授業科目の概要
科目名称		コンピュータシステム入門
科目ナンバリング・コード		KED-ASC2921J
担当教員		陳　オリビア
更新日付		2025-04-03 03:04:10.658
授業科目区分		高年次基幹教育科目
学部カテゴリ		基幹教育科目
使用言語		日本語（J）
対象学部等
対象学年		２年生以上
必修選択
単位数		2
開講年度		2025
開講学期		前期集中
曜日時限		前期集中 その他 その他
教室
開講地区		伊都地区

授業科目の目的・目標・履修条件について
授業科目の目的（日本語）		本講義では、非理工系の学生も対象に、コンピュータシステムの基本構造と応用を学び、多様な分野で情報技術を活用できる基礎力の習得を目指す。CPUやメモリなどのハードウェア構成、二進数による情報表現、デジタル回路の基礎を理解し、コンピュータの動作原理を把握する。さらに、半導体技術とチップ設計に触れ、性能評価の視点からシステムの効率を考察する。また、オペレーティングシステムの基本概念を学び、簡単なLinux操作を体験する。最後に、AI、IoT、量子計算などの次世代技術にも触れ、理論と実践の両面から総合的な理解を深める。
授業科目の目的（英語）		In this course, we aim to teach the basic structure and applications of computer systems to students, including those from non-STEM fields, with the goal of acquiring foundational skills to utilize information technology across diverse disciplines. Students will learn about hardware components such as CPUs and memory, understand information representation through binary numbers, and grasp the basics of digital circuits to comprehend how computers operate. Additionally, the course will touch on semiconductor technology and chip design, examining system efficiency from the perspective of performance evaluation. Students will also learn the fundamental concepts of operating systems and gain hands-on experience with basic Linux operations. Finally, the course will introduce next-generation technologies such as AI, IoT, and quantum computing, fostering a comprehensive understanding through both theory and practice.
※ 学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標（評価の観点） 主     従
※学修目標と授業科目の結びつきの強さ
カリキュラム・マップ
ルーブリック
授業科目の実施方法について
授業の方法		講義 演習
教授・学習法		一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業		対面授業の形で実施する
Moodleコース情報		コース設定あり Moodleトップ画面（https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php）
使用する教材		スライド資料
教材の配布方法		Moodle/B QUBE
テキスト
授業計画		授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。 1単位あたりの学修時間（45時間）の内訳（目安） （講義・演習の場合）授業内学修15時間、事前・事後学修30時間 （実験、実習および実技の場合）授業内学修30～45時間、事前・事後学修0～15時間
授業のテーマ 授業の内容（90分授業＝2時間） 事前/事後学修の内容 1 イントロダクション  • 講義の概要 • コンピュータの構成（CPU、メモリ、I/Oデバイス）と基本的な動作原理  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  2 情報の表現とデータ構造  • 2進数・16進数の基礎：基本的な数値の変換方法 • 文字データの表現（ASCII、Unicode）と画像の表現 • 情報圧縮の基礎（ZIP、JPEGなどの例を使った解説）  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  3 デジタル回路の基礎と応用（1）  • 半導体基礎とトランジスタ • 論理ゲート（AND、OR、NOT）の動作と簡単な真理値表  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  4 デジタル回路の基礎と応用（2）  • 組み合わせ回路（加算器などの簡単な例）と順序回路の基本 • フリップフロップの紹介とデータ記憶の仕組み  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  5 コンピュータアーキテクチャと性能評価（1）  • コンピュータアーキテクチャ • 半導体技術とチップ設計  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  6 コンピュータアーキテクチャと性能評価（2）  • コンピュータ性能評価（性能指標、チップ設計が性能に与える影響の事例分析）  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  7 オペレーティングシステム（OS）の役割と仕組み（1）  • プロセス管理とメモリ管理の概要（簡単な実例を含む） • OSの機能：ファイルシステムとユーザーインターフェース  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  8 オペレーティングシステム（OS）の役割と仕組み（2）  • シンプルなコマンド操作演習（Linuxの基本コマンドなど）  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う  9 未来のコンピュータ技術と応用の展望  •　AIコンピューティングとIoT •　量子コンピュータ  スライドやテキスト/参考書を参照し、授業内容の予習・復習を行う
備考		講義資料はMoodleで配布する。
授業科目の成績評価の方法について
授業科目に関する学習相談について
担当教員による学習相談		学習相談は随時受け付けます。担当教員に授業の際や電子メール(olivia.chen@cpc.ait.kyushu-u.ac.jp)等で相談してください。 ・授業に関わる活動に困難を感じた際には、できるだけ早く担当教員に相談してください。
合理的配慮について		障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。 ＜相談窓口＞ キャンパスライフ・健康支援センター　インクルージョン支援推進室（伊都地区センター１号館１階） （電話：092-802-5859　E-mail：inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp）
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP		https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html