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講義科目名 ヒューマンインタフェース特論 
科目ナンバリングコード DEG-HSJ5351W 
講義題目
授業科目区分 大学院科目 Subjects for Graduate School of Design 
開講年度 2021 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 金曜日 2時限
必修選択 選択 Elective 
単位数
担当教員

志堂寺 和則

開講学部・学府 芸術工学府 
対象学部等 芸術工学府 デザイン人間科学コース Department of Design,Human Science 
対象学年 修士1年/修士2年,博士1年/博士2年/博士3年 Master first grade/second grade,Doctor first grade/second grade/third grade 
開講地区 大橋地区
その他
(自由記述欄)
Moodle(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=39211)にアクセスしてください。 



履修条件
授業概要
この講義では、人間とシステムの関わり方、相互作用について講義します。特に、人間にとってどういうシステムが望ましいのか、どうやればそういうシステムが作れるのか、人間が使うようなシステムはどう評価すればよいのか、人間のサポートをシステムで行う場合のやり方、というようなことが理解できるよう説明します。認知科学、認知工学、認知心理学、安全工学、感性工学、人間工学といった領域と関連しています。 
This course is designed to provide the principles and methods with which one builds effective interfaces for users. Topics include an overview of human information processing subsystems; how the characteristics of these subsystems affect the design of user interfaces; and the design and evaluation of effective user interaction. The neighboring disciplines of this course are cognitive science, cognitive engineering, cognitive psychology, safety engineering, kansei engineering, human factors, and many other areas. 
授業形態
(項目)
☑ 講義・演習
□ 実験
□ グループワーク・ペアワーク
□ 学内外実習
□ プレゼンテーション
□ ディスカッション
□ PBL/TBL 
授業形態
(内容)
教科書に重要な事項は記載していますが、PC画面の投影により教科書の追加説明をおこないます。 
使用する教材等
教科書、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料 
全体の教育目標
この講義では、ヒューマン・インタフェース設計に必要な関連分野の基礎的事項を理解したうえで、ヒューマン・インタフェースの構築法ならびに評価法に関する基礎的な知識を習得することを目標とします。 
個別の教育目標
授業計画を参照のこと。 
授業計画
1回:ガイダンス、ヒューマン・インタフェース概説1
 本講義の学習内容、成績評価方法を知る。ヒューマン・インタフェースとはどういった分野かについての概略を理解する。
2回:ヒューマン・インタフェース概説2
 人間とコンピュータのインタラクションについて理解する。
3回:ヒューマン・インタフェース概説3
 関連が深い領域について理解する。
4回:人間の感覚知覚1
 感覚に関する法則、視覚系の構造と機能、明るさの知覚、形と大きの知覚について理解する。
5回:人間の感覚知覚2
 奥行の知覚、運動の知覚、色の知覚について理解する。
6回:人間の知的機能
 学習、動作に関する法則、記憶、注意、思考、ヒューマンエラー、認知実行に関するモデルについて理解する。
7回:人間の情意的機能
 動機づけ、感情について理解する。
8回:インタフェース開発の考え方1
 ユーザビリティ、アクセシビリティ、ユーザエクスペリエンスについて理解する。
9回:インタフェース開発の考え方2
 ユーザ中心設計、人間中心設計について理解する。
10回:インタフェース開発の考え方3
 色の表現と配色について理解する。
11回:インタフェース開発の考え方4
 規格について理解する。
12回:インタフェース開発の手法1
 ユーザ調査、コンセプト創出、要求事項について理解する。
13回:インタフェース開発の手法2
 プロトタイピング、インスペクション法について理解する。
14回:インタフェース開発の手法3
 ユーザテスト、統計処理、倫理的配慮について理解する。
15回:まとめとディスカッション

※ 授業計画は予定であり、学修者の理解度や授業の進捗に合わせて変更することがある。 
キーワード
ヒューマン・インタフェース、人間特性、インタラクティブシステム、ヒューマン・インタフェース・デザイン 
授業の進め方
教科書ならびにスライド資料を使った、遠隔授業です。
現在のところ、教室に集まってもらって、遠隔授業システムを通し受講してもらうことを計画しています。
ただし、日本に入国できていない学生さんに対しては、オンラインでの授業を同時に実施します。必ずメールで事前に問い合わせてください。
大学院システム情報科学府『ヒューマンインタフェースI, II』(伊都地区)との合同授業となります。 
テキスト
『ヒューマンインタフェース』 志堂寺和則 コロナ社
電子書籍もあります(https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339028973/) 
参考書
『レクチャー ヒューマンコンピュータインタラクション』 志堂寺和則 数理工学社
『イラストで学ぶヒューマンインタフェース』 北原義典 講談社
『認知インタフェース』 加藤隆 オーム社
『ヒューマンコンピュータインタラクション』 (改訂2版)岡田謙一他著 オーム社
『視覚心理学への招待』 大山 正 サイエンス社
『コンピュータと人間の接点』(改訂版) 黒須正明,暦本純一 放送大学教育振興会
『新訂 ユーザ調査法』 高橋秀明 放送大学教育振興会
『UXデザインの教科書』 安藤昌也 丸善出版
『ユーザビリティエンジニアリング』 樽本徹也 オーム社
『誰のためのデザイン』(旧版ならびに新版) D.ノーマン 新曜社
『エモーショナル・デザイン』 D.ノーマン 新曜社
『インタフェースデザインの心理学』 S.ワインチェンク オライリー
『UIデザインの心理学』 J. ジョンソン インプレス
『デザイン、新・25+100の法則』 W.リドウェル、K. ホールデン、J. バトラー BNN 
学習相談
メール(shidoji XXX inf.kyushu-u.ac.jp)で相談してください。 XXXはアットマークに変換してください。 
試験/成績評価の方法等
(評価方法)2回のレポートで評価します。

(評価基準)出席2/3以上。内容をどの程度、理解しているかで評価します。

学会や研究会出席のため欠席する場合は事前に連絡してください。一定の条件を満たせば出席扱いとします。 
その他
添付ファイル
更新日付 2021-09-29 11:40:46.994


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