シラバス参照

授業科目の概要

科目名称 法学入門 
講義題目
法学の世界 
科目ナンバリング・コード KED-HSS1411J 
担当教員

南野 森

更新日付 2022-03-26 11:16:40.545
授業科目区分 文系ディシプリン科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年  
必修選択  
単位数
開講年度 2022 
開講学期 前期 
曜日時限 前期 月曜日 3時限
教室  
開講地区 伊都地区
授業科目に関する特筆事項
 この講義は、3名の法学部教授(南野森、遠藤歩、野澤充)によるオムニバス授業である。
 
 法学部1年生は、必ずこの時限(月曜3限)の本科目を履修すること(他時限の「法学入門」を履修しても卒業単位として認定されない)。法学部2年生以上、他学部生は、この限りではない。

 この講義は、対面方式で行う。 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
 「授業計画」に従いながら、法学部の3人の教員が連続で法学の基礎を講義する。 
授業科目の目的(英語)
 Introductory lectures on legal studies, especially on public law, civil law and criminal law. 
キーワード
 法学、リーガルマインド、裁判、憲法、民法、刑法 
履修条件
 特になし(法学部1年生は必修)。他学部生の受講も歓迎する。 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
1KED-HSS20:A-HSS.人文科学・社会科学における基本的なものの見方・問いの立て方・考え方を理解し、自らの学びを相対化できる。
LAW-LAW21:B-1. 法学・政治学の概念・方法についての知識と理解 
 法学の全体像をおおまかに掴むことがいちばんの目標である。そのため、いくつかの個別法分野・トピック(事例)を題材にする。
 
 そのうえで、法学特有の議論の進め方や考え方を身につけることを目指す。 
   高学年でどのような専攻に進むにせよ、必ず必要となる、ものごとを論理的に考える力を身に付ける。世の中は法により規律されているので、ものごとを法的に見る感性を身につけることが望ましい。
 
 また、大学生として、早めに講義形式の授業に慣れ、積極的に自分でノートを作り、自宅や図書館などでの自発的な勉強を行う姿勢を身につけることも重要である。 

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ LAW-LAW21法学部
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業
対面授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
教科書・参考書・印刷資料
板書
教材の配布方法
書店等で購入する
テキスト
以下の3冊を購入すること(伊都キャンパスの生協書籍店にて1割引で購入可能)。

  1.南野 森(編)『〔新版〕法学の世界』(日本評論社、2019年)

    http://spminamino.web.fc2.com/JP/hogakunosekai2.htm

  2.南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第3版〕』(信山社、2022年4月刊行予定)

    http://spminamino.web.fc2.com/JP/bb3.htm

  3.内山奈月=南野森『憲法主義』(PHP研究所、2014年〔文庫版2015年〕)

    http://spminamino.web.fc2.com/JP/kenposhugi.htm

 ただし、3は現在版元品切れなので、生協では手配しない。各自で、図書館や中古書店を利用して、学期末までに読んでおいてほしい。 
参考書等
 適宜紹介する。 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 法学概論  おおまかには以下の流れで授業を展開する。詳細な授業計画・目次は、南野のHPで公開し、授業の進行に合わせて更新するので、必ず授業ごとに閲覧すること。



 1.ガイダンス、法学とは何か/法とは何か(第1〜3回)

 2.民事法・民法(第4〜8回)

 3.刑事法・刑法(第9〜13回)

 4.憲法・まとめ(第14回) 
 毎回、指定教科書の関連する部分をしっかり読んで復習をすること(これは最低限必要なことである)に加え、それぞれの担当教員が講義のなかで指示・推薦した文献(それは学者の書いた論文であることもあれば、裁判所の判決文であることもあるだろう)を図書館等で入手したうえで熟読し、自ら考え、可能であれば友人と議論してみることが重要である。法学の勉強は一にも二にも「読むこと」である。そしてこの作業をいまのうちにやっておかない学生は、将来伸びることが全く期待できない。予習はおろそかにしてもなんとかなるが、復習を忘れては絶対にいけない。

 大学生であるので、誰からもやれとは言われないものの、いや言われないからこそ、主体的・積極的に、毎回の授業の(予習と)復習を丁寧に、時間を取って、行うこと。また、授業後に自分で「ノート作り」をしておくことも重要である。
 
 以上のことについては、初回講義のガイダンス部分でももう一度簡単に触れる予定である。 
備考
 この科目は、必要事項・重要事項をただ暗記すればそれで学んだことになるものではなく(大学の、とくに法学部の授業・勉強では、「暗記」だけすればどうにでもなる、ということはありません)、日頃からの読書と思索が要求されるものであることを、くれぐれも肝に銘じおいてほしい。 

授業科目の成績評価の方法について

定期試験
 100%。筆記試験を行う。たんなる暗記ではない、日頃の読書と思索の結果が問われ。過去の問題は、すべて南野の個人HP(「南野森のHP」で検索)で公開している。 
出席
 0%(出欠はとらない)。出るも自由、出ないも自由である。大学生はもはや「生徒」ではなく「学生」であるので、自分の責任で自由に判断すればよい。 ただし、一般論として、当初は退屈に思えた授業も根気よく聴き続けることで途中から俄然面白くなるということが時にあるので、出る・出ないをあまり早い段階で決めてしまわないことをお薦めする。 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
 授業後の質問を歓迎する。その他の時間帯については、担当教員ごとに対応方法が異なるので、法学部HPに掲載される法学部教員のオフィスアワー一覧をみること。 この科目のとりまとめ役を担当する南野に対しては、メールやツイッターのDMなどで連絡を取っても良い。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


PAGE TOP