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講義科目名 アクチュアリ数理 
科目ナンバリングコード MMA6150W 
講義題目
生命保険数学 
授業科目区分 専攻教育科目(MMAコース) / Specialized Courses 
開講年度 2022 
開講学期 春学期 
曜日時限 春学期 火曜日 3時限
春学期 火曜日 4時限
必修選択 選択 / Elective 
単位数
担当教員

斎藤 新悟

開講学部・学府 数理学府 
対象学部等 数理学府 / Graduate School of Mathematics 
対象学年 修士課程 / Master's course 
開講地区 伊都地区
その他
(自由記述欄)
この授業はクォーター科目です。

教室はウエスト1号館C-502大講義室です。

受講を考えておられる方は,Moodleのコース
https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=42475
に必ず登録してください。
登録後に受講を取りやめる場合は,各自で登録解除してもらっても構いません。

メールで連絡をすることがありますので,全学基本メール(メールアドレスが @s.kyushu-u.ac.jp で終わるもの)を必ず定期的にチェックするようにしてください。 



履修条件
大学1年生程度の微積分(重積分を累次積分で計算できる程度),基本的な確率論(確率密度関数を用いて期待値を計算できる程度)に慣れ親しんでいること。 
授業概要
アクチュアリーとは何か,に関しては日本アクチュアリー会の「アクチュアリーについて 」のページhttp://www.actuaries.jp/actuary/
をご覧ください。
簡単にまとめると,アクチュアリーとは「保険や年金,金融などの多彩なフィールドで活躍する“数理業務のプロフェッショナル”」であり,アクチュアリーになるためには日本アクチュアリー会が実施する資格試験に合格する必要があります。

今年度のアクチュアリ数理の授業は生命保険数学を扱います。 
The following website of Institute and Faculty of Actuaries explains what an actuary is:
https://www.actuaries.org.uk/become-actuary/what-actuary
In order to qualify as an actuary, one needs to pass a series of examinations.
For details of the Japanese examination system, see the following page by the Institute of Actuaries of Japan:
http://www.actuaries.jp/english/info/examination.html

This course will introduce students to the basics of life insurance mathematics. 
授業形態
(項目)
■ 講義・演習
□ 実験
□ グループワーク・ペアワーク
□ 学内外実習
□ プレゼンテーション
□ ディスカッション
□ PBL/TBL 
授業形態
(内容)
講義は板書で進め,問題演習を適宜行います。 
使用する教材等
必要に応じてMoodle上で配付します。 
全体の教育目標
アクチュアリーとして必要な数理的知識の基礎を習得する。 
個別の教育目標
生命保険数学の基礎的な概念を理解し,アクチュアリー記号を使いこなして具体的な計算を遂行できる。 
授業計画
第1週:金利計算,確定年金,生命関数,生命年金
第2週:計算基数,保険金と保険料,終身保険,養老保険,定期保険,生存保険,年払保険料
第3週:責任準備金,ファクラーの再帰式
第4週:離散から連続へ,金利計算,確定年金,死力,平均余命,生命年金
第5週:養老保険,定期保険,責任準備金の一般論,ティーレの微分方程式
第6週:営業保険料,チルメル式責任準備金,連生生命確率
第7週:条件付き連生生命確率,連生年金,連生保険,多重脱退,死亡・就業不能,レポート出題
第8週:レポート解説,損害保険数理の紹介

※授業内容の詳細は,進行状況等により若干変更することがあります。 
キーワード
金利計算,生命関数,生命年金,終身保険,養老保険,定期保険,生存保険,責任準備金,連生生命確率,営業保険料 
授業の進め方
原則として対面で実施しますが,Zoomで配信し,録画も後で見られるようにします。したがって,学生の皆さんは各自の都合によってZoom上で受講したり,録画を視聴することで受講したりしても構いません。受講方法を週ごとに変えても構いません(連絡不要)。

※教員が急遽体調を崩し,対面授業ができなくなることもありえますので,対面で受講予定の方もZoomで受講できる準備をしておいてください。 
テキスト
なし。 
参考書
・二見隆『生命保険数学』(日本アクチュアリー会)
市販されていませんので,購入を希望される場合は http://www.actuaries.jp/book/ からお申し込みください。

・山内恒人『生命保険数学の基礎:アクチュアリー数学入門』(東京大学出版会)

その他,授業中にいくつか紹介します。 
学習相談
随時受け付けます。
メールアドレスは zssaito@artsci.kyushu-u.ac.jpa(最初のzと最後のaは削除してください)です。 
試験/成績評価の方法等
レポートで評価します。 
その他
基本的にアクチュアリーを目指す学生さんを念頭において授業を行いますが,もちろんそうでない方が受講されても全く構いません。

日本アクチュアリー会資格試験情報:http://www.actuaries.jp/examin/info.html
日本アクチュアリー会資格試験過去問:http://www.actuaries.jp/lib/collection/
日本年金数理人会能力判定試験過去問:http://www.jscpa.or.jp/become/test/past/

剽窃を含む不正行為には,厳しく対応します。 
添付ファイル
更新日付 2022-03-31 17:20:37.728


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