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講義科目名 知覚心理学 
科目ナンバリングコード DES-ACD2011J 
講義題目
知覚心理学 
授業科目区分 専攻教育科目 Specialized Education 
開講年度 2016 
開講学期 前期 
曜日時限 前期 金曜日 5時限
必修選択 選択 Elective 
単位数 2.0 
担当教員

上田 和夫

伊藤 裕之

白石 君男

レメイン,G.B.

開講学部・学府 芸術工学部 
対象学部等 芸術工学部 共通 Department of Environmental Design/Department of Industrial Design/Department of Visual Communication Design/Department of Acoustic Design/Department of Art and Information Design 
対象学年 学部2年 Undergraduate second grade 
開講地区 大橋地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室  
その他
(自由記述欄)



授業概要
「形や色が見える、音が聴こえる、物を触って感じる、匂いや味がする」というような体験を、科学的な態度で分析し、人間が環境への適応に必要な情報をどのように得てい るのかを考察する。視覚と聴覚に関する話題を中心として、様々な実験、デモンストレーションなどを紹介し、全体を貫く知覚の法則について考察する。さまざまな感覚を統一的に扱う授業は、全国においても大橋キャンパスのこの授業だけである。 
Perceptual Psychology deals with our sensation, perception, and cognition from a scientific view point, i.e., from the framework of experimental psychology. 
キーワード
感覚、知覚、認知、心理学、人間 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
実験心理学について学んでいること。 
履修に必要な知識・能力
実験心理学の知識。 
到達目標
No 観点 詳細
1. 評価観点(未記入)   
2. B:専門的技能   
3. C:汎用的技能   
4. D:態度・志向性   
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 集中講義--詳細は掲示板を参照
第1回:感覚知覚の一般的性質について理解する。心理物理学の基礎的概念である物理量と心理量の違い、順応や閾の概念、感覚器官と脳の役割等を学ぶ。(伊藤)
第2回:感覚知覚の一般的な性質である知覚的体制化を視覚を題材として学ぶ。(金谷)
第3回:視覚における空間の知覚(奥行きの知覚)について理解する(金谷)
第4回:皮膚から受容する感覚として、触覚を学ぶ(金谷)
第5回:「食」において重要な感覚である味覚について学ぶ(金谷)
第6回:明るさと色の見え。光の強度と明るさの関係、光の波長と色の関係等を眼の構造とともに学ぶ。(伊藤)
第7回:錯視のデモンストレーションを通じて視覚の特性を体験的に学習すると共に、対応する脳のメカニズムについて理解を深める。(伊藤)

第5回と第7回に、金谷担当分と伊藤担当分のテストをそれぞれ行います。 
◯ 
   
2. 第8-9回:音と聴覚。「音」とは何であり、我々の日常生活にどのように関わるかを論ずる。さらに、聴覚システムがどのように進化し、我々の日常生活の中でどのような役割を果たしているかを考察する。(上田) 
◯ 
   
3. 第10回:嗅覚。化学物質を検出し神経符号化することで始まる、嗅覚の感覚について述べるとともに、その測定法などを説明する。(白石) 
◯ 
   
4. 第11回:知覚と注意。知覚における注意の役割について考察する。(上田) 
◯ 
   
5. 第12回:知覚と記憶。知覚における記憶の役割について考察する。(上田) 
◯ 
   
6. 第13回:対象の再認。視覚と聴覚において、対象を再認する過程について考察する。 (上田) 
◯ 
   
7. 第14回:知覚と脳科学。神経生理学の立場から知覚について解説する。主として英語による授業を行う。(レメイン) 
◯ 
   
授業以外での学習にあたって
テキスト
大学生協購買部にて実費で頒布する。受講時に必ず持参すること。 
参考書
授業資料
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
50% 
 
◎ 
 
 
 
 
 
 
 
50% 
成績評価基準に関わる補足事項
担当教官ごとに成績評価を行い、合計点を最終成績とする。テストの際には、指定したテキストと自筆のノートのみ持ち込みを認める。具体的な評価の方法については各教官から授業中に説明する。担当教員ごとに成績評価を行い、合計点を最終成績とする。試験の日程は予告する。ただし、集中講義に関しては、授業中のきりのよい時間帯に、試験を行う場合がある。やむを得ない事情により、試験を受験できなかった場合には、2~3日以内に担当教員に欠席理由を記した文書(正式な診断書等であることが望ましい:コピーでもよい)を添えて届け出ること。正当な理由による欠席と認められれば、代わりとなる口頭試験を受験することができる(持ち込み不可)。
 レポートに関して、他人のレポート、インターネット上の記事などを盗用した場合には、定期試験等における不正行為と同等のものとして扱う。 
ルーブリック
学習相談
随時受付ける。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
非常に悪い成績で単位を取る(あるいは取れない)学生が毎年いる。特に、答案にテキストの見当違いの箇所をひき写したり、関係のない話題で答案用紙を埋めたりする例が目立つ。知覚心理学の内容は、一見常識で理解できそうに見えるが、日常の言葉を、日常とは異なる意味で用いる場合もあり、注意が必要である。各自が授業に出席し、授業内容を消化しなければ、よい成績にはならないことを、心に留めていただきたい。 
更新日付 2016-04-01 21:40:38.248


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