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講義科目名 アントレプレナーシップ・戦略論基礎 
科目ナンバリングコード KED-ASD2251J 
講義題目
授業科目区分 高年次基幹教育科目 
開講年度 2019 
開講学期 夏学期 
曜日時限 夏学期 火曜日 1時限
必修選択  
単位数
担当教員

宮本 琢也

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年
開講地区 伊都地区
使用言語  
使用言語
(自由記述欄)
教室 2306 
その他
(自由記述欄)
【講義日程】
6/11、6/18、6/25、7/2、7/9、7/17、7/23、7/30、8/6

【教室】
センター2号館2306教室 



授業概要
本講義では、企業が経営環境とどのようにかかわっていくのかという点について説明します。特に、外部環境は、企業をとりまく様々な要因のことを指し、ライバル企業やパートナーとなる企業などが考えられます。ライバル企業との競争は、競争戦略と呼ばれ、パートナーとなる企業との共同を通して顧客に価値を届けるプロセスをビジネスモデルと呼びます。このような点を中心に、具体例をもとに、企業の経営戦略の全体像を説明します。
学習目標としては、競争戦略とビジネスモデルの概念を理解し、実例のなかで活用できること、および経営戦略の基本的な理論を網羅的に理解できることを設定しています。 
The concept of strategy contains various aspects, however this course mainly sheds light on the company’s action to business environments as a reaction or an aggressive handling. And the business environments (external environments) don’t mean merely economic conditions, but also relation to competitors and that with partners.
In taking measures against competitors, a company usually plans policy and (sometimes) specific means. This policy is called competitive strategy. Then the model about how a company create values and delivers them to customers is defined business model. Implementing business model often needs collaboration with partners in some parts of its process.
This course mainly focuses on competitive strategy and business model, in addition, plans to employ case study and to explain some business topic. Hence the learning objectives are as following; (1) understand the concepts of competitive strategy and business model, (2) adapt them to specific examples via case studies, (3) grasp basic theories of corporate strategy comprehensively 
キーワード
競争戦略、ビジネスモデル、経営戦略 
授業形態
(項目)
■講義・演習
■プレゼンテーション
■ディスカッション 
授業形態
(内容)
使用する教材等
板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料等 
履修条件等
特になし 
履修に必要な知識・能力
特になし 
到達目標
No 観点 詳細
1. A:知識・理解  新聞や経済誌などで取り上げられている企業事例を、正しく読み解いていく概念的知識や、経営戦略に関する主要な理論を理解する。 
2. B:専門的技能  各企業がどのような狙いでどのような戦略を実践しているのかを、分析できるようになる。 
3. C:汎用的技能  今後のキャリア形成の土台を形成。今後、ベンチャービジネスを始めたり、あるいは企業内で新規事業を立ち上げるなど、新しいチャレンジを行う際に、社会人として当然知っておくべき考え方を習得する。 
4. D:態度・志向性  企業経営に関する様々な現象を見聞きした際に、経営学の観点から考えるための視座を形成する。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. <事例をもとに経営学的視点から分析する>
・注目のベンチャー企業「WHILL」のケース
・経営学的な視点とは? 
 
   
2. <経営戦略の全体像>
・アマゾンの事例
・経営戦略を見る4つのアプローチ
・「創発」という概念 
 
   
3. <競争戦略>
・マイケル・ポーターの競争戦略における3つの基本戦略
・3C分析、SWOT分析、5Fなど分析手法
・「ユニクロ」と「しまむら」の対比
+++
★次週までの課題:創業時のスターバックスとシュルツ登場後のスターバックス:(1)どんな経営環境だったのかを整理、(2)どんな戦略的な転換があったのかを整理 
 
   
4. <内部資源>
・バーニーのVRIOのフレームワーク
・多角化と資源配分
・日立製作所の事例
・西日本鉄道株式会社(西鉄)の事例 
 
   
5. <ビジネスモデル>
・ビデオ教材:プラットフォームビジネス
・マクドナルド、吉野家、QBハウスの共通点

★次週までの課題:グーグル:(1)どんなビジネスモデルでどのような収益の仕組みなのかを整理、(2)グーグルの登場によって逆に窮地に追いやられた企業を考える 
 
   
6. <資源の罠>
・資源の罠と技術・ビジネスモデル
・戦略グループ、ポジショニング、経営資源 
 
   
7. 課題:株式会社ホープの事例分析(ビデオ&各自の予習) 
 
   
8. 試験:ある事例を課題文(与件文)として設定。経営学的な視点から分析し、論述する。 
 
   
授業以外での学習にあたって
講義のほかに、一部コースパケットのようなものを配布し、それを使っての予習・復習をしてもらいます。特に、5回目のセッション終了後に、1~5回目の内容を整理したコースパケットを何らかの形で配布したいと思います。
その他、事例教材(3回目と5回目)を配布する、または企業のホームページや公表されている動画などを使って、事例分析を行う課題を何度か指示します。 
テキスト
テキストは使わない。 
参考書
『1からの経営学』(第2版)著者:加護野忠男・吉村典久、出版社:碩学舎、出版年:2012年
『1からの戦略論』(第2版)著者:嶋口充輝・内田和成・黒岩健一郎、出版社:碩学舎、出版年:2016年 
授業資料
ケース教材の配布方法などは、初回の授業で説明します。 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
◎ 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
◎ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
 
◎ 
◎ 
◎ 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
成績の配分は以下の通り。
・レポートや発表等:20%
・7回目のセッションでの出来:30%
・8回目のセッションでの試験:50%

(注意)
7回目と8回目のセッションの配点が大きいですが、各セッションが体系的に関連づけられているので7回目と8回目のセッションだけに出席しても、全く手も足もでないと思います。各セッションへの意欲的な参加がマストです。 
ルーブリック
学習相談
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
《大学院生の履修登録について》

★履修登録は、所定の期間にQRECのHPより受付します。

 http://qrec.kyushu-u.ac.jp/regist/

◆単位の取り扱いについては、各学府によって異なりますので、事前に所属先の教務課にご確認の上、履修申請してください。 
更新日付 2019-09-18 20:10:09.737


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