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講義科目名 現代史Ⅱ 
科目ナンバリングコード KED-ASC2222J 
講義題目
チベットおよび「チベット仏教圏」の近現代史 
授業科目区分 高年次基幹教育科目 
開講年度 2018 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 火曜日 1時限
必修選択  
単位数
担当教員

小林 亮介

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
日本語 
教室 2210 
その他
(自由記述欄)



授業概要
ユーラシア東西に民族・国家を超えて拡大したチベット仏教圏(チベット,ヒマラヤ,モンゴル,中国西北・東北,ロシア)の盛衰は,アジア史の理解のため,そして特定の民族史・一国史に収斂することのない豊かな世界史像を考えるために,有効かつ重要な題材となります。本講義では,特に16世紀から現在に至るまでの,チベットおよびチベット仏教圏の歴史を解説し,これらの地域が近代以降に直面した課題を考察していきます。チベットの近現代史が中心になりますが、その内容を理解する上での前提として、前近代史、チベットの習慣・文化・社会についても適宜説明を加えます。 
Tibetan Buddhism, which began and developed in Tibet, expanded across Western and Eastern Eurasian continent beyond individual countries and nationalities such as Tibet, Himalayan countries, Mongolia, North-Eastern and North-Western China, and Russia. History of this Tibetan Buddhist sphere would provide us with significant topics in order to offer new insights into Asian history as well as World history deviating from the customary individual national histories. This lecture focuses on history of Tibet and Tibetan Buddhist sphere and pays special attention to agendas which these regions encountered during the modern age. It mainly explicates modern Tibetan history, however, pre-modern history, culture, custom, and society of Tibet are also explained as necessary. 
キーワード
チベット、チベット仏教、モンゴル、中国、民族 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
履修に必要な知識・能力
世界史の基本的な知識があることが望ましいが,近現代史に関心をもつ学生は誰でも歓迎する 
到達目標
No 観点 詳細
1. A:知識・理解  チベットとチベット仏教に関する基本的知識を得ることができる。 
2. B:専門的技能  チベット仏教圏の近現代史を通じて,近現代アジアにおける国家間・民族間の関係変化を理解することができる。 
3. C:汎用的技能  近現代における民族・領土をめぐる多くの問題について,批判的視座を持って考えることができる。 
4. D:態度・志向性   
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. ガイダンス:チベット・現代世界 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
2. チベット仏教の特徴,チベットにおける仏教の伝播・定着 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
3. 「チベット仏教圏」の拡大:チベット・モンゴル・満洲 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
4. 清朝とチベット①:満洲人とチベット仏教 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
5. 清朝とチベット②:清朝のチベット仏教政策 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
6. 英・露の角逐とチベット・モンゴル 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
7. 清朝崩壊とチベット 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
8. チベット仏教圏の近代:民族と革命 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
9. 近代日本とチベット・モンゴル 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
10. 第二次世界大戦とチベット・チベット仏教圏・日本 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
11. チベット知識人の模索:1930-1950年 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
12. 中華人民共和国の成立とチベット 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
13. 冷戦下におけるチベット 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
14. 現代チベットと国際社会 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
15. まとめ 
◯ 
  参考図書に目を通すとともに、授業後は学習した内容について配布プリントをもとに復習すること。 
授業以外での学習にあたって
参考図書に目を通すとともに、学習した内容について配布資料をもとに復習すること。 
テキスト
資料配布。 
参考書
小松久男編『中央ユーラシア史』山川出版社,2000年; 石濱裕美子編『チベットを知るための50章』明石書店,2004年;沖本克己編『新アジア仏教史⑨チベット・須弥山の仏教世界』佼成出版社,2010年; 山口瑞鳳『チベット:上・下』東京大学出版会,1988年;岡田英弘・神田信夫・松村潤『紫禁城の栄光──明・清全』講談社(文庫),2006年。そのほかの参考文献は授業中にそのつど指示する。

中央図書館4Fきゅうとコモンズに課題文献コーナーを設置
課題文献ガイド:
https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/c.php?g=883404 
授業資料
資料配布。 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
①毎回の出席(50%)

 ほぼ毎回,講義のおわりに,用語確認のための簡単な穴埋め問題に解答する

②期末のレポート(50%) 
ルーブリック
学習相談
kobayashi*scs.kyushu-u.ac.jpにメールをください

(*を@に変更してください) 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
更新日付 2018-10-30 14:13:07.692


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