履修条件
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授業概要
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【*本科目は秋学期開講の1単位のクォーター科目です】
「大学」という場所で(「教育」と並び)営まれている「研究」という活動について、「倫理」的な観点から改めて考察・議論する。
まず受講に際する注意点として、次の二点をあらかじめ承知しておいてほしい。
(1) 科目名から、いわゆる「研究不正」の問題を主に取り扱う授業だと思われるかもしれないが、授業内容は「それ」だけに限定されない。 「倫理」とは、単にお金やデータの不正に限った話ではない。研究者が今後どんな研究を進めていこうとしているのか、という積極的な動機づけの側面にも「倫理」は関わっているし、またその研究成果が社会にどんな影響を与えるのかという側面でも「倫理」は問題になる。 授業では、こうした「研究を動機づける力」および「社会との関係」という側面にも注目して、「研究と倫理」の問題を考えていく。
(2) 授業内容は、教員からのレクチャーと同等以上に、受講者からの意見提出・ディスカッションやプレゼンテーションを重視する。 受講者には、毎回「感想・質問」の提出を求める(Moodleを使用)。 提出された意見は、次回授業の中で相当の時間を割いて紹介・コメントする。受講者にはこの点で授業への積極的な貢献が期待される。 授業内で提起された問題について、「自分ならどう考えるか」「なぜそう考えるか」をそのつどよく考えて回答してほしい。
授業全体の流れは、おおよそ以下の通り。
授業前半では、「大学/学問/研究とはそもそも何か?」というテーマで、レクチャーとそれを踏まえた意見交換を中心に進める。 近年「研究不正」がなぜここまで問題となったのかを理解するためにも(…不正をする人はいつでも一定数いるはずなのに)、今日の「大学」や「研究」活動が置かれている状況やその背景について、ある程度の見通しをを得ておく必要がある。 その上で授業後半では、様々な専門分野での研究の基本的な進め方がどんなものなのか、そしてその際にどんな「倫理」的な問題が生じるのかについて、各受講者によるプレゼンテーションを行ない、それぞれの知見を持ち寄ってさらに意見交換を進める。 (*受講者数によってはグループ発表にするなど、発表形態が変わる可能性がある。)
最終課題としては、レポートを課す。 受講者が各自の専門分野でこれから一体どんな「研究」に取り組もうとしているか、またそこにはどんな倫理的問題が生じ得るかについて、まとめてもらう。
──このように、受講者が主体となってその具体的な内容を作っていく授業となる。 文理を問わず、他分野の様々な人たちの考えに触れることを通じて、自分の専門分野における「倫理」、そしてこれからの自分自身の研究の「倫理」を考え直してみたいという人の参加を大いに歓迎する。
なお本授業は「高年次基幹教育科目」と「大学院基幹教育科目」の合併科目であり、学部3年生以上および大学院生が参加可能。
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This course aims to develop a better understanding of research ethics. By using web-form system, we will exchange opinions on various concrete issues.
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授業形態 (項目)
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□ 講義・演習 □ グループワーク □ プレゼンテーション □ ディスカッション
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授業形態 (内容)
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使用する教材等
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全体の教育目標
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・「大学」「学問」「研究」「倫理」等に関する、基本的な知識を得る。 ・自分が学びつつある専門分野に関する理解を深める。 ・自分が学びつつある専門分野について、他の受講者に分かりやすく説明することができる。 ・他の受講者の考えに触れることを通じて、自分自身の研究に向かう姿勢を振り返り、その意欲を高める。
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個別の教育目標
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授業計画
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1.ガイダンス 2.大学/学問/研究とはそもそも何か? 3.具体的な問題について考え議論する 4.様々な専門分野の研究のあり方と、そこでの倫理的問題に関するプレゼンテーション
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キーワード
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授業の進め方
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テキスト
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参考書
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学習相談
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試験/成績評価の方法等
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以下を総合的に評価する。 ・毎回の意見提出による授業への貢献 ・授業内でのプレゼンテーション ・最終レポート
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その他
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添付ファイル
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更新日付
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2019-03-19 18:24:17.825
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