授業概要
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様々な立場や位相から論じられる「東アジア共同体」の議論に着眼し、(その是非を拙速に判断するのではなく)どのような論理的前提や論証の過程においてそれぞれの議論が展開されているのかを主として国際政治学/国際関係論の視座から学修します。主として想定している論点は以下の3点です。 1.地域主義の論理 「東アジア共同体」論が地域主義論としてどのような論理や構想を提起し、そこにはどのような傾向があるのか 2.地域主義の形成 地域主義の論理が、現実の国際関係においてどのように政策や制度の次元で形成されているのか 3.地域主義の規範 「東アジア共同体」という地域主義のかたちにはどのような意義と限界があり、どういった「価値」を形づくっているのか 4.地域主義と市民社会 「東アジア」の地域主義が形成されていく中で市民社会の役割はどのいうなものか。日本・韓国・台湾・中国・ASEANなどの事例にはどのような共通点と相違点があるか。
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キーワード
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東アジア共同体、地域主義、市民社会、APEC、ASEAN、TPP
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履修条件等
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履修に必要な知識・能力
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到達目標
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No
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観点
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詳細
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1.
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地域主義の論理
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「東アジア共同体」論が地域主義論としてどのような論理や構想を提起し、そこにはどのような傾向があるのかを理解している。
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2.
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地域主義の形成
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地域主義の論理が、現実の国際関係においてどのように政策や制度の次元で形成されているのかを理解している。
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3.
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地域主義の規範
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「東アジア共同体」という地域主義のかたちにはどのような意義と限界があり、どういった「価値」を形づくっているのかを理解している。
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授業計画
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No
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進度・内容・行動目標
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講義
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演習・その他
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授業時間外学習
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1.
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国際関係論と地域主義
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◯
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2.
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経済的地域化と政治的地域主義
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◯
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3.
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開かれた地域主義とアジア太平洋経済協力(APEC)
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◯
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4.
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ASEAN+3と東アジア・サミット
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◯
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5.
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ASEAN地域フォーラム(ARF)と安全保障共同体
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◯
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6.
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環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)とアメリカの再均衡政策
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◯
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7.
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地域主義の規範―歴史主義と機能主義
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◯
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8.
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東アジア共同体と日本
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◯
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9.
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東アジアの市民社会
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◯
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10.
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ASEANの市民社会
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◯
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11.
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日本の市民社会
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◯
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12.
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韓国・台湾の市民社会
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◯
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13.
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中国・沖縄の市民社会
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◯
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14.
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福岡市のNGOと国際交流
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◯
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授業以外での学習にあたって
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レジュメや資料を講義またはWeb学習システムを通じて配布しますので、必ず復習をしてください。
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テキスト
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大賀哲『北東アジアの市民社会』国際書院、2013年。
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参考書
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授業資料
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成績評価
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評価方法・観点
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観点No.1
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観点No.2
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観点No.3
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観点No.4
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観点No.5
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観点No.6
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観点No.7
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観点No.8
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備考(欠格条件・割合)
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学期末試験
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小テスト
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◎
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下記参照。
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レポート
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◎
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下記参照
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発表(プレゼン・スピーチ)
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授業への貢献度
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作品
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出席
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成績評価基準に関わる補足事項
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以下の各項目を総合的に判断して評価します。 ①確認テスト(30%×2回)選択・短答式+論述(Web学習システムで受験する形式) ②期末レポート(40%)3000~5000字程度
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ルーブリック
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学習相談
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随時。メール(toga★law.kyushu-u.ac.jp ★を@に変えてください)での相談も受け付けます。
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その他
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更新日付
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2015/10/04 11:30
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