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講義科目名 水環境工学 
科目ナンバリングコード AGR-AEE2211J 
講義題目
豊かな地域水環境を目指して 
授業科目区分 (農)専攻教育科目 (Agr)Major Subject 
開講年度 2020 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 木曜日 1時限
必修選択 選択必修(compulsory elective) 
単位数
担当教員

平松 和昭

開講学部・学府 農学部 
対象学部等 生物資源生産科学コース(Agricultural Resources,Engineering and Economics) 
対象学年 学部2年(The 2nd year) 
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
Japanese 
教室  
その他
(自由記述欄)
<重要>
令和2年度の水環境工学は,講義ビデオのオンデマンド配信(Moodle),テキストとレポート・演習問題による遠隔授業の形式で実施します.授業の実施方法,成績評価方法などの詳細,また連絡事項はMoodleに記していますので,Moodleをこまめに確認して下さい.

<MoodleコースURL:https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=30103
1.令和2年度の水環境工学は,講義ビデオのオンデマンド配信(Moodle),テキストとレポート・演習問題による遠隔授業の形式で実施します.詳細はMoodleに記していますので,Moodleをご覧下さい.その他,変更が生じた場合は,全てMoodle上で指示しますので,Moodleをこまめに確認して下さい.
2.レポート・演習問題は原則として講義コアタイム内に作成して下さい.
3.担当教員作成の印刷製本版のテキスト(BookQにも掲載)を受講者に配布します.
4.Moodleの出欠管理機能を使用します.講義コアタイム開始時に必ずMoodleのコースにアクセスして下さい.遅刻は15分までです.
5.Moodleコースのテキストのすぐ下にある「遠隔講義スケジュール一覧ファイル」と「遠隔講義内容一覧ファイル」をダウンロードしておいて下さい.授業方法・評価方法に関する重要な情報を記しています.第1回目の講義時に説明します.
6.質問はメールで受け付けます.担当教員のメールアドレスは「hiramatsu@bpes.kyushu-u.ac.jp」あるいは「hiramatsu.kazuaki.554@m.kyushu-u.ac.jp」です.
7.最終成績は,15回のレポート・演習問題と毎回の出席状況で評価します. 



授業概要
水環境工学は自然と調和した地域水環境の創出と持続的開発に関する基礎学の一つであり,農業農村地域の水と物質の循環について理解を深めさせ,環境問題解決策の手法を教授することによってグローバルな問題にも適用できる能力を育成することを目標とする.授業内容は,水環境調査について概説したのち,水環境工学の基礎となる環境水理学を修得させる.さらに,河川・湖沼・沿岸域における集水域の水質動態,水質環境の解析とモデル及び水辺環境の計画と設計について解説する.

<九州大学生物生産環境工学プログラム(JABEE認定)の学習・教育到達目標との対応>
水環境工学は,「C 技能(C1 専門的能力):生物生産環境工学技術者として必要な知識・技術の修得」における「C1-1 農業農村工学・農業環境工学領域の専門基礎の理解」,および「D 実践:グローバルな社会の中で,特に九州地域やアジアモンスーン地域における農業の展開に係る生物生産環境工学技術者の役割を認識できる能力」を主体的に含む科目であり,また「C1-2 農業農村工学・農業環境工学領域の応用的な専門の理解」を付随的に含む科目である.

<JABEE認定基準1(2)との対応>
水環境工学は,「d:当該分野(農業工学関連分野)において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力」の内容を主体的に含み,また「e:種々の科学,技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力」の内容を付随的に含む. 
“Water Environment Engineering” is one of the basic subjects for creating regional water environment in their harmony with nature and contributing to the sustainable development in regional areas. The learning objective of the subject is primarily the understanding of hydrological circulation and material circulation in closed water bodies as well as watersheds and how to utilize a variety of mathematical models for solving environmental problems in regional areas, and then fostering comprehensive ability for tackling global environment problems. In the classes, field observation techniques for regional water environment are firstly outlined and the Environmental Hydraulics is taught as one of basic academic skills for Water Environment Engineering”. And then, the water quality dynamics in rivers, lakes and ponds, estuaries as well as watersheds, mathematical models for water quality analyses, and basic concepts and methodologies of planning and designing for waterfront environment are taught expansively. 
キーワード
環境水理,汚濁負荷量,物質の移流拡散,水質解析モデル,環境との調和 
授業形態
(項目)
□ 講義・演習 
授業形態
(内容)
使用する教材等
板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(紙媒体) 
履修条件等
特になし. 
履修に必要な知識・能力
水環境工学は水環境工学では水と物質の移動についての基礎理論,水質の数理モデルと解析,生物個体数の動態,等を学習する.各種モデルは微分方程式が基本となるため,応用数学を履修しておくことが望ましい.また,毎回の講義では予習と復習に努めること. 
到達目標
No 観点 詳細
1. A 知識・理解  【到達目標1】環境への影響を科学的に判断する基礎数理を理解する.
【到達目標2】集水域の水物質循環を理解し,数理モデル解析ができる.
【到達目標3】水辺環境の工学的評価手法を修得する.
【到達目標4】データ解析能力を養う. 
2. B:専門的技能   
3. C:汎用的技能   
4. D:態度・志向性   
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 水環境の現状,水環境調査,水質関連法規 【到達目標1,2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
2. 水環境調査(水質項目と調査法,水位流量曲線) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
3. 環境水理1(浮遊性物質の挙動,生態系の数理) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
4. 環境水理2(河川の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
5. 環境水理2(河川の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
6. 環境水理4(貯水池の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
7. 環境水理4(貯水池の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
8. 環境水理5(沿岸域・内湾の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
9. 環境水理5(沿岸域・内湾の水環境) 【到達目標1,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
10. 集水域の水質環境1(発生源) 【到達目標2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
11. 集水域の水質環境1(発生源) 【到達目標2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
12. 集水域の水質環境2(自然浄化) 【到達目標2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
13. 水質モデルと解析手法(水域モデル,生態系モデル) 【到達目標1,2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
14. 環境との調和に配慮した事業の計画と設計1 【到達目標1,2,3,4】 
◯ 
-  配布資料による復習 
15. 環境との調和に配慮した事業の計画と設計2 【到達目標1,2,3,4】 
◯ 
  配布資料による復習 
16. 学期末試験

以上,試験を含む計16コマ(授業時間90分×16回=24時間)の授業を行う. 
◯ 
-   
授業以外での学習にあたって
 毎回,講義内容で分かりにくいと思われる箇所の補足資料を配付し説明する.また,講義の理解度を確認するため,毎回,小テストを実施し,その解答例を配布する.初回講義で配布するテキスト,毎回の講義で配布するこれらの資料で復習に努めること. 
テキスト
 授業担当者作成のテキストを初回の講義時に配布する. 
参考書
水質環境学編集委員会編著,水質環境学,農業土木学会(1998) …中央図書館指定図書
有田正光編著,水圏の環境,東京電気大学出版局(1998) …中央図書館開架図書
※配布テキストおよび補足プリントで必要な情報は網羅するので,特に参考書は必要ない. 
授業資料
 適宜配布する. 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
毎回,小テストを実施 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
 全講義数の2/3以上の出席を必須とする.なお、遅刻2回で欠席1回とカウントする。
 成績は,学期末試験と毎回課す小テストで評価する.配点比率は8:2とする.100点満点で60点未満を不合格(F)とし,A(90点以上),B(89~80),C(79~70),D(69~60)で成績を評価する.学期末試験では,説明問題・計算問題を出題し,到達目標1~4の達成度を評価する(評価水準については,別紙の水環境工学のルーブリックを参照のこと). 
ルーブリック
学習相談
 学習相談は適宜受け付ける。なお,事前にe-mail(hiramatsu@bpes.kyushu-u.ac.jp)で来室(W5-882号室)を連絡のこと. 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
<実務経験の内容>

<実務経験が授業にどういかされるか> 
その他
【受講にあたっての準備】関数電卓を持参すること.
【出席確認について】授業開始時と30分経過時に出席を確認する.30分以上の遅刻は欠席扱いとする.大学指定の疾病による公欠以外の公欠は認めない(欠席としてカウント).
【小テスト】理解度の確認のため,15分程度で解答可能な小テストを毎回実施する.小テストは講義終了時に回収するとともに,解答例を配布する.小テストは採点後,返却する.
【学期末試験】関数電卓を持参すること.試験終了時に解答例を配布する.解答用紙は採点後,返却する.
【再試験・追試験】再試験は実施しない.やむを得ない理由(証明文書が必要)と判断した場合にのみ,追試験を実施する. 
更新日付 2020-08-05 06:33:48.816


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