シラバス参照

授業科目の概要

科目名称 デジタル工作入門 
科目ナンバリング・コード KED-GES1241J 
担当教員

金子 晃介

更新日付 2022-04-13 13:26:33.473
授業科目区分 総合科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年  
必修選択  
単位数
開講年度 2022 
開講学期 前期集中 
曜日時限 前期集中 その他 その他
教室  
開講地区 伊都地区
授業科目に関する特筆事項
【講義日】
5月14日(土)1限~3限
5月21日(土)1限~3限
6月 4日(土)1限~2限


【教室】
センター5号館7階 「ToP/工房室」


【履修登録について】 《履修登録期間:4月11日~4月28日》
★履修登録は、下記申請フォームよりお申込みください。
http://qrec.kyushu-u.ac.jp/regist/
受講受付人数:20名
希望者が多い場合は、抽選。

◆大学院生の単位認定については、各学府により異りますので、所属先の教務課に確認の上、履修申請してください。 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
本講義では,「自分のアイディアを形にする」をコンセプトとして,自分でアイディアを考え,アイディアをデザインして,デザインを基にプロダクトを作ってもらいます.
具体的には,QREC工房に設置してある3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を利用して,プロダクトを作る講義をハンズオン形式で行います.
受講者は,2~3人のグループを組んで、グループでディスカッションを行いながらプロダクトを制作します.
グループワークやプロダクト制作を通じて,トライアンドエラーを繰り返しながら,短い期間で自分のアイディアとプロダクトを評価するラピッドプロトタイピングのプロセスを身につけてもらいます.

本講義は,通常の講義と異なり,変則的な日程の集中講義形式で行われるので注意してください.
1週目は,3Dプリンターを利用して,自分のアイディアを形にします.
2週目は,レーザー加工機を利用して,自分のアイディアを形にします.
その後,2週間かけて,本講義で学んだ知識や技術を活かして,最終課題作品を作ります.
全ての週で,自分のプロダクトを作って,作業日誌とプロダクトを提出する必要があります.


なお.本講義では,講義中の様子を写真や映像として,ウェブサイトや論文に掲載する可能性がありますので,写真や映像の掲載に関して承諾していただける事を前提としています.
また,デジタルファブリケーションにおける教育研究のために,講義中のテスト結果,作業日誌の内容,アンケート結果,パソコンの操作記録などの学習データを分析し,個人が特定されないように処理した上で,学会や研究会に公表する可能性がありますので,学習データの取り扱いに関して承諾していただける事を前提としています. 
授業科目の目的(英語)
The concept of this course is "Shape Your Idea". Therefore, in this course, a learner thinks their idea, makes design of the idea and develops their product based on the design by using digital fabrication tools such as 3D printer and Leaser cutting machine through hands-on style lectures.
A leaner make their group consist of two or three members and develop their product through discussion with their group members.
Every leaner is required to acquire the ability to practice Rapid Prototyping which is a process repeating a cycle of development and evaluation in short-time period through repeating trials and errors.

Notice that his course is hold in irregular schedule as two classes in every week.
The concrete schedule is below;
First week: Shape your idea by using 3D Printer.
Second week: Shape your idea by using Laser Cutting Machine
For Two weeks, you need to make your final product by using these knowledge or skills you acquired in this course.
You need to develop your product and submit your job sheet every week.

We will take photos and videos in this lecture and publish it to a website or a paper of conferences.
Also, for educational research about digital fabrication, we will analyze your test results, contents of your job sheets, questionnaire results, operation logs and publish the data to conferences in condition that the data are modified with anonymous processing that you can't be identify from them.
Therefor, we hope that you accept the condition in advance. 
キーワード
デジタルファブリケーション、3Dプリンター、レーザー加工機 
履修条件
工具等を扱うため学生保険に加入しておくこと。 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
1KED-GES20:A-1. (主体的な学び)深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
1KED-GES20:A-2. (協働)多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。 
新しい価値を生み出していくためには,頭の中にあるアイディアを形にしていく必要があります.本講義では,3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機械を利用して,アイディアを形にしてく手法を学びます.講義での演習を通じて,新しい価値を有するプロダクトを創造していく能力を身につける事を目指します. 
  デジタル工作機械を利用してアイディアを形にできる技術を体得できている.

計画,制作,評価を短い期間で回しながら,プロダクトを改善してくことができている. 

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ  
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
演習
教授・学習法
グループ・ディスカッション
グループワーク・ペアワーク
プレゼンテーション
遠隔授業
対面授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
板書
スライド資料
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
テキスト
講義の際に資料を配布します. 
参考書等
参考書は,特にありません.
この講義のカリキュラムは,MITのNeil Gershenfeld教授が行われているFab Academyを参考にして作りました.
Fab Academyの講義の内容は,無料で公開されているので,参考になるかも知れません.
https://fabacademy.org 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 Product Design 1  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものを3Dプリンターで出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,3Dプリンターを利用して形にすること. 
2 Product Design 2  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものを3Dプリンターで出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,3Dプリンターを利用して形にすること. 
3 Product Design 3  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものを3Dプリンターで出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,3Dプリンターを利用して形にすること. 
4 Machine and Fabrication 1  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものをレーザー加工機を使って出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,レーザー加工機を利用して形にすること. 
5 Machine and Fabrication 2  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものをレーザー加工機を使って出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,レーザー加工機を利用して形にすること. 
6 Machine and Fabrication 3  CADを使ってプロダクトデザインを行う.
デザインしたものをレーザー加工機を使って出力する. 
自分のアイディアをCADを使って設計し,レーザー加工機を利用して形にすること. 
7 Final Project Presentation 1  最終課題作品の発表を行う.  これまで学んできた内容を活かして,自分のアイディアを最終課題作品として形にすること. 
8 Final Project Presentation 2  最終課題作品の発表を行う.  これまで学んできた内容を活かして,自分のアイディアを最終課題作品として形にすること. 
備考
毎週の提出する必要がある作品と作業日誌を作成するための時間は,講義中には取らないので,講義外の時間で,QRECの工房を利用して作品を制作すること. 

授業科目の成績評価の方法について

定期試験
なし 
小テスト
■小テスト:(20点 = 10点 x 2週)
1週目,2周目に,デジタル工作機材の取り扱いに関するテストを行います.
(このテストは,満点を取らないと,機材を使うことができません.テストの受け直しは何度でも可能です.) 
レポート
■作業日誌:(60点 = 20点 x 3週)
毎週,自分が行った工作の内容を作業日誌に記録します.この作業日誌の内容を評価します. 
発表
■最終作品の発表:(20点)
最終作品は,最後の講義の際に発表してもらいます.この最終作品の内容を評価します.最終課題作品の発表及び提出は必須です.最終課題作品を発表及び提出しない場合,単位を認めません. 
備考
《履修登録いついて》
★学部生、院生共に、履修登録は、QRECのHPより受付します。
 http://qrec.kyushu-u.ac.jp/regist/

◆単位の取り扱いについては、各学部、学府によって異なりますので、事前に所属先の教務課にご確認の上、履修申請してください。


《当日持ち物》
PC


《事前準備》
●学生教育研究災害傷害保険、学研災付帯賠償責任保険にご加入ください。
●下記ツールのインストールをお願いいたします。

・Fusion 360(3DプリンターやMilling Machine用のデータ作成ソフトウェア)
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/students-teachers-educators?mktvar004=709254&internalc=true

・Inkscape(レーザー加工機用のデータ作成ソフトウェア)
https://inkscape.org/ja/download/

・GIMP(レーザー加工機用のデータ作成ソフトウェア)
https://www.gimp.org/downloads/ 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
QRECの工房で,TAの方がサポートしてくださるので,TAの方の時間を確認してください. 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


PAGE TOP