履修条件
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日本語で書かれた教育学関係論文や書籍を読み、理解することができること。
Participants must read and understand academic papers and books written in Japanese.
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授業概要
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教育実践とは授業者から学習者への一方的な伝達行為ではありません。教育実践とは、授業者と学習者、そして学習者間や、学習者と教材教具等との間での相互作用によって構成されるものです。教育実践を授業者と学習者の間の相互作用に限定することなく、より広い視角から捉え、分析するためには、そのための視座や方法論の習得が不可欠です。
本講義では、教科や道徳の授業、特別活動、学級経営など、様々な教育実践の事例を取り上げ、社会システム理論、シンボリック相互作用論、正統的周辺参加論などの諸観点から教育実践を解明するための方法論や具体的分析例を検討します。
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In this lecture, we will discuss various educational practices such as subjects, moral lessons, special activities, class management, etc., and study methodologies and specific analysis examples to elucidate educational practice from various viewpoints such as social system theory, symbolic interactionism, and legitimate peripheral participation theory.
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授業形態 (項目)
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■ 講義・演習 □ 実験 □ グループワーク・ペアワーク □ 学内外実習 ■ プレゼンテーション ■ ディスカッション □ PBL/TBL
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授業形態 (内容)
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前半部分では授業担当者(教員)が社会システム理論をはじめとする各理論の立場から教育実践(とりわけ学校教育)において見られる諸現象の見方を提示します。その際、いくつかの具体的な場面を提示し、参加者の意見や考えを共有しながら、授業を進めます。
後半部分では、受講者が各自で教育実践に関する論文(5~7本)を読み、要約した上で、総合的な考察を加えて発表します。他の受講者はその発表に対して質問やコメントを行い、他者評価を行います。
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使用する教材等
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テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料
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全体の教育目標
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教科や道徳の授業、特別活動、学級経営など、様々な教育実践の事例に関し、社会システム理論、シンボリック相互作用論、正統的周辺参加論などの諸観点から教育実践を理解し、説明することができる。
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個別の教育目標
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授業計画
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前半部分では、以下のようなテーマで授業を行います。 ・「教える-学ぶ」関係という視点の不十分さ(講義) ・「学力」や「能力」という構成物(講義) ・社会システム理論の視点から捉えた教育実践という現象(講義) ・シンボリック相互作用論の視点から捉えた学習という現象(講義) ・状況的学習論の視点から捉えた学習という現象(講義) ・状況的相互作用の視点から捉えた学校の日常(講義)
後半部分では、受講者の発表と意見交換、相互評価を繰り返します。
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キーワード
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教育実践、「教える-学ぶ」関係、学力、能力、社会システム理論、シンボリック相互論、状況的学習論、状況的相互作用論
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授業の進め方
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テキスト
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教科書は使用しません。発表のために精読を求める論文等は、ダウンロードできるものか、コピーを配布したり、貸し出したりできるものを使用します。
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参考書
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学習相談
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試験/成績評価の方法等
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発表原稿の出来具合、発表の準備状況、発表での他者とのやりとりなどについて、授業担当者(教員)と本人、他の受講生からの評価を合算して主たる評価とします(80点)。
最終レポートも評価の対象とします(20点)。
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その他
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添付ファイル
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更新日付
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2021-06-03 12:40:55.345
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