年次基幹教育科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年 2年生以上 
必修選択  
単位数
開講年度 2024 
開講学期 秋学期 
曜日時限 秋学期 火曜日 1時限
教室  
開講地区 伊都地区
授業科目に関する特筆事項
【講義日】 毎週火曜1限目
10/8、10/15、10/22、10/29、12/5、11/12、11/19、11/26

【教室】
未定

【学部生履修登録】
基幹教務課が定める期間・方法で受付予定

【大学院生履修登録】
QRECのHPより受付予定
https://qrec.kyushu-u.ac.jp/lecture/steps/

※院生が所属先により単位の取り扱いが異なりますので、事前にご所属先の教務課に確認した上で申請してください。 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
本講義では企業家にとって必要な,事業活動と数値を結びつけて考える「会計思考」を身につけることを目的とする。そのため,企業はどのようにして事業活動を行うのか,事業活動がどのようにして数値に落とし込まれていくのか,どのような場面で数値を用いた判断が必要なのかといった一連のプロセスを学習する。主にケーススタディを中心とし,VTRやディスカッションを行いながら,実際の企業がどのように「会計思考」を用いているのかについて学習する。 
授業科目の目的(英語)
キーワード
会計思考,経営戦略,簿記・会計,株主資本利益率,,キャッシュ・フロー,資本コスト 
履修条件
なし 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
1KED-AS20:A-1. (主体的な学び)深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
1KED-AS20:A-2. (協働)多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。 
講義は「ファイナンス」と名前が付いているが,講義の軸となる理論は多岐に渡る。ここでは,主として簿記・会計学,経営戦略論と基礎的なファイナンス理論を用いて,企業活動が会計数値(財務諸表)によってどのように表現されるのか,そうした数値と経営戦略がどのように結びついているのかを知ることにより,「企業経営の全体性」をイメージできるようにする。 
  基本的な会計スキル(財務諸表分析)を用いて,自らで企業の経営分析を行うことができるようにする。これにより,企業がどのようにしてさまざまな意思決定を行っているのかを理解する。 

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ  
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
演習
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
問題・課題解決型学習(PBL等)
グループ・ディスカッション
グループワーク・ペアワーク
プレゼンテーション
遠隔授業
対面授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
教科書・参考書・印刷資料
スライド資料
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
テキスト
特に指定しない。 
参考書等
桜井久勝(2024)『財務諸表分析(第9版)』中央経済社,日本経済新聞社『財務諸表の味方(第14版)』日本経済新聞出版,太田康広(2018)『ビジネススクールで教える経営分析』日本経済新聞出版 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 イントロダクション:本講義の目的  財務諸表を読むことで見えてくる企業の現状,課題がいかなるものかを理解する基礎的なアプローチについて学習するとともに,本講義の概要ならびに進行について説明する。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 
2 財務諸表の構造と見るべきポイント  財務諸表(貸借対照表と損益計算書)の構造について解説する。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 
3 経営戦略論/マーケティング論の基礎的な知識  経営戦略論・マーケティング論などで用いられる基礎的な知識を用いて,企業経営の一連のプロセスと財務諸表の関連性について学習する。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 
4 経営戦略・マーケティング戦略がいかにして財務数値に反映されるか?  財務諸表を読むためには基礎的な会計学の知識が必要である。そうした知識と実際の企業行動がどのように結びついているのかを理解する。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 
5 会計学的視点と経営学的視点の統合(1)  事例研究を用いて,これまでのの内容を復習する。今回はVTRと企業のWebなどに公開されている情報などを参考にしてケース企業に関連する情報をインプットする。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。グループワークを実施する。 
6 会計学的視点と経営学的視点の統合(2)  グループディスカッション・プレゼンテーションをもとに,それぞれのグループで得た知見を共有し,財務諸表分析が単一的な答えのみを求めるものではないことを確認する。  事前にグループワークを実施し,事後的に学んだ内容を講義に基づいて復習する。 
7 企業の総合力を測定する  企業の総合力を測定する指標として資本利益率について学習する。また,資本利益率を複数の指標に分解する「デュポンシステム」についても講義する。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 
8 企業価値評価理論と講義まとめ  ここまでの講義をもとに,応用的論点として企業価値評価の基礎的理論について解説する。また,講義のまとめを行う。  Moodle等で指定した課題を事前に実施する。また,講義で学んだ内容について復習する。 

授業科目の成績評価の方法について

レポート
レポート(50%) 
発表
グループディスカッションを行った上で企業分析の結果をプレゼンテーションする(40%) 
その他
講義でのディスカッション・質疑応答・コミュニケーションペーパー(10%) 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
非常勤なのでメール(ttobita@fukuoka-u.ac.jp)あるいはFacebookで問い合わせを受け付ける。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


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