授業概要
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デザイン思考は、米国のデザインコンサル企業IDEO(アイデオ)社によって提唱され,世界に広がったイノベーション創出手法で、人間中心に考え、課題発見からコンセプトを創造し、問題解決を図る発想法である。本授業は、具体的かつ現実的な社会的課題を対象に、デザイン思考の手法を活用して、活用可能な実践的解決のビジネス創出を目指すものであり、基礎編的位置づけの「デザイン思考」授業の上級編である。IDEO東京オフィスからメンバーを迎えて運営、ユーザー観察、ブレインストーミング、プロトタイピング等、デザイン思考の手法と文化を学ぶとともに、最終段階でビジネス化のプロセス学習と発表機会を提供する。全学から学部生、大学院生の履修者を募集し、社会人の参加も得て9月下旬に4日間のワークショップ形式の集中講義を行う。また10月に事業会社、ベンチャーキャピタル等を招いて、ビジネスプラン発表会を行う。芸術工学府と共同開講。
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“Design Thinking” is originated by IDEO, design consulting firm in US. It is well known as the innovation creation methodology and culture for not only designers, but also business people. This class invites some designers from DEO Tokyo for 2 days to facilitate the class using their original design thinking way. Theme of the class to discuss is social issues. In the last 3years, some issues, such as “Aging” were provided from Fukuoka City government. In this year, the theme of this year is “Recovery and Rebuilding from Disaster”. After the big earthquake in Kumamoto, this issue is more important for us, Kyushu people. Students learn how to create new solution or business plan in this class.
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キーワード
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人間中心、プロトタイピング、イノベーション、アントレプレナーシップ、インクルーシブデザイン
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授業形態 (項目)
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授業形態 (内容)
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使用する教材等
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履修条件等
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原則として講義全てに参加できることを要件とする。また、QREC科目「デザイン思考」を受講していることが望ましい。
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履修に必要な知識・能力
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アイデオ社からのゲスト講師を迎え、講義は英語を交えて実施されるので、日常会話程度の英語が理解できることが望ましい。
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到達目標
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No
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観点
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詳細
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1.
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A:知識・理解
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2.
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B:専門的技能
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3.
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C:汎用的技能
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4.
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D:態度・志向性
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5.
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授業目的
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社会における新たな価値の具体的実現のためには、アントレプレナーシップと同時に、課題発見からアイデア創出→プロトタイピング→評価→ビジネス化にいたるプロセス技法が必要である。本講義では、優れた技法として注目を集める「デザイン思考」を学ぶとともに、ビジネス化手法の基礎を伝授し、受講者のイノベーション実現能力向上を目指す。
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6.
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到達目標
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デザイン思考には、人・もの・環境・事柄相互の関係を読み解く能力が求められるため、日常的に関係の成り立ちと状態における不具合や課題を見つけだす観察力、そして多角的に関係を再構築する洞察力と創造力の習得が目標。
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授業計画
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No
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進度・内容・行動目標
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講義
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演習・その他
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授業時間外学習
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1.
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下記内容をIDEOメンバーと本学教員を講師として、9月に4日間の集中講義で行う。また成果報告会を10月に半日の予定で行う。 テーマ:「防災」 日程:9/8(木)、9/15(木)、9/16(金)、9/24(土) 以上は原則として9時〜18時(9/15は現地観察のため8時〜19時)。この他最終報告会を10/15(午後)に行う(13時〜18時予定)。 場所:ワークショップは九州大学大橋キャンパスサテライト(ルネット)。フィールド調査として、バスにて熊本の震災被災地訪問予定。
(内容) ・イントロダクション ・デザイン思考 講義 ・観察(ユーザー調査) ・アイデア展開(拡散から収束へ) ・プロトタイピング ・実現化プロセス ・プレゼンテーション ・評価 ・振り返りとまとめ ・ビジネス化演習 ・成果発表会
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授業以外での学習にあたって
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テキスト
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参考書
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「発想する会社」(早川書房)、「クリエイティブ・マインドセット」(日経BP社)
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授業資料
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成績評価
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成績評価基準に関わる補足事項
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出席を重視する。 また授業終了時にレポート提出を求める。 なお成績は後期として登録される。
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ルーブリック
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学習相談
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添付ファイル
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授業担当者の実務経験有無
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授業担当者の実務経験内容
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その他
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谷川 徹教授 連絡先: 092-802-6068 tanigawa@qrec.kyushu-u.ac.jp
学部の高年次基幹教養科目として提供されるが、大半の学府でも単位認定されるので、大学院生の積極的な参加を奨励する。詳細は各学府の教務課で確認のこと。 但し統合新領域学府の学生が履修を希望する場合は、指導教員の事前許可が必要となる。
本授業は芸術工学府、芸術工学部との連携授業であり(同学府・学部での科目名は「ストラテジック・デザインストラテジー」)、原則として芸術工学府・学部より20名、その他全学より20名、また社会人若干名の参加を得て実施される。
履修希望者*の募集は、7月中旬以降に全学一斉メールとQRECのホームページ上で行い、履修受付もQRECホームページ上で行うので注意すること。なお希望者多数の場合は多様性を前提として選考を行う。
なお、本授業は文部科学省EDGEプログラムの支援を受けてとして実施される。
*芸術工学府、芸術工学部の学生で、学部高年次基幹教養科目としての受講でなく、同学府・学部の専門科目として受講する学生の履修登録受付は、芸術工学府、学部の教務課が窓口となる。
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更新日付
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2016-09-19 10:39:33.393
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