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講義科目名 薬理学Ⅱ 
科目ナンバリングコード PHS-MDS2532J  PHS-CPH2532J 
講義題目
薬理学 II 
授業科目区分 講義 
開講年度 2020 
開講学期 冬学期 
曜日時限 冬学期 水曜日 1時限
冬学期 水曜日 2時限
必修選択 必修 
単位数
担当教員

津田 誠

開講学部・学府 薬学部 
対象学部等 薬学部 
対象学年 学部2年 
開講地区 病院地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 第1講堂 
その他
(自由記述欄)



授業概要
薬理学は、「薬と生体との相互作用の結果起こる現象を研究する科学」と定義されている。生体は、様々な刺激を受けて常に変化しつつあるが、多様なシステムを動かし、それらに対応し恒常性を維持している。しかし、刺激が大きすぎると正常からはずれ、時に病気を引き起こす。薬は、これらのシステムの適切な部位(作用点)に働いて、生体を正常に服するための手助けをする。この薬の働きを科学する学問が薬理学である。
 薬理学IIでは、中枢神経系および末梢神経系などに対する薬物の作用を基礎的・基本的な事項につき広く理解する。これらの薬物の作用点は、中枢神経細胞、末梢神経細胞ならびにグリア細胞の細胞表面に発現する受容体、チャネルおよびトランスポーター、細胞内の酵素群、核内受容体、および機能タンパク、そして遺伝子などである。そこで、これらのパーツがどのようにして情報伝達系を構成し機能するかを学ぶ。ついで、それらに対する薬物の作用メカニズムについて学習する。 
The objective of Pharmacology II is to understand the basic elements of the peripheral and central nervous system and also the mechanisms of action of drugs acting on the nervous system. Those include plasma membrane receptors, channels, transporter, intracellular enzymes, nuclear receptors and functional proteins and genes. Furthermore, Pharmacology II will also focus on the diseases in the central nervous system and the mechanisms of therapeutic effects of drugs on these diseases. Through the class Pharmacology II, students will understand the peripheral and central nervous system functions and diseases and their medications. 
キーワード
神経薬理学,神経伝達物質,受容体,イオンチャネル,脳,末梢臓器 
授業形態
(項目)
講義・演習 
授業形態
(内容)
使用する教材等
板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料 
履修条件等
薬学部で2年生に進級していること。 
履修に必要な知識・能力
行動薬理学、遺伝子、細胞生理、生化学、電気生理学等の知識が必要となる。高校生物の知識はもとより、2年秋学期までの生物関係の知識は当然備えているものとして講義を進める。 
到達目標
No 観点 詳細
1. A:知識・理解  ・中枢神経系および末梢神経系の生理機能を理解し,それらに対する薬物の作用メカニズムを理解する。
・中枢神経疾患の病態メカニズムを理解する。 
2. B:専門的技能   
3. C:汎用的技能   
4. D:態度・志向性   
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 神経系,生理活性物質,細胞内情報伝達系の総論 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
2. 交感神経と副交感神経,神経筋接合部 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
3. 副交感神経系に作用する薬物 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
4. 交感神経系に作用する薬物 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
5. 中枢神経系の総論 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
6. 統合失調症とその治療薬 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
7. パーキンソン病とその治療薬 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
8. 中間試験 
 
No.1~4の学習範囲を対象とする。   
9. 気分障害とその治療薬 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
10. 不眠,不安神経症,てんかん,それらの治療薬(1) 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
11. 不眠,不安神経症,てんかん,それらの治療薬(2) 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
12. アルツハイマー病とその治療薬 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
13. 局所および全身麻酔薬,解熱鎮痛薬,麻薬性鎮痛薬(1) 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
14. 局所および全身麻酔薬,解熱鎮痛薬,麻薬性鎮痛薬(2) 
◯ 
  講義内容は確実に復習すること。 
15. 期末試験 
 
No.5~14(No.8は除く)の学習範囲を対象とする   
授業以外での学習にあたって
基本的には,講義の復習を中心として授業時間外の学習を行うこと。単元によってはプリント等を配布する場合もあるので,教科書と併せて有効に活用すること。 
テキスト
「図解 薬理学」 鍋島俊隆,井上和秀 (南山堂) 
参考書
特に指定しない 
授業資料
特に指定しない 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
60% 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中間試験 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
40% 
成績評価基準に関わる補足事項
本科目の評価は試験(原則100%)により行う。ただし,講義中の質疑応答を評価の対象に含める場合がある。
試験の点数は,中間試験(40点満点)と期末試験(60点満点)の合計(100点満点)とし,試験は知識の修得を中心に評価する。
なお,上記授業計画ではNo.8で中間試験を実施する予定であるが,スケジュールの関係上,変更する場合もある。 
ルーブリック
学習相談
オフィスアワー等については教員のホームページ等を参照すること。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
<実務経験の内容>

<実務経験が授業にどういかされるか> 
その他
遅刻は厳禁。
中間および期末試験等における不正行為については,学部規則に則って対応する。 
更新日付 2020-03-17 09:12:26.283


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