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授業科目の概要

科目名称 メディア情報処理(2020年度入学者対象) 
講義題目
メディア情報処理 
科目ナンバリング・コード DES-MED2321J 
担当教員

小野 直樹

更新日付 2021-05-26 14:47:23.68
授業科目区分 コース専門科目 Course Specialized Subjects 
学部カテゴリ 芸術工学部 
使用言語 英語及び日本語を併用(E/J) 
対象学部等 芸術工学部 メディアデザインコース Media Design Course 
対象学年 学部2年 Undergraduate second grade 
必修選択 選択必修 Required elective 
単位数
開講年度 2021 
開講学期 春学期 
曜日時限 春学期 月曜日 2時限
春学期 水曜日 2時限
教室 531 
開講地区 大橋地区
授業科目に関する特筆事項
今年度は、オンライン授業を行う予定です。

そのときに、Moodle(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/)の『メディア情報処理』にアクセスしてください。
期末試験は対面で行います。

連絡先:
ono@design.kyushu-u.ac.jp (小野)

* * * * *

授業担当教員によるあらかじめ配布したスライド資料を使った解説を主とした形態である。
また、レポートや授業内の演習を通じて理解を深める。 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
画像処理は、画像の認識や伝送など画像にかかわる種々のシステムを構築する上で不可欠である。この科目では、コンピュータによる基本的な画像処理の方法について説明する。はじめに、アナログ画像からディジタル画像への変換について、信号の周波数表現と標本化定理をもとに解説する。次に各種形状を扱う上で必要となる幾何学変換について整理する。そして、画像の特徴抽出や画質の改善に必要となる濃淡画像に対する種々のフィルタリングを取り上げ、それぞれの効果などについて説明する。また、画像の周波数表現について解説し、周波数表現することによって得られる画像の特徴およびそのことを利用したフィルタリング処理について示す。更に劣化画像の復元についても解説する。 
授業科目の目的(英語)
Image processing is essential when constructing various systems about images, such as recognition, transmission, etc. of an image. This course explains the methods of fundamental image processing by a computer. First, I explain the transformation to a digital image from an analog image based on frequency expression and the sampling theorem of a signal. Next, I arrange about the geometrical transformation which is needed when treating various form. And I pick various filters to the image which is needed for the feature extraction of an image, or the improvement of image quality, and explain each effect. Moreover, I explain about frequency expression of images.
I also show the feature of the images obtained by frequency expression and the filtering in the frequency domain. In addition, I lecture on the image restorations. 
キーワード
画像処理、デジタル画像、フィルタ、特徴抽出、幾何学変換処理、周波数変換 
履修条件
基本的な微積分および線形代数の知識 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
DES-MED20:B-1-5.メディアデザインにおけるデジタル技術の活用について理解し、説明できる。  画像を情報としてとらえ、画像から種々の情報を抽出する方法を理解しそれらを利用することができる。 
DES-MED20:C-1-2.メディアデザインにおけるデジタル技術を活用して、メディアとコミュニケーションに関わる事象を定量・定性的に分析し、批判・検証することができる。  種々の画像処理を適宜使い分けることができる。
種々の画像処理の応用を考えられる。 

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ DES-MED20芸術工学部メディアデザインコース
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業
対面授業の形で実施する
遠隔授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
スライド資料
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
独自webサイト
テキスト
Moodle及びWeb上に用意した授業資料 
参考書等
長尾真訳:ディジタル画像処理(近代科学社)  
イメージプロセッシング<画像処理標準テキストブック>(財団法人画像情報教育振興協会)
Web上に授業内容を網羅した資料を用意する。
http://voyage.vcd.design.kyushu-u.ac.jp/ImgProWeb/
又はhttp://133.5.119.56/ImgProWeb/
ユーザー名:kid パスワード:img
(接続がうまくいかないときには別の日にアクセスしてみる) 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 第1回:授業への導入
 本講義の範囲と内容とに 
本講義の範囲と内容とについて概説する。  Moodleへ登録しておくこと。 
2 第2回:ディジタル画像とは  ディジタル画像の成り立ちについて、アナログ画像を出発点として解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。授業後レポート課題 
3 第3、4回:画像の周波数表現  信号の周波数表現と画像の周波数表現、標本化定理について解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。授業後レポート課題 
4 第5回:画像の幾何学変換  画像の座標変換(平行移動、拡大縮小、回転、反転、アフィン変換)について解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。 
5 第6回:画像の幾何学的変形  座標変換処理を元に、画像を幾何学的に変形する場合の方法について解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。授業後レポート課題 
6 第7回:輝度変換処理  画像のヒストグラム表示について解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。 
7 第8、9、10回:画像のフィルタリング  画像処理で用いられる一般的な線形フィルタリングについて解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。授業後レポート課題 
8 第11、12回:周波数空間における画像処理  画像を周波数空間で表して行うフィルタリングについて解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。 
9 第13、14回:画質改善のための処理  画像処理によって画質を改善する方法について解説する。  事前に資料をダウンロードしておくこと。授業後レポート課題 
10 第15回:まとめ  講義全体のまとめを行う。  授業全体の内容を復習しておくこと。 
備考
Moodle及びWeb上に授業で用いる資料を公開しているので、あらかじめダウンロードして各自授業で利用すること。
http://voyage.vcd.design.kyushu-u.ac.jp/ImgProWeb/
http://133.5.119.56/ImgProWeb/
各自、ダウンロードした資料へ書き込みし、更にノートに要点をきちんとまとめておくことが望ましい。

いくつかのポイントでレポート課題を課する。この課題提出によって理解を深める。

この授業における口頭試問に関わるキーワード
ヒストグラム平坦化、点拡がり関数、畳み込み処理、フーリエ変換、サンプリングと量子化、画像フィルタ、特徴抽出 

授業科目の成績評価の方法について

定期試験
50% 
小テスト
10% 
レポート
20% 
発表
加点対象とする 
授業への貢献度
加点対象とする 
出席
20% 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
メール等により適宜対応する。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://std.design.kyushu-u.ac.jp/education/for-handicapped/ 


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