講義科目名		地域サステナビリティ
科目ナンバリングコード		KED-SSD6333J
講義題目		地域サステナビリティ
授業科目区分		展開科目 Special Skill Development Courses
開講年度		2019
開講学期		前期集中
曜日時限		前期 土曜日 ３時限 前期 土曜日 ４時限
必修選択		選択 Elective
単位数		2
担当教員		小林　俊哉
開講学部・学府		大学院基幹教育科目
対象学部等		全学府 All Graduate School
対象学年		大学院生 Graduate Students
開講地区		伊都地区
その他 （自由記述欄）		【開講日】4/20、5/11、5/25、6/8、6/22、7/6、7/20　※7/20のみ（10:30～16:20） 【教室】　伊都 ： ２号館　2307教室　病院：総合研究棟205

履修条件		特になし。
授業概要		本講義では、持続可能な地域社会を構築するための科学技術イノベーション政策の課題に対して、分野横断的なアプローチを行う。ここでは都市工学、農業問題、地域医療、防災システム等についてトピックを取り上げることにより、科学技術イノベーション政策のための複合的な視点を提供する。  Learn Science, Technology and Innovation Policy to create a sustainable regional society. Cover urban engineering, agricultural issues and local medical care through a cross-sectoral approach. Offer multiple perspectives on Science, Technology and Innovation Policy.
授業形態 （項目）		■　講義・演習 ■　プレゼンテーション ■　ディスカッション
授業形態 （内容）		講義：授業担当教員による解説（又は板書）を主とした形態であり、時折、学生との問答を通じて、関連の知識を深める。 演習：講義で学修した基礎的な知識を基に、九州地域の環境、保健医療、農業などの課題を取り上げ、さらに知識等を深めていく。講義とは異なり、学生が主体的に考える学修姿勢が求められる。 プレゼンテーション：「九州サステナブル地域構想」（内容は授業で説明します）を外部招聘講師と複数の学生の前で発表し、質疑応答をする形式の授業があります。 ディスカッション：上記の「九州サステナブル地域構想」に関して複数人で議論をする授業があります。テーマに沿って自身の意見を整理し、その内容を他の学生に伝えることや、他の学生の意見に対して、賛成なのか、あるいは反対なのか自身の立場を示し、その理由とともに自身の意見を再構築し、他の学生との合意点を探ることが求められます。
使用する教材等		板書、テキスト（紙媒体）、スライド資料（電子媒体）、映像・音声資料
全体の教育目標		地域社会のサステナビリティ（持続可能性）担保のために、いかなる科学技術イノベーション政策が必要かを学び政策立案能力を身に付ける。受講する学生一人一人に課題として「九州サステナブル地域構想」（内容は授業で説明します）を作成していただき、最終日に発表していただきます。
個別の教育目標		①地域社会のサステナビリティを担保するための方策に関する知識の習得 ②高齢化・人口減少を社会的背景とした地域活性化に必要な政策と科学技術の理解 ③安心・安全な地域づくりと開かれた地域づくりを両立させる要件の把握 ④政策立案・提案能力の習得
授業計画		第1回～2回：3限ガイダンス（小林 俊哉）／4限「地域活性化政策の10年」（舘逸志 地域活性学会副会長　元国交省政策統括官） 第3回～4回：3限「大学と地域の連携による地域活性化－北陸先端大の事例」 （中森 義輝 北陸先端大 名誉教授）／4限グループワーク 第5回～6回：3限「人口減少・高齢化する地域とソーシャル・キャピタル－富山県南砺市の地域医療再生事業」（小林）／4限グループワーク 第7回～8回：3限「持続可能な都市の未来」（赤司 泰義 東京大学 教授） ／4限グループワーク 第9回～10回：3限「持続可能な地域医療」（馬場園 明 医学研究院 教授） ／4限グループワーク 第11回～12回： 3限「グローバル経済下のコメ政策」 （前田 幸嗣 農学研究院 教授）／4限グループワーク 第13回～15回：2限 グループワーク（発表準備作業）／3限 大幸元加賀市長の特別講演 4限 グループ別政策提言「九州サステナブル地域構想」の発表・講評
キーワード		サステナビリティ（持続可能性）、地域環境、地域活性化、地域経営、地域イノベーション、地域活性化
授業の進め方		環境工学、農業、保健医療などの多様な分野で活躍中の専門家、国家公務員経験者、地方自治体首長経験者などからテーマに沿った講演を聞き、講師とのディスカッション、集中討議、政策提言に向けた作業に参加する。土曜日開講で原則として3限と4限の2コマ隔週開講とする。最終回の7月20日（予定）は、政策提言発表準備作業の時間1コマを含めて2限から4限までの3コマとする。
テキスト		必要な資料・文献はその都度紹介
参考書		西村清彦 御園慎一郎他『地域再生システム論―「現場からの政策決定」時代へ』東京大学出版会、ロバート・D・パットナム『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 』叢書「世界認識の最前線」NTT出版　他
学習相談		メールにより質問を受け付けた上、必要に応じてオフィスアワーを設定する。合理的な配慮を希望する学生は事前にメールもしくは内線（90-6657）までご相談ください。 メールアドレス：kobayashi.toshiya.303@m.kyushu-u.ac.jp
試験／成績評価の方法等		出席（30％）　積極的参加（30％）　政策提言発表・レポート提出（40％）
その他
添付ファイル		IMG_5824.JPG 特別講義を行う大幸元市長
更新日付		2019-03-19 18:11:08.651