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講義科目名 融合・越境リテラシー 
科目ナンバリングコード KED-SSD5211J 
講義題目
融合・越境リテラシー 
授業科目区分 展開科目 
開講年度 2023 
開講学期 春学期 
曜日時限 春学期 金曜日 1時限
春学期 金曜日 2時限
必修選択 選択 Elective 
単位数
担当教員

加留部 貴行

開講学部・学府 大学院基幹教育科目 
対象学部等 全学府 All Graduate School 
対象学年 大学院生 Graduate Students 
開講地区 大橋地区
その他
(自由記述欄)
・基本的に1限・2限連続で行います。
・統合新領域学府や他学府の学生との交流・融合や自身の領域からの越境を求める学生の参加を歓迎します。
・必ずMoodleからコース検索し、登録してください。
https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=49008 



履修条件
履修登録は授業の第3回(4月21日)開始前までに必ず済ませておいてください。なお、第5回(4月28日)以降からの登録と参加は原則として認めません。また、授業の構成上、第3回以降は授業開始時間から15分以上遅れての参加は出席とは認めず、その回は欠席扱いとします。 
授業概要
昨今、日常のコミュニケーションの圧倒的不足状況の中で、その解消をしつつ、自律分散型の組織づくり、意思決定力の向上など、多様な人の感情や感覚を大切にした「感性」(よりよく生きるための機能)を意識しながら問題解決や合意形成を図る際に、人とつながりながら自発的に行動することが経済界や地域社会からの強いニーズとして求められています。特に、複合化する今日的社会ニーズに向き合う際の多様な人々による「対話の場づくり」は急務です。
そこで、教育、行政、地域、企業とあらゆる組織や集団において、協働(共働)という知的相互作用を活性化し、集団による問題解決、アイデア創造、合意形成、学習、変革、自己表現・成長等の知的創造プロセスを支援し促進していく「ファシリテーション」が重要性を増しています。
この授業では、ファシリテーションの基礎をワークショップ形式の演習を通じて相互作用が起こる現場を体験しながら体系的に学び、参加者の潜在能力を見える形で引き出していくことで、多様性の中での融合・越境をめざしたプロジェクト型の演習に必要な能力を身につけます。
社会の構成員のひとりとしての役割を果たしつつ、組織運営や意思決定に対して好影響を与えられるような視座を持ち、人と社会の意識改革を支援していくものとしたいと考えています。 
Facilitation skills help us to encourage collaboration, problem-solving, creation of an idea, building consensus, learning, innovation and self-expression. It works in a wide variety of organizations and groups: in a school, a company, a government and in a community. Behind the increasing importance of Facilitation, it is strongly required from the business and community to act autonomously while connecting with people, when we try to solve problems and build consensus in a group. In this age of diversity, it is an urgent matter to create a "dialogue place" by diverse people in face-to-face social needs.In lectures, learn theory of Facilitation, meanings, needs and impacts. Also learn skills for creating “open space”, building interpersonal relationship, organizing/visualizing discussion, and building consensus. Variety of exercises brings practices and reflections, which are designed to feel the dynamics of Facilitation. 
授業形態
(項目)
■講義・演習
■ペアワーク・グループワーク
■ディスカッション
■振り返り
※原則対面での授業を予定しています。感染状況等によりZoomで実施します。
※プログラム構成上、対面にZoomを併用するハイブリッドでの実施は行いません。参加者全員が対面もしくはZoomの環境で行います。 
授業形態
(内容)
講義・演習、ペアワーク、グループワーク、ディスカッションなどを組み合わせて行います。
講義・演習では、ファシリテーションの理論、意義、必要性、効果などを知り、必要とされるスキル(安心安全な場づくり、対話によるコミュニケーション、議論の可視化、論点の構造化、分かち合いなど)の概要について学びます。また、多様なペアワーク、グループワークやディスカッションなどを通じてファシリテーションが行われる場の醍醐味を体験・体得し、適宜振り返りを行いながらプロジェクト・チーム・ラーニング(PTL)などのプロジェクト型演習の企画、進行、運営などへの具体的な応用につなげます。 
使用する教材等
教科書は特にありませんが、適宜講義などで資料配布するとともに、参考図書を提示します。
メインの参考図書は『参加したくなる会議のつくり方』(加留部貴行/ぎょうせい)です。
参考リンクとして (特活)日本ファシリテーション協会 https://www.faj.or.jp/ を参照ください。 
全体の教育目標
・ファシリテーションの概要を理解し、多様な現場で実践できるようになる。
・チームで活動する際のスキルを理解し、多様性を意識して実践できるようになる。
・対話を通じて他者と融合していく中から、越境学習への第一歩を踏み出せるようになる。 
個別の教育目標
・ファシリテーションの概要を理解し、多様な現場で実践できるようになる。
・チームで活動する際のスキルを理解し、多様性を意識して実践できるようになる。
・対話を通じて他者と融合していく中から、越境学習への第一歩を踏み出せるようになる。 
授業計画
第01回 4月14日 1限(■)オリエンテーション/これまでの経験の振り返り
第02回 4月14日 2限(■)ファシリテーションとは/ファシリテーションとは、チームとは
第03回 4月21日 1限(■)準備の基本①/ソフト要素(事前準備、アイスブレイクなど)
第04回 4月21日 2限(■)準備の基本②/ハード要素(空間配置、小道具など)
第05回 4月28日 1限(■)対話の基本①/対話の必要性、言語・非言語ワーク
第06回 4月28日 2限(■)対話の基本②/対話の実際(ワールド・カフェ)
第07回 5月12日 1限(■)可視化の基本①/カードワーク、ボードワーク
第08回 5月12日 2限(■)可視化の基本②/可視化トレーニング
第09回 5月19日 2限(■)ファシリテーションの現場から/質疑応答、事例紹介など
第10回 5月26日 1限(■)合意形成の基本/コンセンサスワーク
第11回 5月26日 2限(■)問いづくりの基本/問いづくりワーク
第12回 6月02日 1限(■)振り返りの基本①/会議観察
第13回 6月02日 2限(■)振り返りの基本②/振り返りワーク
第14回 6月09日 1限(■)総合実践ワーク/ファシリテーター総合実践ワーク
第15回 6月09日 2限(■)総括~さらなる実践のために/融合・越境に向けた総括振り返り
※「■」は対面、「○」はオンライン(Zoom)です。対面はオンラインに変わる可能性もあります。 
キーワード
ファシリテーション/チーム/会議/準備/対話/可視化/合意形成/振り返り/協働(共働)/連携/融合・越境 
授業の進め方
講義・演習、ペアワーク、グループワーク、ディスカッションなどを組み合わせて行います。
講義・演習では、ファシリテーションの理論、意義、必要性、効果などを知り、必要とされるスキル(安心安全な場づくり、対話によるコミュニケーション、議論の可視化、論点の構造化、分かち合いなど)の概要について学びます。また、多様なペアワーク、グループワークやディスカッションなどを通じてファシリテーションが行われる場の醍醐味を体験・体得し、適宜振り返りを行いながらプロジェクト・チーム・ラーニング(PTL)などのプロジェクト型演習の企画、進行、運営などへの具体的な応用につなげます。 
テキスト
教科書は特にありませんが、適宜講義などで資料配布するとともに、参考図書を提示します。
メインの参考図書は『参加したくなる会議のつくり方』(加留部貴行/ぎょうせい)です。
参考リンクとして (特活)日本ファシリテーション協会 https://www.faj.or.jp/ を参照ください。 
参考書
教科書は特にありませんが、適宜講義などで資料配布するとともに、参考図書を提示します。
メインの参考図書は『参加したくなる会議のつくり方』(加留部貴行/ぎょうせい)です。
参考リンクとして (特活)日本ファシリテーション協会 https://www.faj.or.jp/ を参照ください。 
学習相談
適宜受け付けます。まずは事前にメールでご相談ください。その場合は下記アドレスに連絡をしてください。その後、可能な限り対面で直接お話しをお伺いいたします。
 karuchan@nifty.com 
試験/成績評価の方法等
授業の性格上、試験は行いません。代わりに理解度や活用度を判定するために、レポート等の成果を総合して評価します。最終的な成績は、授業への取り組み・参加度60%、レポート等の成果40%に授業への学習態度などを加味して評定を行います。
なお、レポート未提出者は成績評価の対象としませんのでご注意ください。 
その他
■クラス内の方針
<障がいをもつ学生への支援>
障がいのある学生は速やかに担当教員へ申し出てください。学習を支援できるようなクラス環境や授業方法について検討します。
<受講者の学習権>
他の受講者の学習環境を阻害するような行動をとる者に対しては履修を取り消すように求めることがあります。
<その他>
クラスは私的空間ではなく公的な空間です。公的な空間では社会的マナーやルールを守ることが求められます。この点を自覚し大人の態度で各自授業に臨んでください。 
添付ファイル
更新日付 2023-04-12 10:02:44.49


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