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講義科目名 先端エネルギーシステム学特論Ⅲ 
講義題目
授業科目区分 専攻授業科目又は関連授業科目(major courses or related courses) 
開講年度 2016 
開講学期 前期集中 
曜日時限 後期集中 その他 その他
必修選択 学府要項を確認のこと。(refer to the Guidelines for IGSES) 
単位数 1.0 
担当教員

福田 祐仁

開講学部・学府 総合理工学府 
対象学部等 総合理工学府(IGSES) 
対象学年 修士課程(Master’s Program) 
開講地区 筑紫地区
その他
(自由記述欄)



履修条件
授業概要
高強度レーザーと物質の相互作用によって作り出される相対論プラズマから発生する量子ビーム(X線、γ線、電子ビーム、イオンビームなど)は、次世代のビーム源として、 医療・産業分野への応用が期待されている。また、プラズマ中でのレーザー光の自己収束、及び、これに起因する特異な電磁場構造形成といった現象は、超新星残骸の構造形成や粒子加速といった宇宙・天体現象とも関連している。本講義では、この比較的新し い研究分野である「高強度場科学」を理解するための基礎事項について解説する。 
Ion acceleration using the laser-dvriven relativistic plasmas, featured by its huge accelerating electric field gradient and short pulse length, has been one of the most active areas of research during the last several years. This is because ion beams generated from such compact sources can be employed in a broad range of applications in cancer therapy, isotope preparation for medical applications6, proton radiography, and controlled thermonuclear fusion. Various nonlinear phonomena occurring in the relativistic plasmas such as strong electromagnetic field formations and shock waves are related to those observed in astrophysics. In this lecture, fundamental aspects of this new research area "high field science" are reviwed. 
全体の教育目標
強いレーザー光と物質(原子、分子、固体、プラズマなど)との相互作用について、その素過程を正しく理解することを目標とする。 
個別の教育目標
身の回りで光が関与する現象について理解する。レーザー発振の原理について理解する。光(=レーザー光)が物質に吸収される過程について理解する。弱い光と強い光と が物質と相互作用する際における、両者の相違点を理解する。強い光が物質中を伝搬する現象について理解する。強い光の伝搬プロセスにおいて物質中で相対論電子が発生する現象(=相対論プラズマの生成)について理解する。 
授業計画
第1回:高強度レーザーー科学の背景
第2回:レーザーの基礎
第3回:レーザーと原子の相互作用
第4回:プラズマの基礎
第5回:レーザープラズマ相互作用
第6回:プラズマの構造形成
第7回:高強度場科学の最前線 
キーワード
高強度レーザー、プラズマ、光吸収、光圧、トンネルイオン化、衝突イオン化、ポンデロモーティブエネルギー 
授業の進め方
講義形式。 
テキスト
特になし。毎回、講義資料を配布。 
参考書
適宜指示する。 
学習相談
特に日時は指定しない。メール等で連絡して日時を事前相談すること。 
試験/成績評価の方法等
出席状況と課題レポートによる総合評価。 
その他
添付ファイル
更新日付 2016-04-13 15:06:08.574


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