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授業科目の概要

科目名称 女性学・男性学Ⅱ 
講義題目
社会のなかのジェンダー 
科目ナンバリング・コード KED-GES1117J 
担当教員

野々村 淑子

更新日付 2022/05/01 14:47
授業科目区分 総合科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年  
必修選択  
単位数
開講年度 2022 
開講学期 夏学期 
曜日時限 夏学期 水曜日 4時限
教室  
開講地区 伊都地区
授業科目に関する特筆事項
遠隔授業(オンラインでの授業)となります。
基本的にオンデマンド方式となります。
各回の授業は、授業開始までにMoodleにアップされます。


受講者は、「必ず」 下記のMoodleのコースに登録してください。
受講にあたっての指示などは、そちらに提示します。

https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=41933


※履修希望者が多い場合は抽選となります。
  基幹教育教務課からの夏学期(夏クォーター科目)の抽選についての指示を必ず参照してください。

【注意!】
基幹教育教務課からの抽選結果の決定に従い、もし残念ながら抽選に漏れた場合は、履修取り消しを各自で行ってください。
そのまま履修していても単位になりませんので、十分注意してください。
教員からは履修取消はシステム上できません。 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
本講義は,両性がよりよく共生しうる社会を担うために,既存の社会や学問に遍在するさまざまな性差にかかわる既成概念や課題についての洞察力を養うことを目的とする。福祉や労働、子育てなど生活の場における性差をめぐる問題から、文化や表現における性差、また、それら性による差異の論拠とされてきた性に関する科学そのものの政治性やその歴史、イエ制度を含む家族についての政治や歴史など、様々な視角から性差の問題をとらえる。 
授業科目の目的(英語)
The aim of this course to help students know the various problems and phenomenon in the present ‘gender equal society’, and acquire the ability of critical thinking about them. The lecturers of this class speak important themes from the perspectives and methods of each disciplines, including the many assumptions of ‘gender’ embedded in the society and academic disciplines. 
キーワード
女性、男性、性差、ジェンダー、セクシュアリティ 
履修条件
授業概要に記載された内容、授業各回のテーマについて、講義をもとに深く考察し、それを表現する意欲を持っていること。 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
1KED-GES20:A-1. (主体的な学び)深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
1KED-GES20:A-2. (協働)多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。 
 
   

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ 1KED-GES20総合科目学修目標の対応表
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業
遠隔授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
教科書・参考書・印刷資料
教材の配布方法
Moodle/Book Q
テキスト
適宜配布する。 
参考書等
適宜紹介する。
適宜配付する。 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 「教育とジェンダーⅠ」
中島ゆり 
私たちは自分の努力で学力が決まり、自分や家族の意志で進路を決めているものと考える傾向にありますが、実は学力も進路も人びとのこうすべきという規範と(学校)教育におけるさまざまな実践のなかで水路付けられています。この授業では学力と意欲がいかにジェンダー化されているかについて学びます。  事前…資料がアップされたら予習しておきましょう。
事後…授業内容を復習、推奨文献、資料等を自主的に探究、アクセスしてみましょう。コメントに対するフォローアップを熟読し、考察を深めましょう。 
2 「教育とジェンダーⅡ」
中島ゆり 
ジェンダー化された進路は、すでにジェンダー化された労働市場に大きく影響を与えられています。本授業は、ジェンダー化された労働市場について学び、そこから進路をジェンダーによっていかに水路付けてしまっているかを考えます。  同上 
3 「平和とジェンダー」
木下直子 
平和を実現するには、かつての戦争における人びとの経験や現在どのように安全が脅かされているかなどを直視する必要があります。これらをジェンダーの観点で考察すると、女性に対する暴力の深刻な実態が浮かび上がります。この授業では、いわゆる「慰安婦」問題を取り上げ、日本社会の性差別や娼婦差別、レイシズムの問題が、平和の実現を阻んでいる様相について分析します。  同上 
4 「ケアをめぐるジェンダー問題を考える」
山下亜紀子 
これまでのジェンダー平等を求める動きは、特に労働の場を中心とする公的領域において議論されてきました。この授業では、置き去りにされてきた私的領域のジェンダー問題を考えます。特にケアをめぐる問題にアプローチし、国内外の実態を概観するとともに、ケアに関する近年の学説を通じて、この問題の考察を行います。  同上 
5 「戦争とジェンダー」
今井宏昌 
今から75年前に終結した第二次世界大戦の戦場では、性暴力をはじめとする様々な形の性的コンタクトが存在していました。歴史学の分野において、この問題に関する研究をリードしてきたのは、日本を含む東アジアの学界です。そこでは「慰安婦」論争を軸とする形で、「戦場の性」に関する実証研究の蓄積と方法論の確立がなされました。そして21世紀に入ると、これらの成果が欧米の学界にも波及し、2010年代には「戦場の性」をめぐる比較史の構築が目指されることになります。この授業では、日本と同じ枢軸国であり敗戦国であるドイツを事例に、第二次世界大戦下における「戦場の性」の問題を紐解いていき、さらにはそこで生じた議論を東アジアの議論とどのようにつなげてゆけるのかを考えてみたいと思います。  同上 
6 「LGBT:性とアイデンティティをめぐる科学と政治」
中村美亜 
近年、「LGBT」(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニング)と呼ばれるセクシュアル・マイノリティは、同性婚やパートナーシップ制度、企業のダイバーシティーなどで話題となり、メディアでも好意的に取り上げられるようになった。しかし、性やアイデンティティに関する社会の理解はまだ十分とは言えない。本講義では、性をめぐる科学と政治・表現について理解を深めながら、未来志向の人間関係を展望する。  同上 
7 「自然人類学からみたセックス・ジェンダー・セクシュアリテイー」
瀬口典子 
人類進化を探求する自然人類学においても、ジェンダーバイアスがある。性差や性役割は、科学的な定義の中で、その時代や社会の意識を反映しながら構築されてきた。固定化されたジェンダー観念や「本物・真実の性」という神話に疑問を呈し、ヒトの多様性について考察する。また、性差と固定化された性役割を強調するために用いられる脳科学、性差論、人類進化モデルに科学的根拠がないことを示し、自然人類学の視点からセックス、ジェンダー、セクシュアリテイー議論を展開する。  同上 
8 【注意】最終日はオンライン・リアルタイムで実施します

「日本における外国人・民族的マイノリティの子ども~家族支援の現場から~」
金光敏・石川朝子


「まとめ」野々村淑子 
1970年代後半から外国人やその家族がさまざまな理由で日本にやってきました。それ以前より日本には、コリアン(韓国・朝鮮人)やチャイニーズ(華僑・華人)など民族的マイノリティとされる人々が数多く暮らしています。現在では、技能実習生、介護職労働者、国際結婚家庭など属性も多様化しています。この授業では、外国人の家族やその子どもが直面している課題や日本社会の構造的問題について、これまでの研究及び地域での人権を軸にした支援活動の実践から学びます。  同上 
備考
この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)指定科目です。
同プログラムについて、詳しくは以下のサイトをご参照ください。
http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html 

授業科目の成績評価の方法について

小テスト
毎時間後のミニッツペーパーの提出内容 
レポート
期末レポート(下記の備考を参照) 
出席
毎時間後のミニッツペーパーの提出状況 
備考
●評価について

1.毎回のミニッツカード(Google Form形式での授業内容理解チェック)
毎時間、ミニッツカード(Google Form形式、授業当日24時までに必ず送信する)にて授業内容を理解しているかどうかチェックします。

2.期末レポート
 Ⅰ・Ⅱともに、全員の教員から1つずつだされるレポート課題(下記参照)のうち1つを選び期日までに提出してください。
どの課題を選んだとしても、Ⅰ(春学期)、Ⅱ(夏学期)それぞれ、他の授業内容を踏まえ言及してください。
《課題・期日・提出先》
 【Ⅰ】第1回から第8回までの5人の教員が、1つずつのレポート課題を講義中に提示します。
    課題を1つ選び、6月22日(水)24時までにMoodle上の所定の欄に提出してください。
 【Ⅱ】第1回から第7回までの6人の教員が、それぞれ1つずつのレポート課題を講義中に提示します。
    課題を1つ選び、8月10日(水)24時までにMoodle上の所定の欄に提出してください。
《形式》
 レポートの形式については、Word、PDFいずれでも可。    
 学部、学年、学生番号、氏名、選んだ教員名・課題を必ず明記の上、Moodle上の所定の欄にアップロードしてください。
 分量は、原則800字~1000字程度を基準とする。

4.評価方法
各回のミニッツカードと期末レポートの評価点を勘案し、総合的に評価します。 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
随時対応します。下記のアドレスにメールをしてください。
nonomura.toshiko.868@m.kyushu-u.ac.jp

※返事が無い場合は、見落としている場合があります。一日待っても応答無い場合は再度メールをしてください。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


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