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講義科目名 視覚心理学 
科目ナンバリングコード DES-VCD3111J 
講義題目
視覚心理学概論 
授業科目区分 専攻教育科目 Specialized Education 
開講年度 2016 
開講学期 前期前半 
曜日時限 前期前半 金曜日 4時限
前期前半 金曜日 5時限
必修選択 選択必修 Required elective 
単位数 2.0 
担当教員

伊藤 裕之

開講学部・学府 芸術工学部 
対象学部等 芸術工学部 画像設計学科 Department of Visual Communication Design 
対象学年 学部3年 Undergraduate third grade 
開講地区 大橋地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室  
その他
(自由記述欄)



授業概要
視覚は能動的なプロセスで、一種の行為です。この講義では、我々の脳が、眼から取り入れた情報をもとに、どのように視覚的世界を再構成するのかを解説します。 
Seeing is an active process, i.e. a kind of behavior.
In this lecture, I will explain how our brain reconstructs the visual world from information acqired through the eyes. 
キーワード
視覚、感覚、知覚、明るさ、形、運動、奥行き、大きさ、錯視、眼、脳 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
特にありません。 
履修に必要な知識・能力
特にありませんが、「知覚心理学」「色彩学」「視覚学」等を、受講しておくことをおすすめします。 
到達目標
No 観点 詳細
1. A:知識・理解  「視覚」を実現するための眼と脳の仕組みと機能について、正しく理解し、説明できる。 
2. B:専門的技能  学んだ知識を用いて、視覚デザインに活用できる。 
3. C:汎用的技能  主観と客観の違いを理解し、物理的特性と視覚の特性を区別できる。 
4. D:態度・志向性  錯視を避けるデザイン、錯視を利用したデザイン、見やすいデザイン等を理論的に考察できる。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. イントロダクション:
 眼の構造と見えの関係
 盲点、静止網膜像 
◯ 
   
2. 明るさの知覚:
 光の強度と明るさの関係
 同化・対比、順応・残効 
◯ 
   
3. 明るさの知覚:
 明るさの錯視
 明るさと奥行き知覚の関係 
◯ 
   
4. 形の知覚:
 図と地、多義図形
 輪郭のオーナーシップ 
◯ 
   
5. 形の知覚:
 ゲシュタルトの原理
  
◯ 
   
6. 形の知覚:
 主観的輪郭
 遮蔽と補完 
◯ 
   
7. 形の知覚:
 幾何学的錯視
 不可能図形 
◯ 
   
8. 奥行き知覚:
 奥行きの手がかり
 立体映像 
◯ 
   
9. 奥行き知覚:
 両眼立体視
 ランダムドットステレオグラム
 立体視の活用 
◯ 
   
10. 運動の知覚:
 仮現運動
 奥行き運動、運動による奥行き知覚 
◯ 
   
11. 運動の知覚:
 運動検出、運動残効
 バイオロジカルモーション 
◯ 
   
12. 自己運動の知覚:
 誘導運動
 ベクション 
◯ 
   
13. 大きさの知覚:
 月の錯視
 エイムズの部屋
 大きさと距離の関係 
◯ 
   
14. 視覚と他の感覚の相互作用:
 視聴覚の相互作用
 視覚と触覚の相互作用 
◯ 
   
15. 試験 
 
   
授業以外での学習にあたって
錯視を理解するためには、コンピュータ等を用いて、自分でいろいろな図形を作成してみることが役に立ちます。 
テキスト
用いません。 
参考書
知覚心理学―心の入り口を科学する (いちばんはじめに読む心理学の本) 北岡 明佳 (編著) ミネルヴァ書房
視覚の冒険―イリュージョンから認知科学へ 下條 信輔 (著) 産業図書
錯視入門 北岡 明佳 (著) 朝倉書店
錯視と錯覚の科学 (ニュートンムック Newton別冊) ニュートンプレス
脳と視覚―グレゴリーの視覚心理学 リチャード・L. グレゴリー (著) ブレーン出版 
授業資料
講義の各回に資料を配布します。 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述1) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述2) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述3) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
レポート、作品は必須ではなく、加点要素として取り扱います。 
ルーブリック
学習相談
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
デモンストレーションとして、多くの錯視を提示したりビデオを見たりします。
教室を暗くすることも多いので、睡眠を十分にとっておくこと。
目が悪い人は必ずメガネかコンタクトを使用すること。
水分補給のための飲み物は許可します。 
更新日付 2016-04-04 18:58:33.156


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