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講義科目名 環境情報論 
科目ナンバリングコード DES-END3671J 
講義題目
授業科目区分 専攻教育科目 Specialized Education 
開講年度 2016 
開講学期 後期 
曜日時限 後期 水曜日 3時限
必修選択 選択必修 Required elective 
単位数 2.0 
担当教員

大井 尚行

開講学部・学府 芸術工学部 
対象学部等 芸術工学部 環境設計学科 Department of Environmental Design 
対象学年 学部3年 Undergraduate third grade 
開講地区 大橋地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室  
その他
(自由記述欄)



授業概要
人の住む環境をよりよく知り、人間主体の環境デザインを行なうために人間環境学、環境心理学について講義を行う。
受講生は与えられた課題に対し,教科書を熟読して予習し,授業中にはディスカッションを通してお互いの理解を深めることを予定している。
人間による環境の知覚とそれに基づく環境の設計,さらには場所の認知と記憶、住環境、オフィス環境等のトピックについて事例を紹介しながら解説する。環境心理学の基礎を学び、人間を主体とする環境、設計・計画へ応用することを目標とする。

教科書を中心に進めるので,各自1冊ずつ必ず入手して予習し,授業に持参すること。

この授業は環境設計学科の到達目標のうち(2)-3他者についての想像力の修得を目標としている。 
The lectures on People-Environment Studies and Environmental Psychology are given to understand living environment well and to design human-centric environment.
Students should read the textbook before the class and understand the topic through discussions in the class.
Human perception of environment, environmental design based on human perception, and topics such as cognition and memory of spaces, living environment, office environment etc. will be explained.
The goal is understanding basic theories of environmental psychology and apply the theories to planning and designing of human centric environment.

This class aims to learn (2)-3 imagination for others, one of the attainments of the department of environmental design.

The text book is required to attend the class.

This class aims to learn (2)-3 imagination for the other people, an attainment target of the Department of Environmental Design. 
キーワード
環境心理学、環境行動学、建築環境工学、知覚科学,認知科学 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
前提とされる専門知識は特にないのでどの学科の学生でも受講可能。ただし教科書を必ず各自で入手して持参すること。授業の予定や課題等については、原則として授業中にのみ指示するので注意すること。万一欠席の場合には、出席者より情報を得ておくこと。レポート等の採点では、それまでの授業内容を反映しているかどうかを厳しくチェックする。 
履修に必要な知識・能力
高校までに学んだ,光・音・熱に関する基本的な知識 
到達目標
No 観点 詳細
1. 基礎知識  人間の感覚と環境情報処理の基礎について理解し他者に説明できること 
2. 理論の理解・応用  環境心理学の基礎的な理論を理解し、具体的な環境を評価、レポートを作成できること 
3. 具体的場面における応用  人間の行為から見た各種環境の設計において留意すべき点を理解して設計に活かせること 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 概論:環境の概念,環境設計のプロセス,環境デザインと専門分化
(口頭試問とは,大井の研究紹介) 
◯ 
  教科書4.1について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
2. 環境と空間の知覚:いつも感じているものは 「もの」のデザイン・「空間」のデザイン、感覚と知覚についての基礎知識 
◯ 
教科書持参のチェック
予習ノート提出 
次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
3. 視環境1:眼から感じる環境 見える仕組みと光・視環境の記述方法 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
4. 視環境2:眼から感じる環境 明るさ・光の効果と設計 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
5. 視環境3:眼から感じる環境 色・色合いの効果と設計 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
6. 音環境1:耳から感じる環境 聞こえる仕組みと音環境の記述方法 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
7. 音環境2:耳から感じる環境 音の大きさ・うるささ 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
8. 音環境3:耳から感じる環境 建築音響,景観と音 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
9. 温熱・空気環境1:全身で感じる環境 温熱快適性とは,温熱指標,温冷感モデル 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
10. 温熱・空気環境2:空気が気になるときは
複合環境:まだ何かを感じる? 感覚を越えて感じられるもの 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
11. 場所の認知と記憶:環境の空間的イメージ、社会生活と都市のイメージ、経路探索
(中間レポート出題) 
◯ 
予習ノート提出  中間レポートの作成,
次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
12. 場所の認知と記憶:中間レポート内容確認
行動と空間:姿勢,パーソナルスペース 
◯ 
中間レポート提出
予習ノート提出 
次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
13. 学ぶ環境における心理・行動 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
14. 住まう・働く・癒やす環境の心理 学校と病院,満足度モデル、近隣環境のデザイン,働く環境の心理、POE,その他補足,(授業評価アンケート) 
◯ 
予習ノート提出  次週の授業内容について予習しノートをA4判1枚にまとめる 
15. 各自,最終レポートの作成 
 
最終レポート作成  最終レポート作成 
授業以外での学習にあたって
3年生対象の科目なので,各自の進路イメージに合わせて個別の学習目標を立てた上で受講することが望まれる。 
テキスト
日本建築学会編『人間環境学』(朝倉書店)   
参考書
必要に応じて授業中に指示。 
授業資料
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◎ 
◎ 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
成績評価の小テストは,各回の予習ノートのことを指す。これにより人間の感覚と環境情報処理の基礎や環境心理学の基礎的な理論について理解し他者に説明できるかどうかを評価する。
中間レポートにより環境心理学の基礎的な理論を理解し、具体的な環境を評価、レポートを作成できるかどうかを評価する。
最終レポートにより人間の行為から見た各種環境の設計において留意すべき点を理解して設計に活かせるかどうかを評価する。
上記3者を総合して最終評価とする。 
ルーブリック
学習相談
希望者は事前に電子メールで相談希望日時,相談内容を連絡の上,予約すること。(連絡先は学生便覧等を参照) 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
参考ホームページ
http://oi-lab.jimdo.com/%E6%8E%88%E6%A5%AD-%E6%95%99%E8%82%B2/%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%83%85%E5%A0%B1%E8%AB%96/
本科目は環境設計学科における建築士受験資格の指定科目(科目分類3 建築環境工学)のひとつである。
本科目は「ホールマネジメントエンジニア育成プログラム」の「ホール工学科目群」指定科目である。 
更新日付 2016-10-05 14:57:51.354


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