シラバス参照

講義科目名 課題協学A 
科目ナンバリングコード KED-ICL1111J 
講義題目
授業科目区分 課題協学科目 Interdisciplinary Collaborative Learning of Social Issues 
開講年度 2016 
開講学期 前期 
曜日時限 前期 木曜日 3時限
前期 木曜日 4時限
必修選択  
単位数 2.5 
担当教員

斎藤 新悟

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年  
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 2107, 2201, 2202, 2406(合同) 
その他
(自由記述欄)
【複数担当教員】岡 幸江、仁田坂 英二 



授業概要
この科目では専門分野の異なる3名の教員が一つのクラスを担当し、各々異なった視点から、教室テーマに沿い、かつ、グループ学習に適した題材(協学課題)を提供します。授業ではみなさんが協学課題を考えるために必要となる講義に加えて個人演習やグループ作業を実施し、幅広い視野をもって問題を発見する姿勢や問題の解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力を養うことを目的としています。 
In this subject, three professors with different areas of expertize take turns in teaching the three classes. Each professor presents cooperation challenges from his or her point of view related to the classroom theme they provide. In addition to listening to a lecture that helps them to understand the cooperation challenges, students do individualized tasks and group works as well. This subject aims to cultivate a positive attitude to discovering problems from a wide perspective, resoluteness and skills to continue learning to solve the problems, and the ability to cooperate with others with different specialties. 
キーワード
協学課題(1) 人のつながり(担当:岡 幸江):
相互学習、暮らし、葛藤

協学課題(2) 生き物のつながり(担当:仁田坂 英二):
生存戦略、ゲノム、進化、生殖

協学課題(3) 点のつながり(担当:斎藤 新悟):
位相幾何学、グラフ、Eulerの多面体定理、4色定理 
授業形態
(項目)
授業形態
(内容)
使用する教材等
履修条件等
特になし 
履修に必要な知識・能力
特にないが、以下のような姿勢で取り組むのが望ましい。







・図書やインターネットを活用して情報を収集する







・他者と協力して建設的に意見を交換する







・さまざまな社会問題に広く関心を持つ 
到達目標
No 観点 詳細
1. A協学課題の理解力  成果物を作成するために、適切に課題の趣旨を理解することができる。 
2. B協学課題の分析力  成果物を作成するために、適切に課題の内容を分析することができる。 
3. C到達解の表現力  成果物を作成するために、適切に自分の考えを表現することができる。 
4. D協働作業への貢献  ・マナーを持ってグループ活動に参加できる。







・他者と協力し、定められた時間を有効に利用して活動できる。 
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. この授業は基本課題「知識を考える」に基づいて構成されており、課題協学Aに属しています。
教室テーマは「つながりを知る」であり、次の3つの協学課題、
(1) 人のつながり(担当:岡 幸江)
(2) 生き物のつながり(担当:仁田坂 英二)
(3) 点のつながり(担当:斎藤 新悟)
について授業を進めます。 
◯ 
グループ作業   
2. ■協学課題(1) 人のつながり(担当:岡 幸江)
「学ぶ」という事象を、「何を学ぶか」という内容からではなく、学習者個々人の葛藤とそれをのりこえる環境との出会いの模索、という視点から見ていくと、どんな新たな学びの世界が広がってみえてくるでしょうか。本講義では、「相互学習」に基づく学習像の探究を基本とする社会教育学の観点に基づき、実感的に学び観の転換をはかることを目的としています。学生みなさんと同じ地域に生きる大人たちまたは同世代の方に登壇いただき、彼らの「相互学習」を見極めつつ、みなさんにとっては「他者」であるそのかたがたとの相互学習、そしてクラスのみなさん同士の「相互学習」の生成を促しながら、自分たちなりのテーマの探究と、そこでの学習のありかたを見つめていくことを目指します。

【第1週】
○前半
・「私が学んだとき」について考える
○後半
・「地域で生きる」へのまなざし

【第2週】
○前半
・ゲストスピーカーのお話
○後半
・ゲストスピーカーを交えてやりとり

【第3週】
○前半
・感想を読んで感じたことを、シートに記入するとともに、深めてみたいテーマを考える
○後半
・テーマ別グループ活動

【第4週】
○前半
・発表最終準備
・グループ発表
○後半
・ポスター発表形式によるシェア
・グループふりかえり 
◯ 
グループ作業  特になし 
3. ■協学課題(2) 生き物のつながり(担当:仁田坂 英二)
ヒトも含めたどの生物も単独では生きていくことができない。繁殖するためのパートナーとして、エネルギーを得るための餌として他の個体を利用する等、様々な生物間の関係性(つながり)が知られている。この課題協学では、生き物の様々なつながりの中で、なぜそのような特殊な現象が存在するのか理解することが難しいいくつかの事例を取り上げ、生物の生存戦略をより深く理解する契機にしたい。例えば、温度性決定、単為生殖、ゲノムの刷り込み、托卵、擬態、鳥の渡り、島嶼矮化などの現象が進化の過程で偶然生じ、維持されている理由をグループワークで考えてみよう。

【第1週】
○前半
・協学課題の概要説明
・アイディアの抽出法の説明、グループ分け
・wikiの操作法の説明
○後半
・生き物のつながりの中で存在理由の説明が難しい、不思議に思っている現象についてグループごとにアイディア抽出、3つのテーマに絞る。
・テーマ1について説明、ヒントの提示
・テーマ1についてグループごとに調査

【第2週】
○前半
・テーマ2について説明、ヒントの提示
・テーマ2についてグループごとに調査
○後半
・テーマ3について説明、ヒントの提示
・テーマ3についてグループごとに調査

【第3週】
○前半
・他グループページの内容についてコメント
・発表用資料の作成方法の説明
○後半
・発表用資料のまとめ

【第4週】
○前半
・発表、採点
○後半
・採点結果の発表
・まとめ、総合討論 
◯ 
グループ作業  【第1週】
・自己紹介ページが完成していない場合はwikiに入力
・担当分の調査が完了していない場合は調査し、wikiに記入
【第2週】
・担当分の調査が完了していない場合は調査し、wikiに記入
【第3週】
・発表用資料が完成していない場合は作成
【第4週】
・発表会の意見や他のグループの発表に基づきwikiを修正 
4. ■協学課題(3) 点のつながり(担当:斎藤 新悟)
図形は点の集まりと捉えることができます。この点たちのつながり具合を表す概念を位相といい,位相に着目して図形を考える学問を位相幾何学(トポロジー)といいます。この授業では,実際に図を描いたり立体に触れたりすることで,発見的な過程をたどりつつ位相幾何学の一端に触れていきます。

【第1週】
○前半
・協学課題の概要説明
・握手の補題
○後半
・Spernerの補題

【第2週】
○前半
・正多面体・サッカーボールを作り、頂点・辺・面の数を数える
・ビーチボール・浮き輪を三角形分割し、頂点・辺・面の数を数える
○後半
・Eulerの多面体定理

【第3週】
○前半
・平面グラフ
・正多面体が5種類しかないこと
○後半
・4色定理

【第4週】
○前半
・Mobiusの帯を半分に切る
○後半
・教場レポート 
◯ 
グループ作業  特になし 
授業以外での学習にあたって
宿題の結果を題材にして個人演習やグループ討論を進めることがしばしばあるため、宿題を忘れないようにすること(宿題を忘れるとグループの他のメンバーにも迷惑をかけてしまうことを肝に銘じておく)。 
テキスト
参考書
授業資料
協学課題(1) 人のつながり(担当:岡 幸江):
特になし。

協学課題(2) 生き物のつながり(担当:仁田坂 英二):
専用ウィキページに掲載。

協学課題(3) 点のつながり(担当:斎藤 新悟):
特になし。 
成績評価
評価方法・観点 観点No.1 観点No.2 観点No.3 観点No.4 観点No.5 観点No.6 観点No.7 観点No.8 備考(欠格条件・割合)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◯ 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
 
30% 
 
 
 
◯ 
◯ 
 
 
 
 
20% 
 
◯ 
◯ 
 
◎ 
 
 
 
 
50% 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述1) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述2) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その他(自由記述3) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
ルーブリック
学習相談
担当教員に適宜電子メール等で連絡すること。 
添付ファイル
授業担当者の実務経験有無
授業担当者の実務経験内容
その他
グループ討論の形式にどうしてもなじめない学生は早目に担当教員へ申し出てください。 
更新日付 2016-04-08 18:27:34.16


PAGE TOP