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授業科目の概要

科目名称 色彩学 
講義題目
色彩学 
科目ナンバリング・コード DES-MED2422J 
担当教員

須長 正治

更新日付 2021-06-12 18:27:13.632
授業科目区分 コース専門科目 Course Specialized Subjects 
学部カテゴリ 芸術工学部 
使用言語 英語及び日本語を併用(E/J) 
対象学部等 芸術工学部 メディアデザインコース Media Design Course 
対象学年 学部2年 Undergraduate second grade 
必修選択 選択必修 Required elective 
単位数
開講年度 2021 
開講学期 夏学期 
曜日時限 夏学期 水曜日 2時限
夏学期 水曜日 3時限
教室 533 
開講地区 大橋地区
授業科目に関する特筆事項
<実務経験の内容>
特になし

<実務経験が授業にどういかされるか>
特になし 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
われわれの周りには様々な色が溢れているが、「光線には色は付いていない」というニュートンの有名な言葉で表わされるように、色は光線が眼に入り、大脳にその信号が伝えられて初めて生じる感覚である。すなわち、色彩の知覚は、光源からの光線とそれを反射・透過・吸収する物体および眼(脳を含む)の3者の相互作用によって作られる。色彩や明るさの知覚、色の混色や演算、表色系の概念や構成、色の見えなどの色彩学の基礎的事柄を、色彩知覚の性質を基礎とする観点から講義し、色彩や色彩知覚を総合的に解説する。
授業は講義が主体です.
CIE1931XYZについて講義した時点で,レポート課題を出します.
レポート課題のやり方も説明しますので,
その際は,ノートパソコンを持参してください.
それ以外のときは必要ありません. 
授業科目の目的(英語)
You will learn to denote color sensation with numerical representation. 
キーワード
色覚、混色、表色系、色の見え、色再現 
履修条件
基礎的な線形代数と積分に関する知識 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
DES-MED20:B-1-4.メディアデザインに関わる人間の知覚、言語、文化、知的財産の保護・流通について理解し、説明できる。  人間の色知覚に関する知識を習得し,説明できるようになる. 
DES-MED20:C-1-1.メディアデザインに関わる人間の知覚、言語、文化、知的財産に関する知識を活用して、メディアとコミュニケーションに関わる事象を定量・定性的に分析し、批判・検証することができる。  人間の色知覚に関する知識を活用し,任意の色の表記および生成ができるようになる. 

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ DES-MED20芸術工学部メディアデザインコース
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業
対面授業の形で実施する
遠隔授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
教科書・参考書・印刷資料
板書
スライド資料
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
テキスト
テキストはありません.
参考書を示ますので,それらを参考にしてください,
また,授業では,毎回,授業のレジュメをMoodle経由で配布します. 
参考書等
「色彩工学の基礎」池田光男(朝倉書店)、
「色彩工学」太田登(東京電機大学出版局)、
「色彩工学入門 -定量的な色の理解と活用ー」篠田・藤枝(森北出版)
授業の資料はレジュメとして配布します.
ノートを各自とるようにすること。
また、ノートでは不十分だと思ったことは
参考書などを調べること 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 「色彩学」の目的と内容の説明  「色彩学」についてのオリエンテーションを行う.
参考書の紹介する. 
 
2 色を見るための三要素  光,昼光について解説する.
回折により,白色光をスペクトルへ分離し,観察を行う。 
 
3 色の三色説と四色説  色の三色説と四色説(反対色説)について,その歴史と生理学的基盤とともに解説する.   
4 色の混色  色の混色について概説する.
グラスマンの法則について解説する. 
 
5 色の表記法(1)  色の表記法のひとつである色名について解説する.
CIERGB表色系について解説する 
 
6 色の表記法(2)  CIEXYZ表色系について解説する   
7 色の表記法(3)  CIE表色系にて実際に色の計算を行う.
ノートパソコンを持参
レポートを出題 
表計算ソフトをつけるようにしておく. 
8 色の表記法(4)  CIE表色系の応用について解説する.   
9 色の表記法(5)  カラーオーダーシステムについて解説する   
10 色の表記法(6)
色彩調和 
色名,CIE表色系,カラーオーダーシステムの関係について解説する.
シュブルールの色彩調和について概説する. 
 
11 色差  均等色度図,均等色空間について解説する.   
12 カラーユニバーサルデザイン  色覚の多様性とカラーユニバーサルデザインについて解説する   
13 色覚情報処理と色の見え  色知覚の基礎となる色覚情報処理と色の見えについて解説する.   
14 色再現と測色、測光  色彩工学および色測定方法について解説する.   
15 まとめ  色彩学のまとめを行う.   
備考
色彩は眼を開ければ見える身近なものであるが、その見え方は巧妙で複雑である。その巧妙で複雑な色彩の成立や色の見え方を理解するには、基礎事項から応用まで組織的な積み重ねの学習を必要とする。やむを得ない事情等により授業を欠席する場合は、欠席した講義部分を必ず補習しておくこと。 

授業科目の成績評価の方法について

定期試験
手書きのノートのみ持ち込み可で,定期試験を行う 
小テスト
行わない 
レポート
CIEXYZ表色系の色度,三刺激値,主波長,刺激純度,色差を計算するレポートを出題する. 
備考
評価方法・観点 表色系の理解 備考(欠格条件・割合)
学期末試験 ◎
レポート ◯ 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
メールまたは教員室への訪問により、随時、質問等を受け付ける。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://std.design.kyushu-u.ac.jp/education/for-handicapped/ 


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