履修条件
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授業概要
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海洋物理学に関わる現象の把握とその物理過程について、地球流体力学的視点から講義する。
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We will give lectures on understanding of ocean phenomena and its physical processes from the viewpoint of geophysical fluid dynamics.
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全体の教育目標
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地球圏流体力学(必修)を履修したのち、さらに具体的な海洋現象の理解を目指し、海洋構造や海水の運動について科学的な海洋像を身につけることを目標とする。
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個別の教育目標
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地衡流、エクマン輸送と風成循環、西岸境界流、深層循環などの定常現象に加え、慣性重力波、ケルビン波、ロスビー波などの非定常現象の理論的理解を目指す。
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授業計画
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第1章 海洋と海水 1-1 世界の海の特徴 1-2 海水の性質 1-3 海洋の水温・塩分分布とその時間変化
第2章 海水運動の基礎方程式 2-1 運動の方程式、連続の方程式 流体の運動 流体の質量の保存 2-2 乱流状態にある海洋の運動方程式 乱流流体の運動方程式 2-3 水温と塩分の方程式 2-4 地球の自転の影響(コリオリの力) 2-5 海洋力学現象のスケーリング
第3章 海洋波動 3-1 地球の自転の影響が無視できる波動 3-1-1 風波 3-1-2 うねり 3-1-3 内部波 3.2 地球の自転(コリオリの力)の影響が重要となる波動 3-2-1 慣性波(慣性振動) 3-2-2 慣性重力波(internal gravity wave) 3-2-3 ケルビン波 3-2-4 惑星ロスビー波と地形性ロスビー波
第4章 沿岸海洋 4-1 沿岸海洋の特徴 4-2 河川と沿岸海洋 4-3 海洋潮汐 4-4 潮流
第5章 海洋大循環の基礎力学 5-1 海流の基本力学(地衡流平衡) 密度が一様な海の流れ(順圧流体) テーラ−・プラウドマンの定理 5-2 地衡流調節 5-3 ポテンシャル渦度保存則
第6章 海洋大循環 6-1 風成循環 エクマン境界流 海洋内部で生じる流れの簡単な考察 海洋内部の運動 球面上のTP理論 風成循環の室内実験 Sverdrup Theory 風成循環による質量輸送 西岸境界流の流量 成層や海底地形の影響 6−2 熱塩循環 海面フラックスとその空間分布 熱、淡水、浮力フラックス 熱塩循環の観測 理論的な考察 深層循環の実験
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キーワード
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授業の進め方
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テキスト
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参考書
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学習相談
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試験/成績評価の方法等
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その他
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添付ファイル
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更新日付
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2018-03-29 16:56:19.979
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