履修条件
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なし。
博士課程の学生さんおよび他学府の学生さんも履修可能です。
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授業概要
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第二波フェミニズムのようなフェミニズム的な主張に対して距離感を感じる現代の女性たちにとって、フェミニズムとは何か、ポストフェミニズム、第三波フェミニズムといわれる現代に表れたジェンダー理論とはどういうものかという観点から、多様な文化表象を見ていく。
本講義では、まず、現代社会におけるポストフェミニズムや第三波フェミニズムを的確に理解するためには、第二波フェミニズムを理解することが不可欠であるという立場から、第二波フェミニズムを理論的に理解し総括し、その上で、ポストフェミニズムと第三波フェミニズムを理論的に理解すること目指す。
また、本講義では、第二波フェミニズム、ポストフェミニズム、第三波フェミニズムにおけるジェンダー表象について、必要に応じて、文化テキスト(アニメ、マンガ、小説、映画、ゲームなど)を題材に、女性像や男女のジェンダー関係などの分析と比較検討を行うことがある。
・ポストフェミニズム、第三波フェミニズム時代のジェンダー理論と文化表象の分析。 ・第二波フェミニズム理論の概観。 ・最近のジェンダー動向が起こった社会的・文化的・時代的背景に対する理解。 ・上記の目的のために、最近のフェミニズム理論やジェンダー理論を援用して、多様なメディア(マスメディア(新聞、テレビなど)、小説、児童文学、漫画、アニメ、映画、ゲームなど)の分析を行う。
具体的には、テキストに沿って、以下にあげるテーマなどを扱う。 ・1960年代のアメリカ女性解放運動の幕開け ・第二波フェミニズムの軌跡 ・ブラック・フェミニズムの運動と理論 ・有色人種のフェミニストによるアイデンティティズ論 ・フェミニストがつくるハイブリッドな空間 ・アメリカのフェミニズムの「帝国」性 ・ポストフェミニズムと第三波フェミニズムの誕生
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The aim of this course is to deepen our understanding and theoretical analysis of post-feminism and third-wave feminism, and to theoretically understand and summarize second-wave feminism, which is essential for understanding post-feminism and third-wave feminism.
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授業形態 (項目)
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□ 講義・演習 □ グループワーク・ペアワーク □ プレゼンテーション □ ディスカッション □ PBL
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授業形態 (内容)
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演習形式で授業を行います。 テキストにもとづき、発表とディスカッションを中心に授業を進めていきます。 テーマやトピックによっては、各章のテーマや基本的な概念を確認した後、関連文献や資料などを用いて理解の深化を目指します。
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使用する教材等
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板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料
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全体の教育目標
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・文化的・社会的コンテクストにおけるジェンダーについて理解を深める。 ・第二波フェミニズムについての理解を深め、ポストフェミニズムや第三波フェミニズムとの関連性について考察する。 ・ポストフェミニズムおよび第三波フェミニズムといわれる現代における女性像・男性像およびジェンダーの問題を、文化的・社会的コンテクストにおいて考察する。 ・ポストフェミニズムと並んで論じられる新自由主義などの概念についての理解も深める。 ・ジェンダー理論の理解。
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個別の教育目標
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・文献を深く読み解くとともに、自らの独自の視点で問題点を見つけ出すことが出来、論理的に考察することが出来ること。
・文化的・社会的コンテクストにおけるジェンダーの理解。 ・ジェンダー理論の理解。 ・第二波フェミニズム、ポストフェミニズム、第三波フェミニズムなど、ジェンダー動向の理解と理論化。
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授業計画
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・第1週:イントロダクションとジェンダー概説 (授業計画の具体的な内容は、授業の初回にお知らせします。)
・第2週以降:受講者による発表とディスカッション (発表者はハンドアウトを準備してください。)
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キーワード
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第二波フェミニズム、ポストフェミニズム、第三波フェミニズム、ジェンダー、女性像、男性像、ガールパワー、表象、メディア(新聞、広告、テレビ、小説、児童文学、マンガ、アニメ、映画など)、社会 、文化、教育、子ども
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授業の進め方
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テキストと文献の購読・レヴュー、および受講生による発表とディスカッションを中心に授業を進めていきます。
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テキスト
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・吉原令子『アメリカの第二波フェミニズム:ー九六〇年代から現在まで』(ドメス出版)
・その他の資料や文献等については授業中にハンドアウトを配布または文献名をお知らせします。
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参考書
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・河野真太郎 『戦う姫、働く少女』(堀之内出版) ・河野真太郎他 『わたしたちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版) ・田中東子 『メディア文化とジェンダーの政治学ー第三波フェミニズムの視点から』 (世界思想社) ・コンネル『ジェンダー学の最前線』 ・江原由美子『ジェンダー秩序』 ・ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』
・その他の参考文献については、授業中に適宜指示します。
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学習相談
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随時メールにて受け付けます。面談での相談を希望する場合は、事前にメールで連絡をしてください。
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試験/成績評価の方法等
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評価は、発表報告、ディスカッション参加状況、レポート、プレゼンテーションなどをもとに総合的に行います。
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その他
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・授業内容は、受講生の専門性や学問的関心などにより、変更する場合があります。
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添付ファイル
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更新日付
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2021-05-07 13:30:18.609
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