授業概要
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心理支援の実践において必要とされる,心理検査や心理面接,地域援助について学ぶ。特に思春期・青年期の自閉スペクトラム症,注意欠如・多動症,限局性学習症等の発達障害に焦点を当て,心理支援に必要とされる基本的な知識と技能を修得する。
本授業は、総合臨床心理センターに来談しているクライエントに関わる臨床実習のため、「教育学部4年生のみ」受講を認めます。さらに、臨床3年生までに臨床心理学、発達支援、障害児支援に関する授業を履修している学生のみ受講を認めます。
下記の履修条件を確認すること。 受講希望者は授業開始前(4月14日まで)に、必ず指導教員の推薦を得て、授業担当者にメールで相談すること。
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Attending on the group therapy for children with developmental disabilities coming to the Center for clinical psychology and Human Development in Kyushu-University
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キーワード
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授業形態 (項目)
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□ 講義・演習 □ グループワーク・ペアワーク □ 学内外実習 □ プレゼンテーション □ ディスカッション
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授業形態 (内容)
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発達支援における多職種連携及び地域連携の理解 ロールプレイによる思春期・青年期における親子コミュニケーションへの理解と支援 発達支援を必要とする者の現実生活を視野に入れたチームアプローチ 発達支援における公認心理師の職業倫理及び法的義務への理解 ロールプレイを用いた心理検査演習:知能検査 ロールプレイを用いた心理検査演習:発達障害に関する尺度 事例のアセスメント結果から支援ニーズの把握と支援計画作成 ロールプレイを用いた保護者および対象者へのフィードバックの演習 心理面接:思春期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り① 心理面接:思春期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り② 心理面接:青年期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り① 心理面接:青年期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り② 発達支援を要する者のコミュニケーションの理解と支援ニーズの把握および支援計画の作成 地域支援:学校・地域・家庭等での生活上の特徴についての事例検討 まとめとグループディスカッション
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使用する教材等
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板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料
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履修条件等
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臨床的ニーズを抱えている子どもと家族に関わる臨床実習のため以下の履修条件を満たしていること。 ①「教育学部4年生」で、指導教員の推薦を受けていること ②令和1年度後期(3年時)に指導教員の推薦を得て「もくもくグループ」にボランティアとして参加していること ③教育学部の2年生、3年生までに臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等の関連する授業を既に履修していること ④特別な配慮を必要とする子どもたちを対象とした集団療法に参加するため、受講を希望するものは必ず授業開始の前に指導教員に相談し授業担当教員(古賀)にメール連絡すること(指導教員の推薦を受けること)
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履修に必要な知識・能力
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・臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等に関する基礎知識を有していること ・特別な配慮を必要とする子どもとその保護者に適切な対応を行うための社会性、常識性、共感性 ・遊戯療法、心理劇、動作法などの臨床心理学技法についての基礎的知識と経験を有していること
総合臨床心理センターに来談するクライエントに関わる臨床実習ですから、成績評価に関わらず毎回の出席は必須です。 実習記録の作成、援助計画の作成などかなりの授業時間外の学習が必要となります。 責任感をもって取り組むことが授業履修の条件となります。
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到達目標
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No
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観点
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詳細
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1.
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A:知識・理解 発達支援を必要とする子どもの特性についての理解
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グループセッションとケースカンファレンスを通して発達支援を必要とする子どもの心理や行動特性を学ぶ。
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2.
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B:専門的技能 集団心理療法の理論や方法論についての理解
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グループセッションとケースカンファレンスを通して発達支援の実践的技法について学ぶ。集団遊戯療法や心理劇的方法について学ぶ。
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3.
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C:汎用的技能 ケースカンファレンスへの参加やケースレポートの作成を通した説明力や書類作成力の向上
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ケースカンファレンスでの報告や議論、ケースレポートの作成とグループリーダーの指導を通して、説明力、表現力、書類作成能力を向上させる。
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4.
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D:態度・志向性 コミュニケーション力や共感的態度の向上
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特別な配慮を必要とする子どたちとその保護者への関わりを通して、コミュニケーション力や共感的かつ受容的態度を身につける。
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授業計画
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No
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進度・内容・行動目標
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講義
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演習・その他
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授業時間外学習
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1.
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オリエンテーション
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◯
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テキストの予習と復習
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2.
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カンファレンス
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3.
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グループセラピー・セッション
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4.
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カンファレンス
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5.
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グループセラピー・セッション
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6.
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カンファレンス
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7.
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グループセラピー・セッション
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8.
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カンファレンス
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9.
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グループセラピー・セッション
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10.
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カンファレンス
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11.
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グループセラピー・セッション
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12.
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カンファレンス
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13.
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グループセラピー・セッション
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14.
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カンファレンス
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15.
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まとめ
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授業以外での学習にあたって
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グループリーダー、グループメンバーとのセラピー計画を議論したり、事例に対する個別の指導が毎週実施されます。 グループ記録の作成などを含めると多大な授業時間外の学習(セラピーの準備作業を含む)が必要となります。
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テキスト
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軽度発達障害児のためのグループセラピー(針塚進監修・遠矢浩一編著、ナカニシヤ出版社) ※必ず購入し精読すること
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参考書
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授業資料
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成績評価
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評価方法・観点
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観点No.1
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観点No.2
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観点No.3
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観点No.4
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観点No.5
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観点No.6
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観点No.7
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観点No.8
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備考(欠格条件・割合)
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◎
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◎
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◎
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◎
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◎
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◯
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◯
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◯
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◯
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成績評価基準に関わる補足事項
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総合臨床心理センターに来談するクライエントに関わる臨床実習ですから、成績評価に関わらず毎回の出席は必須です。 実習記録の作成、援助計画の作成など、かなりの授業時間外の学習が必要となります。 責任感をもって取り組むことが授業履修の条件となります。
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ルーブリック
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観点:水準
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A(4)
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B(3)
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C(2)
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D(1)
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F(0)
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A:知識・理解 発達支援を必要とする子どもの特性についての理解
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B:専門的技能 集団心理療法の理論や方法論についての理解
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C:汎用的技能 ケースカンファレンスへの参加やケースレポートの作成を通した説明力や書類作成力の向上
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D:態度・志向性 コミュニケーション力や共感的態度の向上
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学習相談
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添付ファイル
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授業担当者の実務経験有無
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授業担当者の実務経験内容
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<実務経験の内容> 臨床心理士としての医療・福祉・教育領域における心理支援業務
<実務経験が授業にどういかされるか> 発達支援のニーズのある子どもと保護者への心理支援に関する助言
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その他
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更新日付
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2020-05-28 14:35:17.862
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