シラバス参照

講義科目名 ディベート 
科目ナンバリングコード KED-COS5123W 
講義題目
ディベート 
授業科目区分 基幹科目 Core Subjects 
開講年度 2023 
開講学期 後期集中 
曜日時限 後期集中 その他 その他
必修選択 選択 Elective 
単位数
担当教員

井上 奈良彦

久保 健治

蓮見 二郎

開講学部・学府 大学院基幹教育科目 
対象学部等 全学府 All Graduate School 
対象学年 大学院生 Graduate Students 
開講地区 伊都地区
その他
(自由記述欄)
開催日時:10月21日(土)10~18時
教室:センター1号館3階1303教室
履修登録期間中に学生ポータルシステムから履修登録を行ってください。

なお、この授業は「JDA九州ディベートセミナー」「九州大学アクティブラーニング教室」と合同で開講します。九州大学大学院生以外の受講者も聴講、参加として参加可能です。午前の講義は40名程度最大。午後のディベート実践への参加人数は25人程度を最大とします。

下記は2022年度の内容に基づくものであり、今後修正する可能性があります。 



履修条件
本プログラムの主な対象者

基礎演習などでアクティブラーニングを実施する事になった方
ゼミや講義などでディベートを取り入れたいと思っている方
その他、ディベートを教育活動に取り入れたいと考えている方 
授業概要
本講義では、議論技術を獲得することを目的としたディベート授業の実践方法を学びます。ただし、この授業はディベート未経験者が授業の中にディベートをどのように取り入れるのかという視点で実施するため、ディベート理論についても学習することは十分可能です。将来教育現場に携わるつもりはなくとも、ディベートに興味があるようであれば受講をおすすめします。 
It is important for citizens to logically construct their ideas and effectively discuss them in public. In order for students to acquire such skills, they will learn argumentation/debate skills through lectures and debating practices in this course. 
授業形態
(項目)
□ 講義・演習
□ ディベート(練習試合) 
授業形態
(内容)
◆時間割
10:00~12:30(ディベート理論の指導方法)
12:30~13:30 昼休み
13:30~14:30 ディベート準備の実践
14:45~16:00 ディベート指導の実践1
16:15~17:30 ディベート指導の実践2
17:30~18:00 振り返り

※指導の実践では、生徒役と教師役に分かれて授業実践を行います。 
使用する教材等
資料は全て電子ファイルにて配布します。 
全体の教育目標
ディベート授業を実践するためにどのような授業環境を整備するのかが理解できる
メリット、デメリットの立論作成方法を理解する
反論の基本的な作成方法を理解する
実践の判定について基礎的な指導ができるようになる 
個別の教育目標
上に同じ 
授業計画
事前準備
(1)ディベートの入門書を読む
(2)練習試合の論題(後日発表)について事前にある程度勉強しておく

当日のスケジュール(予定)
ディベート入門(講義・演習) 2色のボールペン(黒と赤など)を持参してください。

10:00~12:30(ディベート理論の指導方法)
12:30~13:30 昼休み
13:30~14:30 ディベート準備の実践
14:45~16:00 ディベート指導の実践1
16:15~17:30 ディベート指導の実践2
17:30~18:00 振り返り

※指導の実践では、生徒役と教師役に分かれて授業実践を行います。


講義後の実践練習
3回のディベート試合参加、もしくは、見学(公開ビデオや文字化された試合を含む)して判定を行う。詳細は講義時に説明します。 
キーワード
ディベート、議論 
授業の進め方
講義と演習 
テキスト
追って指示します。 
参考書
ディベートの入門書は多数ありますので、自分に一番あうものをどれか読んでいただければと思います。その中でも、以下は特に本講義の内容に近いものとなります。

・授業形式に最も近いテキスト
全日本ディベート連盟「ディベートワークブック:練習問題で学ぶ・はじめてのディベート」:kindle版のみ
https://www.amazon.co.jp/dp/B08JVGL3W7/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_favEFbKSBA7Z3

・授業におけるディベートの目的に近いテキスト
瀧本哲史『武器としての決断思考』 (星海社新書)

上記以外で初心者向けとして採用されているもの。
・松本茂『日本語ディベートの技法』(七寶出版)
・西部直樹『はじめてのディベート』(あさ出版)
・安井省侍郎『初心者のためのディベートQ&A』(ディベートフォーラム出版会)

Webにも無料テキストがあります。例えば、
・井上奈良彦『ディベート入門』(http://www.flc.kyushu-u.ac.jp/~inouen/intro-debate-inoue2.pdf)(A4版11ページ450KB)
・天白達也『競技ディベートマニュアル』(http://lawtension.blog99.fc2.com/blog-entry-129.htmlからリンクがあります。)(新書版旧版と新版があります)

さらに、ディベートを広く議論の方法(Argumentation)全体の中に位置づけるものとして下記を推薦します。
Ziegelmueller, G. W., & Kay, J. (1997). Argumentation: Inquiry and advocacy, 3rd edition. Prentice Hall.
邦訳:『議論法: 探求と弁論』(花書院) https://books.google.co.jp/books?id=aic6PhTTvi4C&printsec=frontcover 
学習相談
メールによる相談に応じます。 
試験/成績評価の方法等
大学院基幹教育としての受講者のみ
事前準備、当日の授業への貢献(練習試合を含む)、事後レポート、などによる。
レポート課題(下記は2022年度の内容。今年度は未確定ですが、同程度を予定しています。)
==================
次のいずれかを指定の期日までに行ってください。
(1)ディベートの試合3試合に選手もしくは審査員として参加する。下記参照

(2)ディベートの試合3試合を見学し、判定を書く。
   できるだけフローシートに議論を記録し、各試合判定(肯定/否定)とその理由を400字程度で記述する。
   試合は、何語で行われていてもかまいません。判定と判定理由は日本語もしくは英語。
   この課題レポートはWordもしくはPDFファイルで、担当教員に送ってください。
   対象とする試合は、上記の他、日本語、英語の大会が各種開催されています。

(3)ディベートの試合のビデオもしくは文字化されたものを基に、3試合の判定を行う。上記同様の方法で提出。
   ビデオや文字化したものは下記のサイトにいくつかあります。ネット検索でも多数出てきます。
このような試合では判定は出ていますし、判定理由が公開されている試合もありますが、それを読まないで、自分なりに判定を出し、判定理由を書いてください。講義でも説明があったように、同じ議論でも聞き手によってその理解や解釈は異なることは多いので、実際の試合で審査員がその場で出した判定と後にビデオや文字化資料に基づいて出した反論は必ずしも一致しません。

(3A)http://japan-debate-association.org/contest/history
(3B)次は立論が肯定否定1回ずつのものです。また、集中講義内のデモンストレーションですので、スピーチも字短く、議論も簡単です。
http://ed.ted.com/on/weJUXIzz(外国人労働者受け入れ)
https://youtu.be/C4JxdDPQP2A(死刑廃止)
https://youtu.be/xEwm1RstsAI(死刑廃止)

(3C)英語(集中講義でのデモンストレーションなど)
九州大学公式YouTubeサイトで debate で検索してください。

(3D)その他いろいろな試合を次のサイトで紹介しています。
http://worldofdebate.blogspot.jp/ 
その他
詳細は。今後このシラバスを更新することで連絡します。

一般参加者向けの公開ディベート大会が行われます。見学もしくは参加(出場)するのもよい実践になります。
JDA九州ディベート大会(12月中に開催を予定。JDA秋季論題) 
添付ファイル
更新日付 2023-09-24 10:35:57.285


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