授業科目の目的・目標・履修条件について
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授業科目の目的(日本語)
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●法政基礎演習の共通目標 この授業科目は、少人数のゼミ形式により、 (1)リサーチ・分析能力 (2)ディスカッション・プレゼンテーション能力 (3)レポート・論文作成能力 という、将来どのような進路をとっても必ず要求される能力の伸張を目指します。
●本演習の概要と目的 ロシアのウクライナ侵攻や台湾海峡問題に見られるように、現在、国際情勢はますます緊迫度を高めています。特にウクライナ侵攻は、戦後の国際秩序やそれが基づいてきた様々な法的・政治的基盤を根底から揺るがしています。 このような激動する国際情勢に対し、日本には何が求められ、どのように対応すべきなのでしょうか。 こうした現在の問題を考えるうえで、過去の事例は重要な示唆や教訓に満ち溢れています。 そこで本演習では、現在の日本政治の動きを歴史的視座から捉えることを目的として、戦後の日本外交と政党政治について学びます。 具体的には、まず米ソ冷戦という国際秩序と、国内冷戦といわれた五五年体制下の政党政治のもとで、憲法九条と日米安保体制の双方を抱えて展開された戦後日本外交を振り返ります。その後、冷戦の終焉から現在に至る日本外交と政党政治の歩みを検討します。 このことを通じて、日本政治や外交の将来像を歴史的視座に基づいて考える素養を身につけます。
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授業科目の目的(英語)
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In this course, we will focus on political and diplomatic history of Japan after W.W. II.
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キーワード
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日本政治、日本外交、国際政治、冷戦、ポスト冷戦、五五年体制
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履修条件
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特にありません。関心のある方は奮ってご参加ください。
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※
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学位プログラムの学修目標
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授業科目の到達目標(評価の観点)
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主
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LAW-LAW21:B-2-5. (国際関係法学) 法学・政治学の専門知と技能についての知識と理解 LAW-LAW21:C-1. 法学・政治学の概念・方法を用い、現代社会の諸問題を的確に分析・説明することができる。 LAW-LAW21:C-2. 法的・政治的諸問題の解決に向けた理論的・実践的な対応策を構想することができる。
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冷戦期・ポスト冷戦期の国際情勢の脈絡のなかで戦後日本外交や政党政治に関する理解を深め、基本的な知識を身につける
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従
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※学修目標と授業科目の結びつきの強さ
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カリキュラム・マップ
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ルーブリック
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評価の観点
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特に優れている点/改善が必要な点
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冷戦期・ポスト冷戦期の国際情勢の脈絡のなかで戦後日本外交や政党政治に関する理解を深め、基本的な知識を身につける
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授業科目の実施方法について
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授業の方法
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教授・学習法
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一方向性の知識伝達型の教授・学習法
グループ・ディスカッション
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遠隔授業
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Moodleコース情報
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使用する教材
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教材の配布方法
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テキスト
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以下の2冊の教科書を輪読します。各自で購入しておいてください。
・河野康子『戦後と高度成長の終焉』(講談社、2010年) ・宮城大蔵『現代日本外交史―冷戦後の模索、首相たちの決断―』(中央公論新社、2016年)
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参考書等
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・五百旗頭真編『戦後日本外交史〔第3版補訂版〕』(有斐閣、2014年) ※こちらは購入の必要はありません。
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授業計画
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授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。 1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安) (講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間 (実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
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授業のテーマ
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授業の内容(90分授業=2時間)
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事前/事後学修の内容
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1
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第1回 ガイダンス
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演習の進め方を説明する。 レジュメ報告の担当者を決める。 日本政治に関する基本的な論点を学ぶ。
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・高校での日本史や世界史、政治経済の教科書を読み直す。 ・日本外交や政党に関する新聞記事を読んでおく。 予習復習合わせて4時間相当
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2
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第2回〜第8回 『戦後と高度成長の終焉』
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『戦後と高度成長の終焉』を輪読する。 前回授業の振り返りとミニッツ・ペーパーへの応答(10分) レジュメ報告(15分程度)とグループ・ディスカッション。 授業終盤にミニッツ・ペーパーを記入(10分)
以上を通じて、冷戦期の日本政治と外交の歴史的展開を学ぶ。
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テキストの予習とメモ出し 授業内容の振り返り 各回予習復習合わせて4時間相当
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3
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第9回〜第13回 『現代日本外交史』
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『現代日本外交史』を輪読する。 前回授業の振り返りとミニッツ・ペーパーへの応答(10分) レジュメ報告(15分程度)とグループ・ディスカッション。 授業終盤にミニッツ・ペーパーを記入(10分)
以上を通じて、冷戦終結後の日本外交の歴史的展開を学ぶ。
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テキストの予習とメモ出し 授業内容の振り返り 各回予習復習合わせて4時間相当
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4
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第14回〜第15回 総括・レポート構想発表
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授業全体の振り返り レポート作成のレクチャー レポートの構想発表と質疑応答
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これまでの授業内容を自分なりに振り返る メモ出しを読み返す 各回予習復習合わせて4時間相当
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授業科目の成績評価の方法について
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定期試験
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試験はありません。期末レポートと授業への参加意欲態度、出席点で総合的に評価します。
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レポート
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期末に2000字程度のレポートを提出してもらいます(30%)。 ※レポート提出が単位認定の必須要件となります。
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授業への貢献度
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授業への参加態度…レジュメ報告の内容、予習を含むディスカッションへの積極性などから総合的に評価します(40%)。
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出席
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出席状況(遅刻・欠席)に基づき、テキストのメモ出しとミニッツ・ペーパーの提出回数で評価します。
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備考
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※単位認定にはレポート提出が必須です。レポートは提出期限を厳守すること。未提出、または期限から提出が遅れた場合、単位を認定することが不可能になります。 ※授業への無断の遅刻や欠席は厳禁です。必ず事前に教員へ連絡すること。
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授業科目に関する学習相談について
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担当教員による学習相談
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演習内容に関する質問や相談は、授業中、授業後に関係なくいつでも受け付けます。 また、それ以外の機会でも、メールでの質問、相談を随時受け付けます。お気軽にご連絡ください。 教員の連絡先は初回のオリエンテーションでお伝えします。
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合理的配慮について
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障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
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修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP
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https://www.law.kyushu-u.ac.jp/faculty/handicapped-support
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