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講義科目名 課題協学科目 
科目ナンバリングコード KED-ICL1131J 
講義題目
不都合な真実 ~理想と現実の狭間~ 
授業科目区分 課題協学科目 
開講年度 2018 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 火曜日 3時限
後期 火曜日 4時限
必修選択  
単位数 2.5 
担当教員

瀧上 隆智

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 2212,2214,2216,2406(合同) 
その他
(自由記述欄)



授業概要
この科目では専門分野の異なる3名の教員が一つのクラスを担当し、各々異なった視点から、教室テーマに沿い、かつ、グループ学習に適した題材(協学課題)を提供します。授業ではみなさんが協学課題を考えるために必要となる講義に加えて個人演習やグループ作業を実施し、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢や問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力を養うことを目的としています。



以下に各教員の担当する協学課題のテーマと概要を紹介します。



1.協学課題1 「歴史をめぐる理想と現実」(担当:オーガスティン先生)



概要:この授業では日米をはじめ東アジアにおける「歴史問題」あるいは「歴史認識問題」について、新聞・テレビ・インターネットなど各種メディアによる報道や情報だけでは十分に理解し難い歴史をめぐる争点の本質に迫ります。第二次世界大戦後、各国では国家観やナショナル・アイデンティティーに基づいた戦争の語りと記憶が形成されたが、それらはある程度「理想化」された戦争(或いは平和)のイメージを都合よく捉えたものであった結果、その「現実」が不可視化されてきた経緯がある。そのため、この授業では歴史上の出来事をめぐる理想と現実をどう見分けることができるのか、またその試みを通して「不都合な真実」に対面した場合、それをどう乗り越えていくべきなのか等について、皆さんと共に考えながら議論してもらいます。



キーワード:歴史学、集合的記憶、戦争と平和





2.協学課題2 「ウェルビーイング(社会福祉)をめぐる理想と現実」 (担当:稲葉先生)



概要:近年、少子高齢・人口減少社会の到来とともに、貧困、格差、社会的孤立・排除、介護、働き方などの社会問題が複雑化・深刻化していると同時に、2018年の「世界幸福度ランキング」で日本は54位/156カ国、男女の不均衡を示す「ジェンダー・ギャップ指数」は114位/144カ国と前年よりさらに順位を落とした(現実)に直面しています。人々の豊かな暮らしを求めて先進国(理想)になった日本に、今何が起きているのでしょうか(不都合な真実)。この授業では国際比較のデータや国連のSDGs(持続可能な開発目標)などにも触れながら、多角的な視点から日本のウェルビーイング(社会福祉)に関する理解を深め、誰もがエンパワーされ安心して暮らせる共生社会の在り方、その実現にむけての解決策について考えていきます。



キーワード:ウェルビーイング(社会福祉)、豊かさ、貧困、エンパワーメント、共生社会





3.協学課題3 「科学技術をめぐる理想と現実」(担当:瀧上先生)



概要:これまでノーベル賞などに代表されるように様々な優れた「科学技術」や「科学的発見」がなされ、私達の生活を豊かにするために応用されてきました。放射能の発見(レントゲン撮影)、不斉触媒を用いた反応の開発(薬の開発)、青色発光ダイオードの発明(光るものほぼ全てに利用)など私達の身近において数多くのものが存在します。一方で全ての技術や発見が有効に活用された訳ではなく、中には消えていったものも数多くあります。この授業では「科学技術」や「科学的発見」について、当時技術革新をもたらすと考えられていた(理想)にもかかわらず、なぜ社会に普及・浸透しなかった(現実)のか、その埋もれた技術や発明の本質(不都合な真実)を探りたいと思います。



キーワード:革新技術、コストと利益、企業戦略 
In this subject, three professors with different areas of expertize take turns in teaching the three classes. Each professor presents cooperation challenges from his or her point of view related to the classroom theme they provide. In addition to listening to a lecture that helps them to understand the cooperation challenges, students do individualized tasks and group works as well. This subject aims to cultivate a positive attitude to discovering problems from a wide perspective, resoluteness and skills to continue learning to solve the problems, and the ability to cooperate with others with different specialties. 
キーワード
歴史学、集合的記憶、戦争と平和(オーガスティン先生)

ウェルビーイング(社会福祉)、豊かさ、貧困、エンパワーメント、共生社会(稲葉先生)

革新技術、コストと利益、企業戦略(瀧上先生) 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
特になし 
履修に必要な知識・能力
特にないが、以下のような姿勢で取り組むのが望ましい。



・図書やインターネットを活用して情報を収集する



・他者と協力して建設的に意見を交換する



・さまざまな社会問題に広く関心を持つ 
到達目標
No 観点 詳細
1. A協学課題の理解力  成果物を作成するために、適切に課題の趣旨を理解することができる。 
2. B協学課題の分析力  成果物を作成するために、適切に課題の内容を分析することができる。 
3. C到達解の表現力  成果物を作成するために、適切に自分の考えを表現することができる。 
4. D協働作業への貢献  ・マナーを持ってグループ活動に参加できる。



・他者と協力し、定められた時間を有効に利用して活動できる。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 以下の部分についてチーム毎に内容に応じて加筆・修正してください)



教室テーマは「なになに」であり、以下の協学課題、



(1) 小テーマA



(2) 小テーマB



(3) 小テーマC



について授業を進めます。 
◯ 
グループ作業   
2. (教員Aの授業計画をまとめて記入)



【授業設計シートに記した授業概要に加え、授業計画を週ごとに要約して作成してください】 
◯ 
グループ作業  (教員Aの授業時間外学習をまとめて記入) 
3. (教員Bの授業計画をまとめて記入) 
◯ 
グループ作業  (教員Bの授業時間外学習をまとめて記入) 
4. (教員Cの授業計画をまとめて記入) 
◯ 
グループ作業  (教員Cの授業時間外学習をまとめて記入) 
授業以外での学習にあたって
宿題の結果を題材にして個人演習やグループ討論を進めることがしばしばあるため、宿題を忘れないようにすること(宿題を忘れるとグループの他のメンバーにも迷惑をかけてしまうことを肝に銘じておく)。 
テキスト
講義の中で紹介します 
参考書
講義の中で紹介します 
授業資料
適宜配布予定 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
30% 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
20% 
 
◯ 
◯ 
 
◎ 
 
 
 
 
50% 
成績評価基準に関わる補足事項
グループ作業や個人演習を通して、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢、問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力の涵養を重視する。そのため、出席していてもグループ作業に参加していない者については遅刻と同等に取り扱う。 
ルーブリック
学習相談
担当教員に適宜電子メール等で連絡すること。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
グループ討論の形式にどうしてもなじめない学生は早目に担当教員へ申し出てください。 
更新日付 2018-10-25 10:54:10.329


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