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授業科目の概要

科目名称 九州大学の宇宙戦略B 
講義題目
九州大学の宇宙戦略B 
科目ナンバリング・コード KED-GES1221J 
担当教員

楢木野 宏

更新日付 2025-03-29 15:34:45.694
授業科目区分 総合科目 
学部カテゴリ 基幹教育科目 
使用言語 日本語(J) 
対象学部等  
対象学年 全学年 
必修選択  
単位数
開講年度 2025 
開講学期 秋学期 
曜日時限 秋学期 水曜日 4時限
教室  
開講地区 伊都地区
授業科目に関する特筆事項
・学外で世界的に活躍する専門講師による講義および実習あり
・オムニバス形式で行う 



授業科目の目的・目標・履修条件について

授業科目の目的(日本語)
人工衛星開発に関わる基礎的な知識から、実際の衛星測器開発やシステムの組み立てやレギュレーション等の専門的知見、さらに衛星開発の背景と現状について総合的に学ぶ場を提供する。夏・秋学期開講の初学編(A)と深堀編(B)、夏季休暇中の実践編(C)で構成され、履修者の興味および知識レベルで柔軟に履修することで、俯瞰的に人工衛星開発を理解し、実践に活かせる宇宙技術人材の育成を目的とする。九州大学の宇宙戦略A(初学編)では、人工衛星開発の各構成について学ぶ。九州大学の宇宙戦略B(深堀編)では、人工衛星開発の推進に必要な知見を総合的に学ぶ。 
授業科目の目的(英語)
This course will provide essential knowledge of satellite development, actual satellite instrumentation development, expertise in system assembly and regulation, and background and current status of satellite development. The course consists of an introductory part (A) in the summer semester, an in-depth part (B) in the fall semester, and a practical part (C) during the summer vacation. The objective is to develop human resources in space technology who can flexibly take courses based on their interests and knowledge level, gain a comprehensive understanding of satellite development, and apply their knowledge in practice. In Kyushu University's Space Strategy A (initial study), students learn about each component of satellite development. In Kyushu University's Space Strategy B (in-depth study), students learn comprehensively about the knowledge required to promote satellite development. 
キーワード
宇宙開発ロードマップ、アントレプレナーシップ、宇宙情報処理、半導体センシング 
履修条件
受講希望者が多数である場合、人数調整を行うことがある。履修登録確認・修正期間で、新たに履修登録することを認めない。 
学位プログラムの学修目標 授業科目の到達目標(評価の観点)
  人工衛星開発における最新の機器デバイスや情報処理を理解し、それにともなうアントレプレナーシップや科学技術社会論を概説できる。 
   

※学修目標と授業科目の結びつきの強さ

カリキュラム・マップ  
ルーブリック

授業科目の実施方法について

授業の方法
講義
教授・学習法
一方向性の知識伝達型の教授・学習法
遠隔授業
対面授業の形で実施する
Moodleコース情報
コース設定あり
Moodleトップ画面(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/index.php)
使用する教材
板書
スライド資料
映像・音声資料(字幕なし)
教材の配布方法
Moodle/B QUBE
テキスト
各回で使用するスライドをMoodleにアップロードする場合がある。 
参考書等
「宇宙探査機はるかなる旅路へ: 宇宙ミッションをいかに実現するか」化学同人、 山川 宏 (著)https://www.kagakudojin.co.jp/book/b112639.html 
授業計画 授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。
1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安)
(講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間
(実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
授業のテーマ 授業の内容(90分授業=2時間) 事前/事後学修の内容
1 人工衛星工学[担当:花田]  人工衛星の構成要素ならびに全体システムの設計・評価手法について概要を授業する。  レポート課題 
2 衛星運用のための地上システムおよび関連法規制[担当:倉原]  人工衛星の運用に必要な地上システムについて概説するとともに、衛星運用に関連する法規制、特に周波数調整と無線免許について実例を交えて紹介をする。  講師より連絡 
3 宇宙とアントレプレナーシップ[担当:金子]  宇宙というテーマを軸に、どのような社会的インパクトや社会的価値を生み出せるのか、その可能性について共に考える。  事前課題:講義動画の視聴 + レポート 
4 衛星観測技術と科学技術社会論[担当:小林(俊)]  科学技術社会論とは現代社会における科学技術と社会との接点で発生する諸課題を考える学問分野です。最近はELSI(科学技術の「倫理的法的社会的側面」を考える取組みのことです)という言葉でも知られるようになっています。衛星観測技術が社会に及ぼす側面について考えるために、先ず科学技術社会論のものの見方について講義いたします。  事後課題:レポート 
5 情報通信技術(ソフトウェア)[担当:小林(泰)]  情報通信技術のソフトウェアとして、主にOS,計算機言語などの基礎を対象にして、特に信頼性や可用性・不確定性対応を概説する。  レポート課題 
6 宇宙応用における電子回路[担当:服部]  温度、振動、放射線などの厳しい宇宙環境条件が電子回路にどのような影響を与えるかを考え、どのような対策がデバイス、回路、モジュールに必要かを講義する。  Moodle上で選択問題 
7 光センシングの基礎と宇宙における適用[担当:吉武]  受光素子の基礎原理と宇宙で用いる場合に必要となる素子の性質を、実例を含めて講義する。  レポート課題、提出サイトを別途準備 
8 電気化学センシング[担当:楢木野]  電気化学センシングの基礎および電極材料に着目した応用事例について講義する。  レポート課題、Moodle上で提出 

授業科目の成績評価の方法について

レポート
各回担当者が創案した課題(レポート、論述、選択師形式等)で100点満点で採点。 
出席
3回以上欠席した者は単位を取得できない。 

授業科目に関する学習相談について

担当教員による学習相談
随時、メールで受け付けます。 
合理的配慮について
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html 


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