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授業のテーマ
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授業の内容(90分授業=2時間)
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事前/事後学修の内容
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1
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「社会学とジェンダー」 木下直子
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社会学は、歴史学や思想など近隣分野の知見を取り入れながら、ジェンダー研究を発展させてきました。この授業では、近代家族や家父長制などのキーワードを取り上げ、社会学やフェミニズムの議論を紹介します。女性と男性がおかれた状況がまるで違うことを知ると同時に、それを自然視してしまうのでなく、ジェンダーの構築性について理解することが重要であることを解説します。
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事前…資料がアップされたら予習しておきましょう。 事後…授業内容を復習、推奨文献、資料等を自主的に探究、アクセスしてみましょう。コメントに対するフォローアップを熟読し、考察を深めましょう。
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2
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「心理学からみるジェンダー」 立脇洋介
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私たちの社会では、様々な女性と男性がいるにもかかわらず、女らしさや男らしさなどの「ジェンダー・ステレオタイプ」が根強く存在します。人々が「女らしさ」や「男らしさ」をどのようにとらえ、「ジェンダー・ステレオタイプ」がなぜ維持されやすいのかを説明します。
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同上
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3
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「人間関係からみるジェンダー」 立脇洋介
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恋愛・夫婦などの人間関係では、女性と男性の性役割が意識されやすいです。このような一対一の人間関係におけるコミュニケーション等の違いやその背景について説明します。
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同上
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4
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「児童文学、ポップカルチャーをめぐる女性学・男性学」 谷口秀子
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『シンデレラ』などのおとぎ話、子どものための本、漫画、アニメなどには、ステレオタイプ的な女性像・男性像が多く見られます。一方、近年一部には、ステレオタイプ化されていない女性像・男性像を提示しようとする動きもあります。本講義では、子どもやヤングアダルト向けの作品に見られるジェンダーとジェンダーを排除しようとする作品の試みについて概観します。
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同上
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5
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「女性労働の現状と歴史Ⅰ-夫婦共稼ぎの坑内労働~炭鉱の労働過程-」 野依智子
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労働の場における男女格差、さらには女性の貧困(母子世帯・高齢女性・若年女性)の現状を統計データから把握し、そのメカニズムは男性稼ぎ主による家族賃金体系と社会保障制度にあることを知る。家族賃金の形成過程については、炭鉱の女性労働が主婦になっていく過程とあわせて跡づけながら、女性労働史を学ぶ。(近日中に変更します。昨年度の内容を一時的に掲載しています。)
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同上
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6
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「女性労働の現状と歴史Ⅱ-女性労働力の確保と坑内保育所~炭鉱の生活過程」 野依智子
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家族賃金に対峙するものとして、共稼ぎの賃金設定のメカニズムについて検証する。福井県の織物工場で働く既婚女性労働者を対象に、当該地域に戦前・戦後そして現在も続く「共稼ぎ」を支えるものは何なのかを家族内労働(町営保育所・工場内保育所)と賃金労働(夫の賃金・妻の賃金)に着目して明らかにする。(近日中に変更します。昨年度の内容を一時的に掲載しています。)
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同上
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7
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「女性労働の現状と歴史Ⅲ-機械化と「家族賃金」-」 野依智子
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(近日中にアップします)
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同上
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8
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「男性同盟とホモソーシャリティ」 福元圭太
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アメリカの英文学者セジウィックの「ホモソーシャリティ」の概念を導きの糸として、ドイツにおける男性同盟の消息を追います。対象となる期間は20世紀初頭からナチズムまで。「なぜおやじたちは徒党を組んで女性を周縁化するのか」という極めてアクチュアルな問題について、100年前のドイツを舞台に考えてみましょう。
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同上
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