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講義科目名 課題協学科目 
科目ナンバリングコード KED-ICL1131J 
講義題目
授業科目区分 課題協学科目 
開講年度 2020 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 月曜日 3時限
後期 月曜日 4時限
必修選択  
単位数 2.5 
担当教員

角 俊雄

小林 亮介

山脇 兆史

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年  
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 1403+1405、2403、1501+1502 
その他
(自由記述欄)



授業概要
この科目では専門分野の異なる3名の教員が一つのクラスを担当し、各々異なった視点から、教室テーマに沿い、かつ、グループ学習に適した題材(協学課題)を提供します。授業ではみなさんが協学課題を考えるために必要となる講義に加えて個人演習やグループ作業を実施し、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢や問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力を養うことを目的としています。 
In this subject, three professors with different areas of expertize take turns in teaching the three classes. Each professor presents cooperation challenges from his or her point of view related to the classroom theme they provide. In addition to listening to a lecture that helps them to understand the cooperation challenges, students do individualized tasks and group works as well. This subject aims to cultivate a positive attitude to discovering problems from a wide perspective, resoluteness and skills to continue learning to solve the problems, and the ability to cooperate with others with different specialties. 
キーワード
授業形態
(項目)
グループワーク・ペアワーク

プレゼンテーション

ディスカッション

PBL/TBL 
授業形態
(内容)
教員が提示した課題に関して,グループワークを主体に調査・検討をし,結果に至るプロセスを経験します。講義とは異なり,学生が主体的に考え,グループ内でのコミュニケーションを積極的にとる学習姿勢が求められます。 
使用する教材等
履修条件等
特になし 
履修に必要な知識・能力
以下のような姿勢で取り組むのが望ましい。

・図書やインターネットを活用して情報を収集する

・他者と協力して建設的に意見を交換する

・さまざまな社会問題に広く関心を持つ 
到達目標
No 観点 詳細
1. A. 協学課題の理解力  成果物を作成するために、適切に課題の趣旨を理解することができる。 
2. B. 協学課題の分析力  成果物を作成するために、適切に課題の内容を分析することができる。 
3. C. 到達解の表現力  成果物を作成するために、適切に自分の考えを表現することができる。 
4. D. 協働作業への貢献  ・マナーを持ってグループ活動に参加できる。

・他者と協力し、定められた時間を有効に利用して活動できる。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 教室テーマは「ボーダー」であり、以下の協学課題、

(1) 国と国のボーダー

(2) 生き物の体のボーダー

(3) 学びのボーダー

について授業を進めます。 
◯ 
グループ作業   
2. 国と国のボーダー 担当 小林

この課題では、「国境」形成の歴史に焦点を当てます。しばしば,「国境」とは,本来的にその国に備わっているもののように思われがちです。「固有の領土」という文言がそのような観念を象徴しています。しかしながら,国境とは歴史的に絶えず揺れ動き,変化してきたものです。さらにいえば,「主権」をもつ国と国の間に,厳密な国境が設定されなければいけないという発想が,世界で支配的になったのも,必ずしもそう昔のことではありません。世界には未解決の国境問題を抱える国,そして国境問題を解決した国など,多くのケースが存在します。この授業では,日本のみならず,こうした世界各地の事例を学び,そして境界地帯の人々の生活,社会のあり方にも目を向け,国境が生成されていく過程を検討します。 
◯ 
グループ作業   
3. 生き物の体のボーダー 担当 山脇

生物の体は、脳、眼球、心臓、骨格などの多数の器官が集まって出来ており、器官同士を隔てる明確なボーダー(境界)があります。それらの器官は異なる組織が集まってできており、例えば、眼球は虹彩、水晶体(レンズ)、網膜などの組織で構成されています。これらの組織の間にも明確なボーダーがあります。さらに、組織は多数の細胞が集まってできており、それぞれの細胞は細胞膜というボーダーで外部から隔離されています。以上のような、生物の体で観察される様々なボーダーを調べることで、ボーダーが存在する意味について考えることを目的とします。 
◯ 
グループ作業   
4. 学びのボーダー 担当 角

令和3年度のセンター試験から実施方法が変更になり、科目間の境目(ボーダー)がはっきりしない方向へ進んでいます。なぜ変更が必要なのか。その疑問にグループごとの答えを見つけ、小・中・高の授業のやり方や、大学での授業に影響があるか考えます。近年、インターネットの普及により、様々なサービスが行われるようになってきました。それらは高等教育にも影響を与えるだろうし、少子化問題もあります。高齢者社会において、一生勉強ができる環境も整備することもできるだろう。
自分たちの経験を活かし、フォーカスを絞って、学科にとらわれない授業形態について提案を行い、その成果を計る方法についても検討します。 
◯ 
グループ作業   
授業以外での学習にあたって
宿題の結果を題材にして個人演習やグループ討論を進めることがしばしばあるため、宿題を忘れないようにすること(宿題を忘れるとグループの他のメンバーにも迷惑をかけてしまうことを肝に銘じておく)。 
テキスト
参考書
授業資料
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
30% 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
20% 
 
◯ 
◯ 
 
◎ 
 
 
 
 
50% 
成績評価基準に関わる補足事項
グループ作業や個人演習を通して、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢、問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力の涵養を重視する。そのため、出席していてもグループ作業に参加していない者については遅刻・欠席と取り扱うことがある。

上記成績評価割合については、協学課題ごとの実施形態により、各協学課題で違うことがある。 
ルーブリック
学習相談
担当教員に適宜電子メール等で連絡すること。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
第1回の授業はガイダンスとなります。コロナウィルス感染状況により、授業形態の変更があるかもしれません。その他、前期の期間中に掲示板等にて連絡することがあります。

グループ討論の形式にどうしてもなじめない学生は早目に担当教員へ申し出てください。

授業の欠席は、グループワークに支障をきたしますが、どうしても欠席しなくていけない場合は、担当教員、およびグループのメンバーに欠席する旨連絡をするようにして下さい。 
更新日付 2020-08-05 18:38:21.619


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