授業科目の目的・目標・履修条件について
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授業科目の目的(日本語)
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キャリアは累積的に形成されるものであるが、その基盤となるのが教育である。どのような教育を受けるか、どのような学校に進学するか等の選択は、一見個人的な事柄に見えるが、きわめて社会的な事象であり、その社会のジェンダー規範が埋め込まれやすい。 本授業では、就学前教育から高等教育段階までを射程に入れ、いつ、どこで、だれが、なにを、どれだけ、どのように、学んでいるか、をジェンダー視点で検討する。戦前から現在までを概観し、ジェンダー平等が推進される中で性別によらない主体的キャリア形成の一助となることをめざす。
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授業科目の目的(英語)
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Careers are formed cumulatively, and education is the foundation. Choices such as what kind of education to receive or what kind of school to attend may seem at first glance to be personal matters, but they are extremely social phenomena, and the gender norms of that society are likely to be embedded in them. This class covers the period from preschool to higher education, and examines the when, where, who, what, how much, and how of learning from a gender perspective. We aim to provide an overview of the period from before World War II to the present, and to help you develop your career independently, regardless of gender.
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キーワード
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※
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学位プログラムの学修目標
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授業科目の到達目標(評価の観点)
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主
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1KED-GES20:A-1. (主体的な学び)深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。 1KED-GES20:A-2. (協働)多様な知の交流を行い、他者と協働し問題解決にあたることができる。
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従
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※学修目標と授業科目の結びつきの強さ
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カリキュラム・マップ
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ルーブリック
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授業科目の実施方法について
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授業の方法
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教授・学習法
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一方向性の知識伝達型の教授・学習法
グループ・ディスカッション
グループワーク・ペアワーク
プレゼンテーション
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遠隔授業
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Moodleコース情報
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使用する教材
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教材の配布方法
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テキスト
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河野銀子・藤田由美子編著『新版 教育社会とジェンダー』(学文社)
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授業計画
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授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。 1単位あたりの学修時間(45時間)の内訳(目安) (講義・演習の場合)授業内学修15時間、事前・事後学修30時間 (実験、実習および実技の場合)授業内学修30~45時間、事前・事後学修0~15時間
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授業のテーマ
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授業の内容(90分授業=2時間)
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事前/事後学修の内容
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1
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イントロダクション
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・授業の進行方法と参加方法の確認 ・受講者間
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・100秒で自己紹介を考えておく。 ・振り返り。
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2
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幼児期とジェンダー
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おもに就学前の子どもの社会化に焦点をあて、どのようなジェンダー問題があるか、予習や講義を踏まえ議論する。
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・1,2章の予習。 ・振り返り。
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3
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性的指向と性自認
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性的マイノリティが学校で抱えている困難やその支援について講義の後、グループで議論する。
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・3章の予習。 ・振り返り。
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4
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カリキュラム
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学校教育をジェンダー視点で分析する方法とその知見を共有し、各自の経験をグループで共有する。
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・4,5章の予習。 ・振り返り。
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5
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地域からジェンダー平等
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オンライン
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視聴コメント
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6
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進路選択
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主として高卒後の進路選択におけるジェンダーギャップの現状とその背景を検討し、問題点を議論する。
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・8章の予習。 ・振り返り。
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7
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文理選択・大学入試
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高校における文理選択および大学入試において、ジェンダーギャップが生じる構造的要因を議論する。
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・9,10章の予習。 ・振り返り。
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8
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キャリア形成と大学教育
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これまでの授業における学びを踏まえ、各自のキャリア展望とそのために大学で必要な学びについて発表する。
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・全体の振り返り。
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備考
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テキストは5刷を入手することが望ましいです(最新情報に更新されているため)。
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授業科目の成績評価の方法について
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定期試験
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期末テスト(学習内容の定着を測る内容で、事前に出題内容に関するアナウンスを行います)。(50%)
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小テスト
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レポート
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授業への貢献度
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備考
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授業科目に関する学習相談について
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担当教員による学習相談
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合理的配慮について
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障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行った上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
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修学上の合理的配慮の流れに関する部局HP
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https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/campus_life/support.html
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