授業概要
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・ 九大「自炊塾」は、自炊生活を身に付けたい学生のための実践的食育授業です。自炊経験は問いません。 ・ 自宅での自炊を繰り返しながら本授業を受けることにより、私たちの食生活の変化が、医療、福祉、農業、環境、教育分野における様々な社会問題といかに密接に関係しているかを学び、そうした問題を解決する上で個人の食料消費行動の変革が大きな影響力を持つことを体感します。 ・ 基礎編では、食と社会的課題を結びつけるための学際的な探求思考の重要性と、自炊を軌道に乗せるためのノウハウを学びます。 ・ 授業の大部分をネット会議システムを通じた対話方式で実施します。 ・ 過去に本講義を履修した先輩学生や社会人(栄養士、医師、助産師、歯科医師、歯科衛生士)が、SNS(Facebook上の非公開グループ「大学生自炊応援団」を使用予定)を通じて様々な角度から受講生の自炊に関する助言をします。 ・ 授業期間内に担当教職員、専門家(料理研究家や料理人)による調理実演の課外ライブ配信を2回以上視聴してもらう予定です。
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キーワード
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自炊、食生活、健康、農業、環境、命、発酵食品、地産地消、家庭料理、伝統食、食文化、持続可能性
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授業形態 (項目)
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□ 講義・演習 □ グループワーク・ディスカッション □ 実技指導(調理実演ライブのネット配信) □ 自宅内実習(自炊の課題) 上記を遠隔システムを通じて実施します。
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授業形態 (内容)
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使用する教材等
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板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料
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履修条件等
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・ 期間中(6週間)に35回以上の自炊をこなすこと。 ・ その記録をfacebook「大学生自炊応援団」(非公開グループ)へ投稿し、メンバーと活発に交流し合うこと。 ・ 全授業のふりかえり記事を毎週「大学生自炊応援団」に投稿すること。 ・ 毎週水曜日の昼休みに遠隔会議システムで実施する一品持ち寄り昼食会に参加すること。 ・ 学校休業日(土日、祝日)や放課後を利用して実施される調理実演ライブのネット配信課外授業に少なくとも2回以上参加すること。 ・ 授業中に課す課題レポートを必ず提出すること。
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履修に必要な知識・能力
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・ 自炊経験は問いませんが、平均して毎日1食以上の自炊をこなす根気強さ(持続力・自己管理力)が問われます。 ・ インスタント・レトルト・冷凍・加工食品やコンビニ・ファストフード等の外食に頼らず、和食を中心とした自炊が当たり前の生活を目指そうとする意思(探求力)が問われます。 ・ 料理や食文化に関するあらゆる学術的な根拠を学際的に学ぼうとする向学心(学際性・探求力)と、学んだことを文書として記録する力(記述力)が問われます。 ・ 授業で課す様々なアクティビティにおいて、自らの課題を問い、自らの考えを発言し、他者と対話する能力(対話力)が問われます。
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到達目標
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No
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観点
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詳細
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1.
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持続力
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毎回授業に出席し、少なくとも毎日1回(授業期間中に35回)以上自炊を繰り返すことができ、日本の伝統的食文化を継承できる人になることを目指します。
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2.
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自己管理力
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食事、健康、生活のための費用や時間など、自らの暮らしをより良くするための自己管理ができる人を目指します。
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3.
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記述力
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授業で課すアクティビティをもとに読み応えのある記事を書くことができる人を目指します。
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4.
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対話力
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授業内での対話やFacebook上の自炊記事を通じて他者と建設的に対話できる人を目指します。
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授業計画
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No
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進度・内容・行動目標
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講義
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演習・その他
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授業時間外学習
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1.
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5/13「自炊塾とは?」〜ガイダンス
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◯
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演習
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2.
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5/20「後世に遺したい食文化とは?」(文化伝承、一汁○菜)
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◯
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演習
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3.
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5/27「なぜ自炊が長続きしないのか?」(レシピ、〇〇知)
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◯
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演習
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4.
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6/ 3「食べ物の何に満足を求めるのか?」(食料、生産、流通、消費)
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◯
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演習
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5.
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6/10 「一日いくらの食費で暮らせるのか?」(食費、消費)
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◯
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演習
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6.
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6/17「私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」(人類の移動と拡散、生物多様性、農業)
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◯
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演習
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7.
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6/24「記憶に残る食事、弁当とは?」(エピソード記憶、共食、人間の成長)
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◯
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演習
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8.
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比良松道一・竹内太郎の自炊塾「シンプルでおいしい自炊のススメ」(課外、オンライン配信予定)日程調整中
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実演
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課外授業
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9.
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北川みどり先生の自炊塾:簡単!味噌づくりと味噌料理」(課外、オンライン配信予定)日程調整中
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実演
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課外授業
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10.
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手嶋法子先生の自炊塾「自炊が楽しくなるイタリアンレストランオーナーの自炊基本技」(課外、オンライン配信予定)日程調整中
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実演
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課外授業
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11.
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〇〇〇〇先生の自炊塾(課外、オンライン配信予定)数名に出演交渉・日程調整中
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実演
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課外授業
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授業以外での学習にあたって
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・ 本授業は、調理実習が主体ではなく、また、授業時間内だけで完結しません。 ・ 授業時間外に自ら実施する自炊の時間が、本授業の学びを支える土台です。授業時間内と授業時間外の学びをfacebookに設けた仮想食卓「大学生自炊応援団」がつなぎます。 ・ また、自分だけでなく他者のために料理をつくる機会を積極的に設けることも、本授業の学びを支えるもう一つの土台です。毎週水曜の昼休みに実施する一品持ち寄り「弁当の日」はそのために設けられています。
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テキスト
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・ 原則として料理レシピは配布しません(理由は授業中に説明します)。料理記録用の専用ノートを自分で用意し、見たり聴いたりしたことを積極的に記録してください。
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参考書
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授業資料
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成績評価
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評価方法・観点
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観点No.1
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観点No.2
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観点No.3
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観点No.4
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観点No.5
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観点No.6
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観点No.7
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観点No.8
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備考(欠格条件・割合)
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◯
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◎
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12%
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◯
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◯
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◎
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◎
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9%
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◎
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◎
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9%
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自炊
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◎
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◎
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70%以上
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成績評価基準に関わる補足事項
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・ 授業態度には、授業や実習への出席状況と授業内のアクティヴィティが反映されます。通常授業1回を1点とし、配点は9点です。 ・ 授業への貢献度には、Facebookグループ「大学生自炊応援団」への授業の振り返り記事の投稿やコメント記入が反映されます。振り返り記事1回を1点とし、配点は9点です。 ・ レポートの評価には、授業中と授業の最後に課すレポート課題の提出と内容が反映されます。配点は12点です。 ・ その他には、自宅での自炊の実施回数とその内容が反映されます。自炊1回を2点とし、基礎配点70点とします。自炊回数が35回を超えた場合も加点し、配点が高くなります。ただし、授業への出席回数が3回以下の場合は、自炊回数は成績に反映されません。
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ルーブリック
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学習相談
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添付ファイル
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授業担当者の実務経験有無
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授業担当者の実務経験内容
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<実務経験の内容>
<実務経験が授業にどういかされるか>
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その他
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・ 食生活改善の細やかな指導ができる人数を考慮し、定員25人としています。希望者が定員を超える場合は、申し訳ありませんが受講生を選抜させて頂きます。 ・ 基礎編(春学期)と応用編(夏学期)で一連の内容になっており、自炊の定着を目指す人のために二つの授業を連続して受講できるように配慮します。
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更新日付
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2020-05-04 19:23:25.888
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