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講義科目名 課題協学科目 
科目ナンバリングコード KED-ICL1131J 
講義題目
創造と文化 
授業科目区分 課題協学科目 
開講年度 2018 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 火曜日 3時限
後期 火曜日 4時限
必修選択  
単位数 2.5 
担当教員

山田 琢磨

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 2105,2107,2108,2304(合同) 
その他
(自由記述欄)



授業概要
この科目では専門分野の異なる3名の教員が一つのクラスを担当し、各々異なった視点から、教室テーマに沿い、かつ、グループ学習に適した題材(協学課題)を提供します。授業ではみなさんが協学課題を考えるために必要となる講義に加えて個人演習やグループ作業を実施し、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢や問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力を養うことを目的としています。 
In this subject, three professors with different areas of expertize take turns in teaching the three classes. Each professor presents cooperation challenges from his or her point of view related to the classroom theme they provide. In addition to listening to a lecture that helps them to understand the cooperation challenges, students do individualized tasks and group works as well. This subject aims to cultivate a positive attitude to discovering problems from a wide perspective, resoluteness and skills to continue learning to solve the problems, and the ability to cooperate with others with different specialties. 
キーワード
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
特になし 
履修に必要な知識・能力
特にないが、以下のような姿勢で取り組むのが望ましい。



・図書やインターネットを活用して情報を収集する



・他者と協力して建設的に意見を交換する



・さまざまな社会問題に広く関心を持つ 
到達目標
No 観点 詳細
1. A協学課題の理解力  成果物を作成するために、適切に課題の趣旨を理解することができる。 
2. B協学課題の分析力  成果物を作成するために、適切に課題の内容を分析することができる。 
3. C到達解の表現力  成果物を作成するために、適切に自分の考えを表現することができる。 
4. D協働作業への貢献  ・マナーを持ってグループ活動に参加できる。



・他者と協力し、定められた時間を有効に利用して活動できる。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 岡﨑晴輝(法学研究院)、仙田量子(比較社会文化研究院)、山田琢磨(基幹教育院)が担当します。

教室テーマは「創造と文化」であり、以下の協学課題、

(1) 人工言語の創造(岡﨑)

(2) 海洋での創造(仙田)

(3) 発見と創造(山田琢)

について授業を進めます。それぞれ以下に説明するような観点・アプローチから、「創造」という共通の主題に取り組みます。  
◯ 
グループ作業   
2. 協学課題(1)では、ザメンホフが人工言語エスペラントを創造した瞬間を追体験し、研究の楽しさを実感してもらいます。グループ作業では、ザメンホフの人物像、エスペラント論、英語論、機械翻訳アプリについてなど別々のテーマに取り組み、インターネットや図書館を利用して資料をまとめ、発表会を行います。そして、グローバル化時代にふさわしい国際言語とは何かを批判的に考えます。

この授業を通して、レポートの型を身につけ、多くの文献を読むとレポートの質が向上することを実感し、プレゼンテーションのコツを身につけてもらいたいと思います。

〔第1週〕国際言語に関する討論を行い、第一レポート(国際言語)を執筆・相互採点する。加えて、班編成も行う。

〔第2週〕班ごとに伊都中央図書館課題文献コーナーで文献調査等を行う。

〔第3週〕班ごとにレジュメを作成し、プレゼンテーションの予行演習をする。

〔第4週〕プレゼンテーションを行った後、第二討論(創造の秘訣)を行う。  
◯ 
グループ作業  〔第1~2週〕インターネットで追加調査をする。

〔第3週〕返却された第一レポートを確認する。

〔第4週〕最終レポートを作成し、1週間以内に提出する。 
3. 協学課題(2):人類は、地球の表面積の約7割を占める海洋をこれまでも上手く活用してきました。歴史的な海洋利用の例を踏まえて、「持続可能な開発目標(SDGs)」に関連した海洋利用について、具体的な例を出しつつ考えましょう。授業の前半では、班毎に歴史的な海洋利用の例を挙げてそれらが人類の発展にどう生かされてきたのかを示します。後半では、SDGsを踏まえた今後の創造的な海洋利用について、具体的な例を挙げながらグループ討論し、その結果をクラス全員に発表します。

この授業では、グループ作業とグループ内での討論や質問力を重視します。

〔第1週〕班編成、歴史的海洋利用についてまとめる。

〔第2週〕前回まとめた内容を班編制を変えたグループ内で発表。

〔第3週〕SDGsを踏まえた創造的海洋利用についての発表資料の作成。

〔第4週〕発表会と最終レポート。 
◯ 
グループ作業  〔第1~3週〕適宜必要があれば追加調査をする。  
4. 協学課題(3)では、科学的発見が人間社会の創造にどのような影響を与えたかについて、協学を通して探ります。初めに原発が何を創り上げたか、何をもたらしたか、今後のエネルギー社会はどのように創造していくべきかを討論してもらいます。次にグループごとに、ある発見について、発見の経緯や苦労、発見者の人物像やエピソード、社会への創造的波及効果などを調べ、発表会を行います。

この授業では討論や発表会を経験することで、自分の意見や調べた情報を上手に他人に発信できる能力を身につけてもらいたいと思います。

〔第1週〕班編成、原発についてグループで討論。

〔第2週〕「発見と創造」の題材をグループごとに調査。テーマの発表・調整。

〔第3週〕各グループで「発見と創造」の発表資料を作成。

〔第4週〕発表会。  
◯ 
グループ作業  〔第2~3週〕適宜必要があれば追加調査をする。  
授業以外での学習にあたって
宿題の結果を題材にして個人演習やグループ討論を進めることがしばしばあるため、宿題を忘れないようにすること(宿題を忘れるとグループの他のメンバーにも迷惑をかけてしまうことを肝に銘じておく)。 
テキスト
参考書
授業資料
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
30% 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
20% 
 
◯ 
◯ 
 
◎ 
 
 
 
 
50% 
成績評価基準に関わる補足事項
グループ作業や個人演習を通して、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢、問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力の涵養を重視する。そのため、出席していてもグループ作業に参加していない者については遅刻と同等に取り扱う。 
ルーブリック
学習相談
担当教員に適宜電子メール等で連絡すること。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
グループ討論の形式にどうしてもなじめない学生は早目に担当教員へ申し出てください。 
更新日付 2018-10-25 10:54:09.019


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