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授業のテーマ
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授業の内容(90分授業=2時間)
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事前/事後学修の内容
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オンライン「教育とジェンダーⅠ」 中島ゆり
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私たちは自分の努力で学力が決まり、自分や家族の意志で進路を決めているものと考える傾向にありますが、実は学力も進路も人びとのこうすべきという規範と(学校)教育におけるさまざまな実践のなかで水路付けられています。この授業では学力と意欲がいかにジェンダー化されているかについて学びます。
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事前…資料がアップされたら予習しておきましょう。 事後…授業内容を復習、推奨文献、資料等を自主的に探究、アクセスしてみましょう。コメントに対するフォローアップを熟読し、考察を深めましょう。
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2
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オンライン「教育とジェンダーⅡ」 中島ゆり
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ジェンダー化された進路は、すでにジェンダー化された労働市場に大きく影響を与えられています。本授業は、ジェンダー化された労働市場について学び、そこから進路をジェンダーによっていかに水路付けてしまっているかを考えます。
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同上
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3
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オンライン「平和とジェンダー」 木下直子
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平和を実現するには、かつての戦争における人びとの経験や現在どのように安全が脅かされているかなどを直視する必要があります。これらをジェンダーの観点で考察すると、女性に対する暴力の深刻な実態が浮かび上がります。この授業では、いわゆる「慰安婦」問題を取り上げ、日本社会の性差別や娼婦差別、レイシズムの問題が、平和の実現を阻んでいる様相について分析します。
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同上
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4
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対面「戦争とジェンダー」 今井宏昌
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今から約80年前に終結した第二次世界大戦の戦場では、性暴力をはじめとする様々な形の性的コンタクトが存在していました。歴史学の分野において、この問題に関する研究をリードしてきたのは、日本を含む東アジアの学界です。そこでは「慰安婦」論争を軸とする形で、「戦場の性」に関する実証研究の蓄積と方法論の確立がなされました。そして21世紀に入ると、これらの成果が欧米の学界にも波及し、2010年代には「戦場の性」をめぐる比較史の構築が目指されることになります。この授業では、日本と同じ枢軸国であり敗戦国であるドイツを事例に、第二次世界大戦下における「戦場の性」の問題を紐解いていき、さらにはそこで生じた議論を東アジアの議論とどのようにつなげてゆけるのかを考えてみたいと思います。
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同上
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5
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対面「ケアをめぐるジェンダー問題を考える」 山下亜紀子
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これまでのジェンダー平等を求める動きは、特に労働の場を中心とする公的領域において議論されてきました。この授業では、置き去りにされてきた私的領域のジェンダー問題を考えます。特にケアをめぐる問題にアプローチし、国内外の実態を概観するとともに、ケアに関する近年の学説を通じて、この問題の考察を行います。
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同上
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6
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対面「生物人類学からみたセックス・ジェンダー・セクシュアリテイー」 瀬口典子
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人類進化を探求する生物人類学においても、ジェンダーバイアスがある。性差や性役割は、科学的な定義の中で、その時代や社会の意識を反映しながら構築されてきた。固定化されたジェンダー観念や「本物・真実の性」という神話に疑問を呈し、ヒトの多様性について考察する。また、性差と固定化された性役割を強調するために用いられる脳科学、性差論、人類進化モデルに科学的根拠がないことを示し、生物人類学の視点からセックス、ジェンダー、セクシュアリテイー議論を展開する。
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同上
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7
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対面「LGBT:性とアイデンティティをめぐる科学と政治」 中村美亜
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近年、「LGBT」(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニング)と呼ばれるセクシュアル・マイノリティは、同性婚やパートナーシップ制度、企業のダイバーシティーなどで話題となり、メディアでも好意的に取り上げられるようになった。しかし、性やアイデンティティに関する社会の理解はまだ十分とは言えない。本講義では、性をめぐる科学と政治・表現について理解を深めながら、未来志向の人間関係を展望する。
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同上
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8
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まとめ(未定)
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未定
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同上
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