履修条件
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本講義と併せて環境エネルギー政策Ⅰを受講することが望ましい。
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授業概要
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九州大学は2018年10月に伊都キャンパスへの移転を完了した。これまで伊都キャンパスを環境共生型キャンパスとして構築することを目指した九大新キャンパス生物多様性保全事業が移転事業と併せて推進されてきたのであるが、新たな環境面の課題も明らかになっている。本講義では、東アジア及び九州地域の環境・エネルギー問題についての基礎知識を習得すると共に、伊都キャンパスの生物多様性保全事業と周辺地域の環境課題を素材に、同事業と周辺地域が直面する課題を明らかにする。受講者は課題解決のための政策立案「九州大学新キャンパス並びに周辺地域環境プラン」(以下「新キャンパス環境プラン」と略す)を行い発表する。
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Learn basic knowledge on the environment and energy issues in East Asia and the Kyushu region. As a practical task, understand Kyushu University’s biodiversity conservation project on the New Campus and environmental issues in the surrounding areas. Thereafter, students will formulate policies that resolve issues and make presentations.
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授業形態 (項目)
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■ 講義・演習 ■ 学内外実習 ■ プレゼンテーション ■ ディスカッション
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授業形態 (内容)
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講義:授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり、時折、学生との問答を通じて、関連の知識を深める。 演習:講義で学修した基礎的な知識を基に、九州地域の環境、保健医療、農業などの課題を取り上げ、さらに知識等を深めていく。講義とは異なり、学生が主体的に考える学修姿勢が求められる。 プレゼンテーション:「新キャンパス環境プラン」(内容は授業で説明します)を外部招聘講師と複数の学生の前で発表し、質疑応答をする形式の授業があります。 ディスカッション:上記の「新キャンパス環境プラン」に関して複数人で議論をする授業があります。テーマに沿って自身の意見を整理し、その内容を他の学生に伝えることや、他の学生の意見に対して、賛成なのか、あるいは反対なのか自身の立場を示し、その理由とともに自身の意見を再構築し、他の学生との合意点を探ることが求められます。 野外実習(フィールドワーク):伊都キャンパス生物多様性保存ゾーンを訪問し、生態系観察とゾーン運営にご協力いただいている環境NPO団体関係者との交流を行います。
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使用する教材等
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板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料
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全体の教育目標
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東アジアと九州地域の環境・エネルギー問題に関する生態学的な評価・分析と、問題解決に向けた工学的アプローチに関する基礎知識と政策立案能力の習得を全体の教育目標とする。
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個別の教育目標
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①受講者が環境エネルギー政策の基礎知識を習得し、それを将来の政策立案・実践等で活用でき るようになる。 ②受講者が東アジア及び九州地域の環境・エネルギーの諸課題における科学技術イノベーション政策が立案できるようになる。
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授業計画
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以下の授業計画は2023年4月4日段階の予定です。なお授業開始は午後6時30分からです。
第1回~2回(4月13日と4月20日) ガイダンス/「地球環境問題の30年-リオサミットからリオ+20へ」(小林) 第3回(4月27日)「九州大学伊都キャンパス生物多様性保全事業の達成と課題」(矢原 徹一 九大名誉教授) 第4回(5月11日)「伊都周辺地域からの問題提起」(平野 照実 理事 福岡グリーンヘルパーの会) 第5回(5月18日)「九大伊都キャンパスの環境問題」と「新キャンパス環境プラン」の趣旨と作成について(小林) 第6回(5月20日)「九州大学伊都キャンパス生物多様性保全ゾーン見学観察会(この回のみ学外実習のため5月20日土曜日の午前10時から正午まで実施予定)」 第7回(5月25日)「グリーンイノベーション政策とは―グリーンイノベーションの工学的課題」(小林) 第8回(6月1日)「伊都周辺地域の持続可能性のための工学的課題」(島岡 隆行教授 工学研究院) 第9回(6月8日)「九州大学環境報告書2022の特色」(九州大学環境安全センター) 第10回(6月15日)「福岡市におけるエネルギー・環境産業の振興」(福岡市 経済観光文化局 新産業振興課) 第11回(6月22日)「環境マネジメントシステム(EMS)と環境経営」(小林) 第12回(6月29日)「EMS構築演習」(小林) 第13回(7月6日)「環境未来都市と超スマート社会の実現」(小林) 第14回(7月13日)2022年度受講者による「新キャンパス環境プラン」発表と交流 第15回(7月20日)「新キャンパス・周辺地域環境プラン」発表・講評
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キーワード
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生物多様性、環境共生型キャンパス、グリーンイノベーション、再生可能エネルギー、環境マネジメントシステム(EMS)、九州大学環境報告書
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授業の進め方
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授業の進め方として、環境エネルギー政策課題の認知、政策立案に必要な知識、方法論の習得のための講義並びに解決策立案のためのディスカッションを行う。
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テキスト
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参考書
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D.Hメドウズ他『成長の限界』ダイヤモンド社、ハーマン・E・デイリー『持続可能な発展の経済学』みすず書房 他
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学習相談
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試験/成績評価の方法等
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出席(30%)、積極的参加(30%)、「新キャンパス・周辺地域環境プラン」の作成(40%)
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その他
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毎年、5月から6月の土曜日に、野外実習として九大伊都キャンパス生物多様性保存ゾーンの現地見学観察会を実施しています。その際には、九大と連携して生態系保全に携わるNPO団体との交流も行っています。詳細は添付ファイルを参照されたい。今年度は5月20日(土)の午前10時から正午に実施予定です。 また2018年度は福岡市の「水素リーダー都市プロジェクト」で開設された水素ステーションの見学会を行いました。2019年度と2020年度は福岡市の上記プロジェクト担当者の特別講義を実施しました。2023年度も福岡市との同様な交流を予定しています。 なお対面講義の教室は、伊都キャンパス・センターゾーンの共進化社会システムイノベーション施設3階の332セミナー室を使用する。
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添付ファイル
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更新日付
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2023-04-10 10:26:06.208
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